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NECの宇宙開発の歩み NECの宇宙開発の歩み

宙へのあくなき挑戦

NECの宙への挑戦は、通信事業で培ってきた技術によって、1950年代にその第一歩が踏み出されました。
1956年、小惑星「イトカワ」の名前の由来となった糸川博士によって命名された「カッパ(ギリシャ文字のKを意味する)ロケット」に搭載するテレメトリ*送受信装置を、東京大学生産技術研究所に納入しました。これが、宇宙へ向けて飛び立った最初のNEC製品となりました。

※テレメトリ (telemetry):対象から遠く離れた地点から様々な観測を行い、そのデータを取得する技術。

こうして始まったNECの宙への挑戦は、1964年、世界的に意義のある大きな成果として結実します。この年、アジアで初となる第18回オリンピック競技大会が東京で開催されます。日本国民が待ち望んだこの東京オリンピックは、競技の映像が初めて通信衛星によって世界へ届けられたことでも、一時代を画する大会となりました。
その後もNECは、日本の宇宙開発の歴史と共に進化を遂げ、1970年、NECが携わった日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げが成功します。
NECは半世紀以上にわたって、約80機の衛星を開発・製造し、世界の約300機の衛星に、約8,000台の機器を供給しています。
2014年には、「衛星インテグレーションセンター」が始動し、人工衛星の自社一貫生産体制を確立し、2018年には自社衛星を打ち上げ、「衛星オペレーションセンター」を開設しました。
現在も2機の地球観測衛星を保有・運用しており、画像販売などの宇宙利用ビジネスに取組んでいます。

NECは、防災・減災、環境監視、農業・漁業支援、通信・測位、科学探査など様々な分野で、社会を豊かにする新たな価値を創造していきます。
人と、地球と、豊かな未来のために。これからもNECの宙への挑戦は続きます。

NECの宇宙ソリューション

NECは日本初の人工衛星「おおすみ」から40年以上にわたり、約70台の衛星を開発製造。 また、世界200以上の衛星に7000台以上の機器を供給してきました。
NECの宇宙ソリューションの取り組みについて、映像で紹介します。