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株式会社トリドールホールディングス様

全国860店舗の「丸亀製麺」へNECモバイルPOSを2カ月半で導入!
グローバル戦略を見越したスピード感を重視

執筆者:月刊飲食店経営 虻川実花

世界に通用する“グローバルフードカンパニー”を目指す、株式会社トリドールホールディングス。デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の一環として、全国861店(2021年2月末時点)を展開する讃岐うどん専門店「丸亀製麺」で、2021年1月より「NECモバイルPOS」を導入した。
業界をリードする同社が考える導入の狙いと、NECモバイルPOSの決め手を、執行役員 CIO BT(ビジネストランスフォーメーション)本部 本部長の磯村康典氏と、BT本部 DX推進室 室長の海老宏知氏に聞く。


急速に変化する社会環境に対応すべく
POSシステムはレガシーPOSからサブスクリプション型に

トリドールグループでは、多様化するお客様のニーズや社会課題に柔軟かつ機動的に対応するため「DXビジョン2022」を掲げている。DX推進に取り組むことで「変化への対応力の強化」と「事業継続性を高めること」が狙いだ。

これらを実現するための具体的な取り組みの一つが「全てのレガシーシステムを廃止し、クラウドとサブスクリプションを組み合わせ業務システムを実現する」ことである。

トリドールグループが推進するDXは、グローバル戦略を見据えたシステムの最適化が求められる。レガシーPOSでは、多様化するお客様のニーズに素早く対応できないが、サブスクリプション型のPOSであれば、継続的に機能が強化されるメリットがある。そのため、POSシステムはサブスクリプション型に決めていた。

「新型コロナウイルスの影響で、丸亀製麺における2020年4〜5月の売上は前年と比べて半減しました。そこでもともと戦略として構想のあったテイクアウトの実施を早め、20年5月末より全店でうどんのテイクアウトを開始。数年前から麺に適した容器の準備を進めていたため、コロナ禍での変化にも素早く対応できたのだと思います。また、商品の注文や受け渡しの待ち時間によるストレスを解消するため、モバイルオーダーアプリもリリースしました。さらにデリバリーも試験的にスタートするなど、中食の取り組み強化により売上の積み増しを図ることができたのです」(磯村氏)

株式会社トリドールホールディングス
執行役員 CIO
BT本部 本部長
磯村康典氏

その時に力を発揮したのが、サブスクリプション型のPOSだ。レガシーPOSは、専用機であるため店内注文を受けるシステムとしては長けているが、モバイルオーダーやデリバリーサイトからの注文など、ネットとの接続は不得意である。さらにネットとつなぐためにはカスタマイズが必要だが、それでは時間もコストもかかってしまうデメリットがあった。

「この変化に対応するために、丸亀製麺のPOSを全てサブスクリプション型へ切り替えることを決断しました。」(磯村氏)

NECモバイルPOSは、サブスクリプション型でありながら、
多店舗事業者が求める保守・操作性・導入スピードといった難点をクリアするPOSレジアプリである

丸亀製麺のように多店舗展開している飲食店がサブスクリプション型のPOSを選択する場合、ベンダー保守でどのように店舗を支えてくれるのかが重要だ。

同社がNECモバイルPOSを決めた理由を、海老氏は次のように語る。

「丸亀製麺は全国にチェーン網を敷いているため、トラブルがあった際すぐに店舗に駆けつけてくれる体制が必要でした。私たちが調べた限りでは、他のサブスクリプション型 POSベンダーの保守はチャットボット対応やメール、受付時間 限定のコールセンター対応がほとんどというのが実情です。しかし、NECモバイルPOSはサブスクリプション型なのに、24時間365日のコールセンター対応。さらに、必要な場合は店舗 に駆けつけてくれます。スタッフをマンパワーで支えてくれるのは唯一NECさんだけでした」(海老氏) 

他のサブスクリプション型POSとの比較検討の際は、実際に注文から会計までのオペレーションをテストし、スピード感、 操作性などを比較。「NECモバイルPOSは、他のサブスクリプ ション型POSと比較して、会計完了までのステップが最も少なかったため、レジ通過人数を増やすことができると判断しまし た。また店舗においても入れ替えに際して大きな混乱やトラブルはなくスムーズに導入できました」(海老氏)

株式会社トリドールホールディングス
BT本部 DX推進室 室長
海老宏知氏

さらに、本格導入に際しては、わずか2カ月半で約860店舗に導入するというスケジュール を実現。「こうしたスピード感に対応できるサービス提供会社でなければ、グローバル フードカンパニーを目指す我々の成長戦略に対応できないでしょう。また、数あるサブス クリプション型POSベンダーの中からNECさんを選んだもう一つの理由は、事業継続性です。」(磯村氏)。

サブスクリプション型のPOSは継続的な機能強化や、故障した場合も代替機の用意で済む など、さまざまな点で魅力的だが、個店を対象にしているベンチャー系の企業が多く、多 店舗展開している事業者に対するノウハウや保守が弱いという難点がある。その難点を克 服できるのがNECである。NECはこれまで20年以上にわたりPOSシステムを開発し、特に 多店舗展開している事業者に向けたノウハウを蓄積してきた。そのためサブスクリプ ション型でありながら、多店舗事業者が求める保守・操作性・導入スピードといった難点をクリア。こうした点が、大手企業がNECモバイルPOSを選ぶ最大の利点であると言える。

変化への対応力を強化
バージョンアップの速さを実感

NECモバイルPOSの導入により、レガ シーPOSから脱却。DXビジョン2022で掲げる「レガシーシステムの廃止」を一部達成したこととなる。 またキャッシュレス決済や「dポイントクラブ」など、外部サービスとの連携にも対応。2カ月に1回以上のペースで機能拡張が行われるなど、バージョンアップの対応の速さも実感している。

「コロナ禍で中食ニーズが急伸したように、今後も外食産のスタイルがまた変化するかもしれません。そうした変化に対して即時反応し、対応できるプラットフォームであると期待しています」と磯村氏。 NECモバイルPOSは、丸亀製麺以外のブランドでも続々と試験導入が決まっている。 丸亀製麺のような先会計スタイルでなく、フルサービススタイルや、商業施設・フードコート店舗などにおいても問題がなく運用できることがわかってきており、今後も導入業 態を拡大していく予定だ。

お客様プロフィール

株式会社 トリドールホールディングス

所在地 東京都渋谷区道玄坂1-21-1渋谷ソラスタ 19階
設立 平成2年6月11日 有限会社トリドールコーポレーション設立
平成7年10月28日 株式会社トリドールに組織変更
平成28年10月1日 持株会社体制移行に伴い株式会社トリドールホールディングスに商号変更
資本金 41億8,155万円(2020年3月31日現在)
売上高 1,564億円(2020年3月期)※連結
従業員数 社員数:4,139人 (2020年3月31日現在)
パート数:15,358人 (2020年3月31日現在)
※1日8時間換算による月平均人数
概要 飲食業を中心とする傘下子会社の経営管理
【主なブランド】
讃岐うどん専門店「丸亀製麺」
ハワイアンパンケーキカフェ「コナズ珈琲」
切り立て牛肉専門店「肉のヤマキ商店」
米粉麺のヌードルチェーン「譚仔雲南米線」「譚仔三哥米線」
など
URL new windowhttps://www.toridoll.com/

(2021年6月15日)。

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