Japan
サイト内の現在位置を表示しています。
アクセスランキング
2019年下半期でアクセス上位の論文
NECは未来の社会として、デジタル技術が社会のすみずみまで浸透した社会の姿「Digital Inclusion」を掲げました。技術による社会課題の解決を目指すには、技術が社会に受け入れられることが重要になります。特に、AI・生体認証など最先端技術は、人々の理解と納得のもとで活用されていかなければなりません。そのようななか、2019年10月~2020年3月までの間に、アクセス数の多かった10論文をご紹介します。
高い安全性と環境に対応した 大容量リチウムイオン二次電池
リチウムイオン二次電池は、カドミウム・鉛・水銀などの環境規制物質を使用しない、地球環境にやさしい電池です。また、近年の地球温暖化をはじめとする環境問題への関心の高まりに伴い、今後急速な普及が見込まれている電気自動車やハイブリッド自動車用途のほか、風力や太陽光発電システムの電力貯蔵用(ストレージ)として注目され、開発が進められています。本稿では、弊社がラインアップする大容量タイプ及び高出力タイプのラミネート電池セルと、これら電池セルを用いた標準電池パック、標準電池モジュールを紹介します。大容量タイプは、主に電力型のUPS(無停電電源装置)、大型機器のバックアップ電源、自然エネルギー(風力、太陽光他)ストレージなど、蓄電系アプリケーションを用途としています。また、高出力タイプは、瞬停回避型のUPS、電動バイク、電動カート、ロボットなどの瞬時の大電流を求められるモータ駆動系アプリケーションなどを主な用途としています。
濱田 清隆・粂内 友一・塩谷 太志・田村 裕明
(NEC技報 Vol.62 No.3 2009年9月 ICTでナビゲートする環境にやさしい社会特集)
圧電アクチュエータの応用
圧電アクチュエータは、高変位精度、高速応答性、高発生力を特徴とするデバイスです。これまで精密位置制御を必要とする産業機械分野で応用が進められてきましたが、近年デジタルカメラや携帯電話などの小型電子機器への応用が急加速で進められています。
パソリンクの製品紹介と トップシェアを獲得した背景
NECの無線通信事業の長い歴史のなかで、90年代後半から無線通信の需要そのものが大きく携帯電話サービスへシフトし、付帯するインフラ製品もコモディティ化が進展して、激しい市場競争が繰り広げられました。そのなかにおいても、パソリンク事業は開発・生産・販売の三位一体の事業遂行を徹底させたことによって飛躍的な成長を遂げ、NECの業績に大きな貢献を果たしています。
川内 徹・家村 隆也・近藤 義知
(NEC技報 Vol.61 No.3 2008年7月 ユニファイドコミュニケーションで進化するUNIVERGE特集/医療特集)
食品メーカーの商品需要予測へのビッグデータ技術活用
食品メーカーの商品の需要は、気候や広告宣伝などの変動要因の影響を受けやすく、予測が非常に困難です。需要予測の不透明さは需給調整へのしわ寄せとなり、物流や生産コストの増加、欠品や過剰在庫、廃棄ロスを招きます。NECは、ビッグデータ技術の1つである異種混合学習技術を商品需要予測に適用し、需要予測の自動化、システム化によるサプライチェーンマネジメントの最適化を実現します。また、販売施策のシミュレーションに機械学習を適用することによって、その効果を最大化し、売上増大に寄与します。
クラウドデータセンターの統合運用を支えるソリューション製品「NetCracker」
企業において経営環境の間断ない変化に対応することが経営課題となっており、その解決策の1つとして、ITシステムの改革が挙げられます。この改革の手段として、ITシステムをサービスとして利用できるクラウドデータセンターの利用が活発になってきています。企業ユーザによるクラウドデータセンターへのニーズはますます増大しており、クラウドデータセンターを提供する通信キャリアには、利用者にタイムリーにサービスを提供する必要があります。本稿では、サービスの早期提供を実現するためのクラウドデータセンターの統合運用管理と、これを支援するソリューション製品「NetCracker」について紹介します。
伊東 一博・西出 俊浩・河上 恵三
(NEC技報 Vol.63 No.2 2010年4月 クラウド特集)
UNIVERGEターミナルシリーズ
UNIVERGE ソリューションを実現する中核となるのがIPテレフォニーサーバ「UNIVERGE SV シリーズ」です。その端末として,多様なユーザニーズに対応する「UNIVERGEターミナル」のラインナップを紹介します。
澤田 龍彦・安間 憲一・鑪 信和・佐藤 亨・勝又 哲也・久富 哲也
(NEC技報 Vol.57 No.5 2004年11月 IT/ネットワーク統合ソリューション「UNIVERGE」特集)
地上デジタル放送用マスター設備の概要
2003年12月1日に始まった地上デジタル放送の多チャンネル放送,多彩なサービス,高度な機能を実現するため,地上デジタル放送用マスターは多くの新規装置とサブシステムにより構築されています。
本稿では地上デジタル放送用マスターの構成と各ブロックごとの特長を中心に,システム概要について述べます。
森川 隆・中村 和彦・相川 正美・橘 高志
(NEC技報 Vol.57 No.4 2004年7月 地上デジタル放送特集)
液浸リソグラフィの開発
65nmロジックから55nmロジック以降への微細化に対応する技術として液浸リソグラフィの開発を行いました。ウェハ上に回路パターンを形成するために用いる露光装置において、従来は空気中であったレンズとウェハの間に水を満たすという液浸リソグラフィを導入することにより、解像力が向上し、より微細なパターン形成が可能となります。これまでに材料開発、露光装置開発、及びプロセスの最適化を行いました。本技術は現在NECセミコンダクターズ山形の300mmウェハ生産ラインにおいて量産適用が行われています。
リモート保守の現状と将来への 取り組み
システムのオープン化と複雑化に伴い、故障時における故障発生装置、問題箇所、ハードウェア/ソフトウェアの特定が困難になってきています。また、安定稼働のためにはシステム全体の運用/管理が必要不可欠であり、構成情報、性能情報、リソース情報などの管理が必須となっています。これらのニーズから、NEC製品に実装されるリモート機能と、TRS(Total Remote Support)インフラを活用したリモート保守の現状と将来への取り組みについて紹介します。
廣上 雅久・深海 浩・高谷 健太郎
(NEC技報 Vol.63 No.3 2010年9月 パブリックセーフティを支える要素技術・ソリューション特集)
リチウムイオン二次電池の長寿命化技術
グリーンイノベーション研究所では、安全で資源量の豊富なマンガン系正極を用いたラミネート型リチウムイオン二次電池(以下、LIB)の長寿命化技術を開発しました。NEC独自電解液添加剤を用いることで、約2万サイクル(1,435日)後も85%の容量を維持しています。これを含む試験結果から、夜間電力の活用を想定したLIB駆動パターンにて寿命予測シミュレーションを行ったところ、容量が初期の半分になるまでの期間は、東京地区で32年と試算されました。それらの活動について紹介します。
川崎 大輔・石川 仁志・須藤 信也・宇津木 功二
(NEC技報 Vol.65 No.1 2012年2月 スマートエネルギー特集)