Japan
サイト内の現在位置


はやぶさ2と共に挑んだ日々はNECの誇り。
そして、共に行こう。
11年という次なる長き挑戦の旅路へ。
~NECグループの技術者から「はやぶさ2」へのメッセージ~
2014年12月に打ち上げられてから6年、小惑星「リュウグウ」での数々のミッションを成功させ、7つの世界初を見事に達成した「はやぶさ2」が地球に還ってきました。
ミッション成功の裏には、はやぶさ初号機から受け継がれた確かな技術力と情熱と誇りを胸に取り組んできた数多くの技術者たちの存在があります。
NECグループの技術者たちは、この歴史的なプロジェクトの成功を支えてきました。「はやぶさ2」が“100点満点で10,000点”という素晴らしい帰還を果たし、11年という次なる長き挑戦の旅路へ向かった今、プロジェクトに携わってきた技術者たちの想いをご紹介します。
探査機
探査機全体の組み立てや製造担当者

眞山 新
NECスペーステクノロジー搭載機器の組み立て、検査等
卓越した技能者(現代の名工) はやぶさ2の歩みは自身の成長とも重なり、この帰還成功が長年宇宙のものづくりに携わってきた私の人生のなかで最も大きな出来事の一つとなりました。当社が開発・製造した数多くの搭載機器は、はるか遠くの宇宙でそれぞれの機能を果たし、多くの試練を乗り越え帰ってきました。この壮大なミッションに携われた喜びを多くの仲間と分かち合いたいと思います。

碓井 美由紀
NECイオンエンジンの開発 イオンエンジンを通じて、このプロジェクトの成功の一端を担えたことを光栄に思います。イオンエンジンは小惑星へ探査機を届け小惑星から地球に帰還するという役割で、それを9/17に完了することができ、開発中の苦労が実を結んだ瞬間でした。この経験を次世代に引き継ぐとともに、自分の成長につなげていきたいと思います。

榎原 匡俊
NECシステムマネージャ兼サブプロマネ 宇宙科学、惑星探査ミッションは、官民学海外機関がお互いの立場、利益の枠に捕らわれず、真の結束をもって初めて実現できる事業です。人類の起源解明を目的とした偉業にNECを率いる立場で関われたことを誇りに思います。大変でしたが、みんな最高でした。

緒方 泰明
NEC探査機システム設計 等
数々の世界初の偉業を成し遂げた“はやぶさ2”を作りあげることができたのは、前号機はやぶさの有識者からのアドバイスと、若手のやる気とパワーがあってこそ。探査機システム開発の大変さや、楽しさを教えてくれたプロジェクトでした。

岡野 仁庸
NEC探査機システム設計
当時はシステム担当として毎日大変な日々でしたが、JAXA/NECともに良いメンバに恵まれた環境で仕事ができ、培った経験は今の業務でも大いに役立っています。無事帰還まで達成され自分のことのように嬉しく感じています。

加瀬 貞二
NECレーザー高度計の機器設計
はやぶさ2帰還、カプセル回収成功、本当によかった。このミッションに係わることができて光栄です。遠い宇宙空間でNECレーザの光を輝かせることができたことを誇りに思います。関係者の皆さんお疲れ様でした。

楜沢 祐司
NECスペーステクノロジー構造設計
多くの人がかかわり見事大きな成功を収めた「はやぶさ2」は、二つの大きなアンテナがまるで大きな目のようでとても愛着のある衛星です。帰還にあたりメディアで目にする機会が増え、自身がかかわることが出来たことを大変うれしく感じています。

今野 美砂
NEC熱設計
話を聞いてから、普通の半分の期間で打ちあがった時は、やり切った感に浸ったものですが、それからの6年もあっという間。そして、どうやらこの先は11年!?と聞いて、付き合い自体は一番長くなりそうじゃないか!頑張んないとな~。

大木 高志
NEC熱設計
プロジェクト立ち上げ時から関わらせていただいた「はやぶさ2」ですが、これだけ大きな成果を上げたということで、大変感慨深いです。いろいろ苦労しましたが、いい思い出になりました。

是枝 修一
NECスペーステクノロジー高利得平面アンテナの機器開発
地上と衛星の通信に欠かせない、衛星搭載用として世界初のKa帯高利得平面アンテナの開発では、新しい現象の発見も経験しました。 無事機能して帰還を果してくれた事、生み育てた我が子がりっぱに成長して、我が家に戻ってきてくれた時のように嬉しいです。

中村 貴弘
NECスペーステクノロジー高速通信システム・機器の設計
自信をもって宙へ送り出したつもりでしたが、やはり無事帰還は嬉しい限りです。探査機造りの際から感じていましたが、はやぶさ2を応援してくれる方々の力があってこその偉業です。11年間のボーナスステージも、きっとやり遂げてくれると信じています。

檜原 弘樹
NECスペーステクノロジー搭載コンピュータの開発設計
光学航法系にはNECの画像認識技術に加え、東京大学のご指導の下にFifth Generation Computer Systemsの技術を反映し、当時の当社AI技術を総動員したエッジノードを開発して全自動タッチダウンに貢献でき、感無量です。

松島 幸太
NEC姿勢軌道制御系システム開発 等 多くの関係者に支えられて実現した打ち上げから6年、ひとつひとつ積み上げて、ようやくカプセルを無事に地球へ届けるとともに、さらなる旅路へ送り出せました!!引き続きご支援お願いします。

松本 大志
NEC姿勢軌道制御系機器設計 等
タッチダウン運用で、定期的に送信される画像データから増速量(ΔV量)の算出をすることが大変でしたが、サンプルが戻ってきてほっとしました。また、調達を担当した機器も帰還まで無事だったので安心しました。貴重な経験をさせてもらいました。

森谷 耕太郎
NECスペーステクノロジー姿勢軌道制御系機器設計
「星のしずく」という素敵なお土産を届けてくれてありがとう。そして新たな星への旅にいってらっしゃい。精魂込めて作り上げた君の活躍は我々の誇りであり、今後も宇宙を飛び続けている君に想いを馳せながら夜空を見上げることができることは我々の喜びです。

吉澤 直樹
NEC姿勢軌道制御系機器設計
初号機を始めた頃はまだ髪があったはずですが、時の流れですね。
行って帰ってくることがこれほど心躍るなんて。何度見てもいいものです♪ 分離運用されたターゲットマーカーに、スプートニク、エクスプローラーの名前が付けられたと聞いた時はうれしかったです。

吉野 秀樹
NECスペーステクノロジー電源系システム設計
衛星電源の開発を担当しました。縁の下の力持ち的な存在として、素晴らしいミッションに貢献できたことにひとまず安堵しています。
新たなミッションが加わり、さらに11年以上稼働することになりましたが、きっとうまくいくと信じています。

小澤 篤
NECシステム組立・検査
問題なく作り上げて当たり前というなか、より良い探査機となるよう設計者と共に最後まで改善を続けた、初代はやぶさから携わった2人の「現代の名工」の西根成悦さん・飯吉政春さんをはじめ製造・検査チームメンバーの働きが地球帰還成功の一つになっていると思います。この喜びを当社だけでなく、はやぶさ2の物づくりに関わられた多くの皆さんと分かち合い、これからも日本の物づくりに貢献できればと思います。

斎藤 克摩
NECスペーステクノロジー機器組立・検査
卓越した技能者(現代の名工) はやぶさ2の生産に携わることは、私自身の人生におけるターニングポイントでした。技能者として、また人間として大きく成長させていただきました。無事帰還し、一息つく暇もなくまた新たな旅路を末永く見守り応援していきます。

竹田 誠
NEC生産技術
はやぶさ、はやぶさ2と両方の組立、試験作業に色々携わらせていただき、また、衛星打ち上げからカプセル帰還まで見届けられてとても幸せです。衛星を組立側関係者のひとりとして全てのミッションを無事達成できたことに誇りを持ちたいと思います。

馬場 大作
NECスペーステクノロジー機器組立・検査
卓越した技能者(現代の名工)
搭載機器の製造部門作業者は衛星全体の事を詳しく知らない方が多い中でも、自分が製作した機器が何年も宇宙空間で壊れることもなく仕事をして帰還できたことに自信が持てます。何十年とこの作業のみしてきたことを誇りに思います。おめでとう、はやぶさ!

松本 一和
NEC品質保証
開発から打ち上げまでは、様々な問題の対応に追われましたが、各ミッションを完璧にこなしていただいたことにより、大変だったことも喜びに変わりました。プロジェクトメンバー全員で作ったNECの品質は世界に誇れる品質です。

大瀬 貴之
NECスペーステクノロジー電源系機器設計
はやぶさ2の心臓である電源系、特に太陽電池パドルに開発当初から携わり、無事に玉手箱を届けてくれたこと、誇りに思います。これから拡張ミッションに旅立ちますが、11年後までしっかり見守りますよ!おかえり、そしていってらっしゃい。

永吉 真実
NEC生産管理
もうすぐ帰ってくるんだ!と思うと、PJ関係者が大変がんばってこられた姿を思い出します。はやぶさ2が、みんなの想いを乗せて無事に帰ってくるのを楽しみにしています!
地上システム
探査機と通信・制御するための地上システムの担当者

鵜飼 千亜妃
NEC航空宇宙システム地上システムの開発
タッチダウンのときに、はやぶさ2が小惑星に降下するための制御コマンドを作成するツールを担当しましたが、拡張ミッションで次の小惑星にランデブーするときに、また私たちのツールが役に立てばいいなぁと思います。それまで元気に航行を続けて下さい。

小野村 甚哉
NEC地上システムの開発
はやぶさ2帰還おめでとうございます。入社2年目にして、記念すべき瞬間を局管制卓から見守ることができ嬉しく思います。無事に次のミッションに向かい、ここからは美笹深宇宙探査用地上局の出番です。11年の長きにわたる挑戦に期待しています。

古宮 亮彦
NEC地上システムの開発
「お、降下が始まった」局運用者が嬉しそうに言った。われわれの開発した局管制画面から、遥か彼方のタッチダウンを現実として捉えられたのは感動的だった。また、はやぶさ2帰還も局運用室からリアルタイムに見守ることに…。再びの感動をありがとう。

合田 知善
NEC地上システムの開発 等
人類の歴史上の輝かしい瞬間に、このプロジェクトの一員であれたことを、とても幸運に、そして誇らしく思います。これほど完璧な仕事をはやぶさ2がこなせたのは、宇宙開発における今までのたくさんの蓄積があってこそ、と思います。本当に感謝です!
運用等
円滑な運用を支えた担当者たち

松岡 正敏
NEC航空宇宙システム軌道計画 この9月にイオンエンジンチームから受け取った襷を、困難な状況のなか豪州にて待ち受けている回収チームや小惑星サンプルを心待ちにしている科学者の皆さんに繋ぐことができ大変嬉しく思います。このプロジェクトをご支援くださった皆さんに感謝します。この後、10年にも及ぶ拡張ミッションが始まりますが、引き続き貢献できればと思います。

池田 正身
NEC航空宇宙システム運用の技術支援
カプセルの流れ星の中継を見ていて、昨年3億キロ彼方、通信に往復30分以上かかって採取した物体がそこにあると思うと感慨深くなりました。このプロジェクトに関われたこと、また直接的・間接的にお世話になりました多くの方に感謝申し上げます。

犬伏 啓介
NEC航空宇宙システム運用の技術支援
カプセル帰還成功、はやぶさ2の次への旅の始まりを確認し、ホッとしています。はやぶさ2のミッションは本当に多くの方々の努力、協力関係で成功したと考えます。今後、この経験を活かして宇宙ミッションの成功に尽力したいと思います。

加藤 貴昭
NEC航空宇宙システム運用の技術支援
自分たちの計画した軌道の通り、探査機が地球を出発し、6年の歳月を経て、採取したサンプルと共に無事地球に戻って来てくれた事に感動しています。次の目標に向けて探査機の運用は今後も続くので、また気を引き締めて頑張りたいと思います。

高橋 忠輝
NEC運用の技術支援
私自身は、半年前から運用手順の検証、訓練を朝から晩まで繰り返し行い、現地で帰還運用に臨みました。開発に携わった方の思いを受け止め、とても緊張しましたが、帰還の瞬間を関係者と共有でき、とてもうれしく思います。

保田 誠司
NEC運用の技術支援 等
はやぶさ2は、開発から運用まで約10年間携わった思い入れの強い探査機です。タッチダウンで採取したサンプルが無事に地球に届けられてホッとしたのと同時に、今後の惑星科学の研究に役立てられることを楽しみにしています。

山口 大輝
NEC運用の技術支援
「はやぶさ2」のプロジェクトに携わることは、「はやぶさ」初号機のカプセル回収に感銘を受けた学生時代からの夢でした。「はやぶさ2」の帰還をサポートする業務において得た経験を今後のプロジェクトに活かし、宇宙開発に貢献していきたいです。

石出 大輔
NECネッツエスアイ運用支援(コマンダー)
JAXA相模原にて最終試験を終え、種子島へ送り出す時の“いってらっしゃい”の横断幕。近傍運用でのたくさんの応援メッセージ。大勢の夢を乗せた仕事を支援できたことは技術者冥利に尽きます。玉手箱に何が入っているか楽しみです!2回目の旅もがんばれ!

下村 純人
NECネッツエスアイ運用支援(コマンダー)
帰還日が迫ってくるにつれ、当日重要なコマンドを誤って送信しないか、自分の操作で失敗したらどうしようかと日々を過ごしておりましたが無事プロジェクトのミッションが完了し、少しでもこのミッションの力になれたことが今一番の喜びです。

田中 浩二
NECネッツエスアイ運用支援(コマンダー)
種子島で、はやぶさ2の最終外観検査を行い見送った日が忘れられません。長旅を無事に終え帰還した はやぶさ2お疲れ様でした。
システム検査から打上げ、運用まで携われた事に感謝致します。

深野 佳代
NECネッツエスアイ運用支援(コマンダー)
技術者の熱意と執念、そして唯一無二のはやぶさ2の技術に魅せられ続けた、まさに玉手箱のような6年間でした。初めてを恐れないこと、何度でもゼロから考え直すことの大切さを肌で体験し学べたことは、今後の仕事に大いに生かしていきたい財産となりました。

川田 淳
NECネッツエスアイ運用支援(コマンダー) カプセル分離から地球圏離脱、そして回収まで全て計画通り。
この素晴らしい瞬間に運用メンバーとして立ち会えたことを嬉しく思います。ありがとう、はやぶさ2 !

池田 学史
NEC営業
打ち上げ時はまだ入社前でこの仕事に携われるとは夢にも思っていませんでした。これから、はやぶさ2本体はさらに10年を超える新たな宇宙探査の旅に出ます。私もはやぶさ2のように“前人未到のチャレンジ”をしていきたいです。

鹿内 皓匡
NECスペーステクノロジー営業
はやぶさ2がタッチダウンに成功した小惑星リュウグウは有機物の星だと聞きました。もしかしてですが、サンプルの中に微生物が含まれていたら・・・と思うとワクワクが止まりません!とにかく無事の帰還を祈っていました!!

宗村 高明
NEC営業
「はやぶさ2」の帰還は「はやぶさ」の経験・教訓が活かされた成果であり、継続することの大切さの証。この活動を日本のお家芸としてさらに継承していきましょう。

森本 晃行
NEC営業
はやぶさ2は私が入社して初めて担当した探査機になります。設計、製造、打上までを営業担当しました。打上の際、一般の方の種子島訪問が非常に多くなり、関係者を種子島に送るのに本気で漁船活用も考えたことは良い思い出です。すごい盛り上がりでした!

堀内 康男
NECイオンエンジンの開発(初号機担当) 10年前の初号機帰還の感動を思い出しました。
2号機は見守る立場でしたが、エンジニアの熱意とプロジェクトのチームワークが完璧な成功につながったと思います。
おめでとう!

小湊 隆
NEC運用の技術支援(初号機担当)
はやぶさ初号機では、カプセルの地球帰還と引き換えに、探査機本体を失ってそれがとても悔しかったです。でも今回は母子ともに無事で、新たな旅立ちができ、オーストラリアの夜空ではカプセルだけが光る光景となり、心の底からうれしかったです。