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サプライヤーへの管理体制支援
サプライヤー支援:製品含有化学物質の管理体制構築
製品に含まれる化学物質が原因となる環境上の課題およびヒトへの健康上への課題としては、製品が不適切に廃棄された後、溶出した化学物質による土壌や水系の汚染が懸念されています。
こ のような状況の中、EUにおける「RoHS指令」や「REACH規則」などに代表されるように、製品に含まれる特定化学物質の管理が必要となってきていま す。これは、サプライチェーンに連なる各企業が、製品に含まれる化学物質の適切な実効性のある管理の取り組みを行うことが必要です。
その取り組みのひとつとして、サプライヤーが自ら化学物質管理を積極的に推進していただくための支援の仕組みを構築しました。
下記のような評価項目により、自己評価または現地評価を行い、サプライヤー自らの改善につなげていただきます。
含有物質管理体制の評価項目
システムアセスメント | 仕組み | 1 含有物質管理システム (5項目) |
---|---|---|
2 内部教育 (5項目) | ||
3 含有禁止物質管理のアセスメント (5項目) | ||
製造フロー | 4 購入先および生産委託先の管理 (5項目) | |
5 購入部品・部材の管理 (5項目) | ||
6 製造工程の管理<製造委託先工程も含む> (5項目) | ||
7 トレーサビリティ (5項目) | ||
8 分析およびデータ管理 (5項目) | ||
改善 | 9 含有物質情報コミュニケーション (5項目) | |
10 不具合発生時の処置 (5項目) | ||
現物確認 | 確証の確認 | |
データや記録類の確認 |
製品含有化学物質管理のアセスメント体制強化
~評価者(サプライヤー支援)の育成制度~
NECは、サプライヤーにおける製品含有化学物質管理の評価および改善活動体制の一環として、評価員(以下、「アセッサー」という。)の育成制度を構築して います。製品含有物質管理アセスメント基準により、サプライヤーの定量的評価と改善支援をしていますが、この基準は、サプライヤーの製品含有化学物質管理シス テムにおけるマネジメントの成熟度を評価し、NECとサプライヤーの双方で強み弱みを認識して改善していくものです。このため、サプライヤーにおける管理体制 の評価や改善活動を支援するアセッサーの育成が必要です。この制度は、2005年より導入しており、NEC独自の教育プログラムです。今後も引き続き、ア セッサーの増強を図り、世界的な製品含有化学物質規制へサプライチェーン全体での対応を図ってまいります。