Japan
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科学・探査の領域
ハレー彗星探査機「すいせい」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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すいせい(PLANET-A) | 1985年8月 | 76年ぶりに接近したハレー彗星の観測(国際協力探査計画) | 日本で初めて地球重力圏から脱出。「さきがけ」、海外の探査機とともに「ハレー艦隊」と呼ばれた。 |
磁気圏観測衛星「あけぼの」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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あけぼの(EXOS-D) | 1989年2月 | オーロラ観測衛星 | ・磁力線に平行な電場による粒子加速の実証 ・極電離圏からのイオン流出についての定量的研究 ・UHR波動が赤道で強まることについての詳細な研究 ・低高度のプラズマ圏の熱的構造 ・プラズマ圏の密度が磁気嵐の際に部分的に落ち込む現象の発見 ・放射線帯の粒子の長期的変動の観測 |
工学実験衛星「ひてん」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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ひてん(MUSES-A) | 1990年1月 | 軌道の精密標定・制御・高効率データ伝送技術の習得、月スイングバイ実験、地球によるエアロブレーキ実験、月周回軌道への衛星投入など | 世界初の2重月スイングバイ同期軌道技術習得および地球による軌道変更(エアロブレーキ)実験成功、日本初の月周回衛星「はごろも」軌道投入、1993年、月の着陸フレネリウス・クレーターに落下。 |
太陽観測衛星「ようこう」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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ようこう(SOLAR-A) | 1991年8月 | 太陽活動極大期における太陽フレアの高精密度観測 | アメリカの天文雑誌「Sky&Telescope」誌では「20世紀の天体写真ベスト10」に選ばれる |
磁気圏尾部観測衛星 GEOTAIL
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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GEOTAIL (ジオテイル) |
1992年7月 | 地球磁気圏尾部の構造とダイナミクスの研究を目的とした観測衛星 | 現在も運用中。地球規模でオーロラが突然輝き始める原因について多くの手がかりを発見した。 中曽根首相とレーガン大統領が取り決めた日米国際協力プロジェクトのひとつ |
X線天文衛星「あすか」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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あすか (ASTRO-D) |
1993年2月 | 宇宙空間の星・銀河のX線観測、銀河団等宇宙最深部X線調査 | 世界初の宇宙X線の精密な分光と撮影を可能とした人工衛星 |
電波天文観測衛星「はるか」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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はるか(MUSES-B) | 1997年2月 | 大型精密展開構造機構等の研究、VLBIに必要な位相同期等の試験 | 世界初のスペースVLBI観測を実施した電波望遠鏡衛星 ハッブル宇宙望遠鏡の300倍の分解能 |
火星探査機「のぞみ」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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のぞみ(PLANET-B) | 1998年7月 | 火星上層大気の構造・運動、特に太陽風と相互作用の研究 | 2003年12月火星に接近した日本初の探査機。惑星間空間の水素ライマン・アルファ光を測定する等の各種の観測を行い、貴重なデータを残した。 本体に27万人の名前を刻んだプレートを搭載。 |
小惑星探査機「はやぶさ」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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はやぶさ(MUSES-C) | 2003年5月 | 小惑星イトカワの科学観測 | 世界初のサンプルリターンを成し遂げた探査機 2010年6月 地球帰還 |
X線天文衛星「すざく」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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すざく (ASTRO-E2) |
2005年7月 | X線天文衛星 | ブラックホールや銀河団などの宇宙の高エネルギー現象を観測する装置を搭載 |
赤外線天文衛星「あかり」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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あかり(ASTRO-F) | 2006年2月 | 全天にわたる宇宙の赤外線地図作成のための観測 | 世界初の赤外天文衛星「IRAS」の後継機 |
月周回衛星「かぐや」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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かぐや (SELENE) |
2007年9月 | 月の起源と進化を解明し、将来の月の利用のためのさまざまな観測 | アポロ計画以来最大規模の本格的な月の探査 主衛星に子衛星「おきな」「おうな」搭載 |
金星探査機「あかつき」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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あかつき (PLANET-C) |
2010年5月 | 金星の大気の謎を解明する | 金星大気に未知のジェット気流を発見(2017年8月) |
小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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IKAROS | 2010年5月 | 帆だけでの宇宙空間航行、薄膜太陽電池での発電を世界初実証 | 太陽の力で推進する宇宙ヨット |
惑星分光観測衛星「ひさき」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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ひさき (SPRINT-A) |
2013年9月 | EUV(極端紫外線)分光器によるイオトーラスの観測等 | 極端紫外線分光器を搭載した世界初の惑星観測用の宇宙望遠鏡。 ISAS SPRINTバス採用。 |
小惑星探査機「はやぶさ2」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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はやぶさ2 | 2014年12月 | 小惑星Ryugu(1999JU3)の科学観測 | 2018年6月小惑星Ryugu到着。 2019年11月までの小惑星近傍運用において7つの世界初を達成 1.小型ロボットによる小天体表面の移動探査 2.複数のロボットを小天体に投下、展開 3.天体着陸精度60cmを実現 4.人工クレーター作成、その過程と作成前/作成後の状態を詳細観測 5.1機の探査機が同じ天体の2地点に着陸 6.地球圏外の天体の地下物質にアクセス 7.最小・複数の小天体周回人工衛星を実現 |
X線天文衛星「ひとみ」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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ひとみ(ASTRO-H) | 2016年2月 | ブラックホールなどの高エネルギー天体の観測 |
・極限宇宙の探査・高温プラズマに満たされた銀河団の観測を行う。 ・マイクロカロリーメータなど、複数の観測装置を搭載。 ・衛星内部の機器間通信ネットワークにSpaceWire/RMAPを全面採用。 |
ジオスペース探査衛星「あらせ」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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あらせ (ERG) |
2016年12月 | 宇宙嵐にともなって生成と消失を繰り返している高エネルギー電子の解明を行う | 明滅するオーロラの起源を解明(2018年2月) ISAS SPRINTバス |
水星磁気圏探査機「みお」
名称 | 打ち上げ年月 | 主な目的 | 備考 |
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みお (MMO) |
2018年10月 | 水星の磁場・磁気圏の観測 | 日欧共同計画 水星探査ミッション「BepiColombo(ベピコロンボ)」 |