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お悩み別に紐解く最適なハイブリッドワーク環境選択とは?
~働き方DXの実現ポイント~
多様化する働き方を支えるため、リモートワーク環境が必要不可欠な時代となった。日本でも働き方改革の進展や新型コロナウイルスへの対応で、オフィスワークとリモートワークを組み合せたハイブリッドワークを実施している企業が急増している。しかし、導入する際には「運用コスト」や「セキュリティ」、「利便性」などさまざまな課題をバランスよく俯瞰する必要がある。自社に最適なハイブリッドワーク環境をどう選択すればいいのか。NECが自らの経験を踏まえた“鉄則”について解説していきたい。
【ホワイトペーパー】
お悩み別に紐解く最適なハイブリッドワーク環境選択とは?
~働き方DXの実現ポイント~
全文はPDFダウンロード(My NEC登録が必要)にてお読みいただけます。
目次
- 働き方の多様化に伴い、業務環境に発生したさまざまな課題とは
- IT管理の負担増や投資対効果をどう見極めるか
- NECの運用ノウハウを盛り込んだクラウド型仮想デスクトップサービス
- セキュリティと利便性を両立させたリッチクライアント
- 2つのソリューションがハイブリッドワークの課題を解決
以下、本レポートの前半部分を掲載しています。
働き方の多様化に伴い、業務環境に発生したさまざまな課題とは
働き方改革やコロナ禍の影響により、多様な働き方が浸透した。最近では、オフィスワークとリモートワークを組み合わせ、働く場所を柔軟に選べるハイブリッドワークを導入する企業が増えつつある。
総務省が2022年5月に発表した「通信利用動向調査*」でも、テレワークを導入したと答えた企業が51.9%となり、1999年の調査開始以降、初めて5割を超えた。クラウドサービスを利用している企業も7割に上昇。DX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた働き方の変革がますます加速している。
なかでも導入のハードルが低いのが「社内の自席PCへのリモートアクセス」と「持ち出しPC」だが、そこにはさまざまな課題があると、NECで業務環境の最適化を担当する上田 匡秀は指摘する。
「コロナ禍以前のリモートワークでは、私も自席PCへのリモートアクセスを利用していました。しかしOSやアプリケーションのハングアップやPC本体の不具合には、まったく対処することができません。ネットワーク帯域に依存する環境であることも含め、業務継続にストレスを感じることが少なくない環境といえます。一方の持ち出しPCは、内部に情報が入ったままですからセキュリティリスクが非常に高い。パッチ未適用のOSやWi-Fiルータの脆弱性を突いた攻撃からデータを守りきれない可能性があります」(上田)
こうした課題を踏まえて登場したのが、自社でサーバを構築・運用し、内部にデータを持たないシンクライアントと組み合わせて利用する「オンプレミス型仮想デスクトップ」だ。しかしこの環境も、サーバやネットワークの導入・運用コストに加え、常にシステムの利用状況を監視し、それに応じた増強計画やセキュリティ対策を考えなければならないといった課題が残る。コロナ禍以降は利用者の急増で、基盤運用やネットワーク帯域の管理、IT部門の負担を増している。
IT管理の負担増や投資対効果をどう見極めるか
経営的観点からリモートワーク環境の課題を指摘するのは、2015年から7年間、出向先のNEC海外現地法人で経営責任者を務めた経験のあるユン ソクファンである。
「経営層は、従業員の能力を最大限に引き出し、セキュリティを担保できる環境を与えつつ、キャッシュを生まない社内システムのコストはできるだけ抑えたいという考えがあります。キャッシュフローはきちんと回っているか、無駄はないか、場当たり的な対応はやっていないかといったことを厳しく精査する立場だからです。その観点でオンプレミス型仮想デスクトップは、十分なリソースを用意すれば従業員満足度は高められるものの、ランニングコストに大きく跳ね返ってしまう。IT管理の負担も含め、投資対効果の見極めが非常に難しいのです。・・・
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