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農家支援からエネルギー問題まで
アフリカ地域の社会課題と向き合う

アフリカ大陸の多くの国々と同様、若年者人口が年々増加している南アフリカ共和国。そこで暮らす約6000万人の国民が直面している問題があります。最長12時間も続く停電が日常的に起こっていることです。このようなことが起こっているというのは、他の国の人々からすると驚きかもしれません。NEC XONの小出はNECのテクノロジーを活用し、この問題解決に向けて取り組んでいます。

アフリカの生活をより良く変えたエネルギー事業

NECは1963年にアフリカ地域に進出し、同地域における通信・海底ケーブル・生体認証・放送インフラの整備に寄与してきました。2011年には南アフリカ共和国に、サブサハラ・アフリカ地域を統括するNEC Africaを設立。その後地元のICT企業且つ再生可能エネルギー供給会社であるXON社を子会社化しています。小出が南アフリカに赴任したのは、NECがXON社に出資を決めた直後のことでした。現在、小出は2回目のアフリカ赴任で、ジェネラルマネージャーとして、グローバルシナジークリエーション部門を率いています。

「ヨハネスブルクを拠点とした南アフリカ共和国での生活はチャレンジなこともありますが、楽しんでいます」という小出。現在、南アフリカ、ナイジェリアそしてケニアを中心としたサブサハラ・アフリカ地域の計48か国における通信、生体認証、エンタープライズ、代替エネルギーを担当しています。南アフリカ共和国では、インフラの老朽化や整備不良などが原因で起こる「計画停電(ロードシェディング)」が電力供給の問題になっており、人々の生活や経済に支障をきたしています。
「計画停電によって半日近く停電が続いています。自宅やオフィスに発電機がないと生活ができません。」(小出)

計画停電の影響を受けている企業の中には、通信事業者も含まれています。NEC XONはそうした企業の砂漠にある通信基地局に対し、ハイブリッド蓄電システムを導入してきました。これは電力を安定的に供給し、コストを節約できるシステムです。主な例として、地方の通信基地局で、ソーラーパネル、リチウムイオン蓄電池、ディーゼル発電機を組み合わせて導入しました。このシステムの導入により、通信事業者は安定的に通信基地局の運営をするだけでなく、ディーゼル燃料(軽油)を50%以上節約し、CO2排出量や燃料の運搬コストも削減することができたのです。

小出は「この取り組みは非常に大きな成果を上げました」と、振り返ります。
このハイブリッド蓄電システムは南アフリカ共和国だけでなく、ナイジェリア、ケニア、タンザニアなど700以上の地域に展開しています。ナミビアでは国際機関と連携し事業を進めています。

人生の教訓:尊重と多様性

南アフリカ共和国で5年を超える年月を過ごし、最も学んだことは、「お互いを尊重し理解することの大切さ」だと小出は話します。それにより、人々が文化の違いを受け入れながら一緒に働くことができるのです。また、日本に住んでいたら気がづけなかったであろう、アフリカの文化の多様性も知ることもできたといいます。
「日本人はアフリカを1つの国として見てしまいがちですがアフリカには50か国以上もの国があり、それぞれの民族、考え方、言語があるのです。私はその異なる文化と多様性を心から楽しんでいます。南アフリカ共和国で生活し、仕事をするのは非常に大変なことも多く、毎日が驚きの連続です。ですが、それがとても刺激的で、多くの経験と学びを得ることができています。これからもNECのテクノロジーを活用し、アフリカの人々と共に成長していきたいと思っています。」(小出)

アフリカ地域だけでなく、NECは世界中の国際機関と連携し、各国へ支援したケーパビリティあります。NECの技術だけではなく、多くの国際機関と共創を重ねた NEC社員たちがいるからこそのケーパビリティです。これからもNEC社員は、世界中でより良い社会の実現に貢献していきます。

小出洋介

NEC XON グローバルシナジークリエーション部門のジェネラルマネージャー。
外資系IT企業で勤務後、NECに入社。アフリカ地域の営業を主に担当し、NECがXON社に出資を決めた直後の2016年にアフリカへ赴任。

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