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画像・重量検品ソリューション
世界トップ性能の画像認識技術で、出荷検品業務の効率化と品質確保を同時に実現企業における物流や物流倉庫業に不可欠な出荷検品のプロセスを効率化するソリューションです。検品対象品を予め登録した商品の画像・重量情報と照合することで、品目と数量を瞬時に特定。業務の効率化に加え、ヒューマンエラーを防止し、出荷品質の向上に貢献します。

特長

1 物流現場での運用に足り得る、高い認識精度と即応性
本ソリューションは、NECが開発した世界トップ性能の画像認識技術を活用しています。バーコードや商品識別情報がなくても、自動で正誤確認を行います。検品対象の商品を斜めに置いたり、部分的に隠れていても、認識精度は低下しません。
また、NEC独自の高速マッチング処理によって、検品(=正誤確認)にかかる時間はわずか数秒程度。現場の流れを停滞させず、作業者に余計なストレスがかかることもありません。

2 重量計測を行うことで、商品の数量間違いも特定
あらかじめ登録した商品画像および重量の情報と、検品ラインのカメラで認識した「対象商品の画像」、重量計で計測した「商品の総重量」を照合。高速高精度な画像認識技術と重量計測を組み合わせることで、商品の数量間違いも即座に特定できます。数量のカウントミスを防ぐために行っていた、複数の熟練スタッフによる読み合わせ作業が不要になります。

3 自動認識に適さない商品は、目視検品の作業を画像でサポート
「特徴が少ない」「他商品の差異がほとんどない」など、画像認識に適さない商品の場合は、自動的に作業者を目視検品画面へと誘導します。本ソリューションでは、登録した商品マスタの画像情報をモニタに映し出し、間違いやすいチェックポイントを、作業者にわかりやすく表示します。この目視サポート機能によって、検品の精度と作業効率の向上に寄与します。
導入事例
KADOKAWAグループの物流企業が取り組む出荷検品業務の効率化と迅速化を、高速・高精度な画像認識技術によって支援した事例です。
NECの画像・重量検品ソリューションを活用した検品支援システムを導入し、検品時間の短縮と、類似品の誤認識による出荷ミスを防止。作業時間とコストを約2割削減した事例です。
システム構成例
カメラと重量計を組み合わせた「検品ユニット」、「管理端末」、および、お客様が運用されている倉庫管理システム(WMS)とのデータ連携を行う「データベース/WMSインターフェースサーバ」から構成されています。

主な機能
商品画像を自動で識別・照合する機能、重量計による自動検品機能をはじめ、管理者と作業者の双方にメリットをもたらす充実した機能を搭載しています。
- 画像識別と重量計による自動検品機能
- 目視検品サポート機能
- タッチパネル(検品ユニット)
- WMS連携機能
- 作業進捗確認機能
仕様
平面物 | 立体物 | ||
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項目 | 分類 | 内容 | 内容 |
自動検品処理対象 | 種類 |
パンフレット、カタログ、冊子(取扱い説明書等)、ポスター、新聞、CD・DVD 等 |
食品・化粧品・医薬品箱、レトルトパック、ペットボトル、等 |
サイズ |
商品の大きさ: 対象の面積縦50mm×横150mm~縦210mm×横420mm(A3サイズ) | ||
商品の高さ: 0.1mm~50mm |
商品の高さ: 0.1mm~300mm | ||
重さ |
2g~5000g | ||
商品の状態 |
※内容物が動かないもの | ||
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商品のデザイン(推奨) |
商品内に幾何学模様が20個以上あること。もしくは、シンプルでない模様が面積全体の50%以上を占めていること | ||
文字や模様のコントラストがはっきりしていること | |||
デザインが商品単位で変動しないこと(同じ商品コードの場合、同一のデザインであること) | |||
文字の大きさ: 高さ2mm以上 | |||
帯が巻いてある場合は、帯が重要な文字、特徴を隠していないこと | |||
設置条件 | 温度/湿度 |
温度:10~35℃/湿度:20~80%(ただし結露なきこと) | |
推奨照度 |
照度: 400ルクス~1500ルクス | ||
その他 | 振動および風がないこと | ||
設置場所を移動しないこと(移動した場合は再調整が必要になります) |
- ※商品の状態、デザインや設置条件については、お客様環境を調査のうえ、最適な状態で導入させていただきます。