東新工業株式会社様

工場全体の入退を顔認証で統一
「ハンズフリー」で安心安全かつ働きやすい環境を実現

業種:
  • 製造・プロセス
業務:
  • 人事・総務
  • その他業務
製品:
  • PCサーバ
ソリューション・サービス:
  • 生体認証/顔認証

事例の概要

課題背景

  • 新工場建設に合わせて、安心安全で従業員が働きやすい環境を作りたい
  • 荷物で手がふさがる事の多い入退出をラクにし、製造ラインでのICカードの巻き込み事故も防止したい
  • 入退だけでなく勤怠管理など他システムとの連携で生産性を高めたい

成果

先進技術の導入で従業員が働きやすい会社に

日常的に毒物や劇物を扱うめっき加工の工場では厳重な入退管理が必要となるが、顔認証システムの活用によってセキュリティが担保された。最先端技術を導入しているという先進的な企業イメージの確立にも繋がった。

便利で安全なハンズフリー入退を実現

工場への入退室時には、作業着の胸ポケットの中に入れていたICカードを取り出してリーダーにかざしていたが、出し入れに手間がかかり効率が悪かった。顔認証システムの採用により、ハンズフリーを実現し、荷物で両手がふさがった状態での入退も可能になった。

勤怠管理システムとの連携で生産性が向上

カメラ付きタブレット端末を活用し、顔認証と勤怠管理システムを連携。本人認証と同時に勤務登録や残業管理を簡単に行うことができるため、なりすまし抑制の他、現場や管理部門の生産性も向上した。

事例動画

導入ソリューション

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松本工場 構成イメージ

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事例の詳細

導入前の背景や課題

東新工業株式会社
取締役
佐藤 茂氏

ICカードによる入退管理で生じた工場ならではの悩み

多くのデジタル機器で採用される「マイクロコネクター」のめっき加工分野で先進の独自技術を持つ東新工業。会社設立から3年後の1969年にめっき加工の分野に進出してから技術を磨き、現在では数多くのグローバル大手スマートフォンメーカーの製品に採用されています。

めっき加工では人に害を及ぼす毒物や劇物を日常的に扱うため、薬品の取り扱いには厳しい管理が求められます。また、めっきに使用する金やニッケル、銅などの高価な金属材料は盗難対策等も重要です。そこで、セキュリティ対策を目的にICカードを用いた入退管理システムを導入しましたが、工場というロケーションでの使い勝手の悪さが課題になりました。「工場では首から下げたICカードが機械に巻き込まれる危険があるため、作業着の胸ポケットの中に入れておかなければなりません。また、荷物で手がふさがっていることや、台車を使うことも多いため、毎回胸ポケットの中からICカードを取り出してリーダーにかざすのは非常に面倒でストレスも溜まります」と同社取締役の佐藤茂氏は説明します。

選択のポイント

東新工業株式会社
総務部
横浜総務課
主事
小松 隆氏

顔認証によるスムーズな入退の様子を目にした事がきっかけに

これらICカードによる入退管理システムの課題を一気に解決するために、新設の松本工場に導入されたのがNECの顔認証システム「NeoFace 顔認証システム導入セット」です。

同社 総務部 横浜総務課 主事の小松隆氏は「松本工場では、顔パス(ハンズフリー)、フリーアドレス、オンデマンドという3つのコンセプトで働き方を変えていこうと考えています。顔パス(ハンズフリー)を実現し、ICカードでの課題を解決するのが、顔認証システムによる工場全体の入退管理です」と狙いを説明します。

また、小松氏は「導入のきっかけは、NECが社員向けに実施していた顔認証システムによるビル入退の実証実験を目にしたことでした。その時の認証のスピードとスムーズさに驚いたことをよく覚えています」と感嘆します。その後、展示会などでNECとの接点があり、2018年の冬にあらためて顔認証システムに関する提案を受け、具体的な検討が始まりました。

採用の決定後、まずは本社横浜工場で顔認証システムの実証実験を行い、顔認証の性能や運用の方向性、既存システムとの連携などについて確認し、その上で、松本工場の建屋が完成した2019年11月から段階的な導入を進めました。

2020年2月から本格稼働を開始した松本工場では、工場敷地に防犯用ガン型カメラ、工場建屋出入り口にドーム型カメラ、建屋内の各部屋にはカメラ付きタブレット端末、顔認証システムに連携するリコー製複合機の認証用には小型カメラを用いています。用途や場所に応じてカメラをセレクトし、高い認証精度を維持できるよう、最適化しています。

工場敷地の防犯用ガン型カメラ

工場建屋出入り口のドーム型カメラ

建屋内各部屋のカメラ付きタブレット端末

複合機の利用認証用の小型カメラ

導入後の成果

東新工業株式会社
松本工場
工場長
皆川 伸彦氏

ハンズフリーで安全・簡単な入退を実現。
勤怠管理との連携で業務工数も削減。


導入の効果はすぐに実感することができました。「工場内のどこでも顔ひとつで移動する事が出来ます。ドアの開閉の度にICカードを胸ポケットから出す必要がなく、認証スピードも速いためストレスを感じないという従業員の声をよく聞きます。私もどのくらい使えるものかと思っていましたが、実際に使ってみるとラクですね」と同社 松本工場 工場長の皆川伸彦氏は現場での反響を明かします。

工場全体の入退を、新しい技術である顔認証で実現できた裏には様々な工夫もありました。「顔認証結果から登録者情報をより顔認証に適したデータに更新することで、認証精度の高い最新データを維持し続け、さまざまな環境下でもエラーの少ない認証を実現しています。加えて、導入の際に危惧していた、早朝や深夜などの暗い時間帯に認証精度を高く保つためのライトの光量調整、夕刻の西日対策も、NECや導入を支援してくれたNECソリューションイノベータと協力して課題を洗い出し、一つ一つクリアしていったことで、システムの完成度を向上させることができました」と小松氏は手応えを感じています。

また、出退勤や早退・残業申請などの管理を行う勤怠管理システムとの連携により、従業員の利便性だけでなく管理部門の生産性向上にも繋がっています。出勤時は、ロッカールーム出入り口扉の横に設置したタブレット端末で顔認証を行い入室。着替え後、ロッカールームを出る際、部屋の内部にあるタブレット端末に表示される出勤ボタンをタッチすれば、タイムスタンプとして勤務が開始されるという仕組みです。退勤時はロッカールーム入室時にタブレット端末の退勤ボタンをタッチします。「ディスプレイ表示は操作が簡単で分かり易いだけでなく、なりすましの抑制にもつながります」(皆川氏)。

急な残業の際にも、今までは都度上司に報告の上で申請を行っていましたが、工場内フロアにあるタブレット端末をタッチし、顔認証するだけで即座に残業申請を行うことができます。

タッチパネルの「残業開始」をタッチ

顔認証すれば手続きは完了する

松本工場を新設したばかりの東新工業ですが、さらなる国内新工場の建設計画も進めています。この新工場には、松本工場で培った知見を反映した、NECの顔認証システムによる入退管理システムを導入する方針です。

「顔認証は新しい技術であり、これから認知度が高くなっていくソリューションだと捉えています。導入効果により恩恵を受ける既存社員は勿論のこと、そのシステムをいち早く導入している企業として、感度の高い野心的な人材の当社への関心を引き寄せ、つながる可能性を広げる商材ではないかと期待しています」と佐藤氏は述べています。

NEC担当スタッフの声

NECソリューションイノベータ
営業統括本部
南関東営業部
シニアプロフェッショナル
花野 巌氏

ICカード方式と比べて費用面でもメリットが大きい

東新工業様は、入退管理の全てを顔認証にしたいというご要望があり、どのような環境でも高い精度の顔認証を実現する必要がありました。例えば、早朝や深夜など暗い時間帯の入退がある工場建屋入口では、確実な顔認証のために補助照明を追加するなどして認証精度を高めています。また、工場建屋西側の出入り口では、夕刻の西日逆光においても顔認証を行えるような工夫を取り入れました。さらに、顔認証システムによる入退管理が、ICカード方式と比べて費用面でもメリットが大きいことも高い評価をいただいています。特に、大規模導入の場合、カメラより高価なカードリーダーの費用やICカードそのものの発行・運用コストが大きな差となってきます。東新工業様が現在建設中の新工場は松本工場よりも規模の大きな工場とのことですので、導入規模を拡大する際のコストメリットを最大限発揮できるのではないでしょうか。

お客様プロフィール

東新工業株式会社

所在地 横浜市金沢区福浦2丁目10番13号
従業員数 318名(2020年2月現在)
概要 1966年設立。「マイクロコネクター」のめっき加工分野で先進の独自技術を持ち、数多くのグローバル大手スマートフォンメーカーの製品に同社のめっき加工技術が採用されている。国内の本社横浜工場といわき工場の他、中国広東省にも工場を展開。新設の松本工場が2020年2月に本格稼働を開始した。
URL new windowhttp://www.toshin-ind.co.jp/

東新工業株式会社様

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(2020年3月30日)

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