NEC田んぼ作りプロジェクト
「NEC田んぼ作りプロジェクト」は、NECグループ社員とその家族の環境意識の向上を目的に2004年より認定NPO法人アサザ基金との協働で開始し、「100年後にトキの野生復帰」を目指しています。
稲作からお酒造りまで、一年を通じて体験する自然体験参加型プログラムです。
また、参加者が直接自然に触れ、その素晴らしさを感じ、収穫の悦びを分かち合うことによって「モノ作り」の原点を実感すると共に、NECが有する「IT・ネットワーク技術」を活用して生態系観測や生物多様性保全に貢献する「生態系・生物多様性ソリューション」の開発・実証を目指しています。
お米作りの今と昔を調べてみたよ!
小学1年のときから、「NEC田んぼ作りプロジェクト」に参加してくれている、神奈川県川崎市在住の小学5年生の女の子から、夏休みの自由研究作品が届きました。
5年生になり、授業でお米作りについて勉強し、クラスで育てることになったことがきっかけで、NEC田んぼでの体験がとても役にたち、まとめてくれました。
昔のお米作りは、ほとんどが人の力で行われていて、機械を使うようになって楽にお米作りができるようになったことが分かったそうです。
再生前後の谷津田
約30年間、耕されることなく、人も立ち入らない湿地帯となっていました。
再生した谷津田には、生きものたちが戻り、地元の子どもたちの学びの場にもなっています。
活動内容
- ※不耕起栽培とは、田んぼを耕さずに苗を栽培する方法で、耕すための時間が削減でき、土の掘り返しがないため雑草の繁殖も抑えられます。化学肥料や除草剤・殺虫剤等の農薬を全く使わない生物との共生環境を利用した循環型の農法です。
センサーシステムで観測データを集めています
NEC田んぼには気象観測センサーシステム(製品名:ウェザーバケット)を設置しています。
私たちが植えた稲が、どのような環境で成長しているのか、谷津田に集まってくるたくさんの生きものたちは、どのような棲みかで暮らしているのか。このセンサーシステムで収集した気象データを使って調べることができます。
センサーシステムの紹介
- 測定できるもの
- 気温、湿度、気圧、日射量、降水量、風向・風速(平均・最大瞬間)、水中(地中)温度
- 特長
- 7種類のセンサーを一体化して搭載
- 太陽電池で駆動するエコ製品
- 測定データは10分単位で記録
- 無線によるデータ自動収集の他、約3ヶ月分のデータを蓄積
ウェザーバケットは株式会社エスイーシー(NEC-NETグループ)の製品です。製品に関する詳細は、(株)エスイーシーのホームページをご覧ください。