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UNIVERGE IXシリーズ 製品概要

特長

高速通信(優れた転送性能)

NEC独自の高速ルーティング処理による高い転送性能を実現。PPPoEやアドレス変換(NAPT)使用時でも高性能を発揮します。光回線などブロードバンド回線でのインターネットアクセスに最適です。


ZTP(ゼロタッチプロビジョニング)による多拠点展開時の負荷軽減(IX3315/IX2310/IX2235/IX2215/IX2107)

従来、多拠点への装置展開時は、装置をキッティングするための装置保管場所の確保やキッティング作業などの余計な調整や費用が必要になっていました。
今回対応したゼロタッチプロビジョニング(以降ZTP)を活用することで、装置展開前に装置のバージョン合わせや設定投入などのキッティング作業が不要になり、お客様オフィスへの配送までの時間短縮とトータルコストの削減を実現します。

・ZTPの流れは以下です。
 「IXルータの回線接続」→「電源起動+ZTPを有効化(※)」→「NetMeisterへ接続」→「ZTP動作」→サービスイン
(※)IX2310/IX2235/IX2107の場合は専用スイッチによる有効化。それ以外の対応機種については、コマンドによる有効化が必要。

IXシリーズによるZTPイメージ

ZTP(ゼロタッチプロビジョニング)の設定・操作動画

ZTP利用時の詳しい設定・操作方法は動画にまとめております。

・NetMeister登録編
 ZTPで装置が取得するコンフィグは「NetMeister」に登録します。
   本動画は「NetMeister」上での操作方法をまとめております。

・実機の設置と動作説明確認編
 本動画はZTP利用時の設置方法やZTP動作の確認方法をまとめております。

・QRコード登録
 本動画は装置の個装箱に添付されたQRコードを利用した装置の登録方法を
 まとめております。


UTM(統合脅威管理)にも対応する強力なセキュリティ(IX3315/IX2310/IX2235/IX2215/IX2107)

従来のファイアウォール機能に加え、IPS、アンチウィルス、Webガード、URLフィルタリングといった複数のセキュリティ対策を組み合わせた多層防御を実現。悪意ある攻撃など外部からの脅威や、うっかりミスやコンプライアンス違反など内部からの脅威から企業の情報資産を守ります。

端末認証機能としてIEEE802.1X、MACアドレス認証、Web認証に対応。管理されていない不正端末のネットワークアクセスを制限します。

IXシリーズによるセキュリティ管理のイメージ

企業のニーズを満たす高速インターネットVPN

拠点用ルータからセンタ用ルータまで幅広いラインナップを取り揃えており、「IX3315」ではIPsec対地数が最大5,000対地、IPsec性能が最大4Gbpsと高いスケーラビリティとパフォーマンスを実現。ブロードバンド回線を活かした高速なインターネットVPN環境を実現します。

さらにインターネット接続でランニングコストの安価な動的アドレス割当てに対応しており固定アドレス割当てに比べコスト削減が可能です。

また、主要なクラウドサービスとのVPN接続にも対応しています。

クラウドサービスとの接続設定例


フルメッシュVPNを容易に構築、ダイナミックVPN

拠点間VPNをかんたんに構築できる「ダイナミックVPN機能」に対応。

ダイナミックVPNは、センタ-拠点間のVPN接続の設定を行うだけで、フルメッシュのVPNを簡単に構築することができる機能です。本機能を利用することにより、VPN設定の容易化と、拠点間通信の高速化センタルータの負荷軽減を実現できます。

ダイナミックVPN

ダイナミックVPN機能とは?


PCやスマートデバイスとVPNで接続、リモートアクセスVPN(L2TP/IPsec)

スマートデバイス(iOS/Android)やノートPCとのVPN接続に対応。各OSに標準実装されているVPN機能(L2TP/IPsec)を使うため、クライアント側にはVPNソフトウェアが不要。導入コストを抑えたリモートアクセス環境を構築可能です。
拠点間VPNとリモートアクセスVPNをIXルータ1台で同時に実現します。

L2TP/IPsecを使用したリモートアクセスVPNの構成例

リモートアクセスVPN(L2TP/IPsec)の設定例


レイヤ2VPNを実現するEthernet over IP

Ethernet over IPの仕組み

イーサネット・フレームをIPネットワーク上でトンネリングする「Ethernet over IP」機能を搭載。SNAやDINA、AppleTalkといった非IPプロトコルの拠点間接続を実現できます。Ethernet over IPのカプセル化方式に、処理負荷が軽いEtherIP(RFC3378)方式を採用。「IX3315」では最大10Gbpsのスループットを実現。また、高速IPsecとの併用によりイーサネットフレームを暗号化し通信内容を保護します。


VRF-Liteで複数のネットワークを統合

1台のルータ内で仮想的に複数のルーティングテーブルを動作させるVRF-Liteに対応。用途や部門ごとに分かれていた複数のネットワークを1台のIXルータに統合することで、導入コストと運用管理コストの削減を実現します。

ネットワークが論理的に分離されるため、強固なセキュリティを確保できます。また、ネットワーク同士のIPアドレス重複を気にしないで柔軟なネットワークを構築可能です。

IXシリーズによるVRF-Lite利用イメージ

快適なクラウド利用を実現するURLオフロード機能

クラウドサービスのビジネス利用が拡大する中、トラフィック増加に伴うレスポンス低下により、アプリケーションやシステムが遅くなる、利用できないといった問題が生じる可能性があります。

IXシリーズでは、URLオフロード機能により、Microsoft Office 365の通信を自動識別し、オフロードすることで通信負荷を軽減。クラウドサービスを快適に利用することができます。
また、2021年4月にリリースした「Ver.10.5」から、Microsoft Teams・ZoomなどのWeb会議も自動識別に追加され、テレワーク需要により増えた通信の負荷軽減が可能です。

URLオフロード機能の利用イメージ図

ISDNマイグレーションに最適、データコネクト対応

NTT東日本およびNTT西日本が提供する「ひかり電話」の帯域確保型データ通信サービス「データコネクト」を活用し、最大1Mbpsの帯域が確保されたセキュアで低遅延・高品質なVPN通信を実現します。従量課金で必要なときに必要な分だけ利用でき、従来のISDN-BRIと比較して圧倒的に広帯域なため、ISDNバックアップ回線の置き換えやバッチ処理などの短時間の利用に最適です。

「データコネクト」の詳細については以下のホームページをご確認ください。

IXシリーズによるデータコネクト利用イメージ

音声/データ統合を実現するQoS機能

高い通話品質を実現する優先制御や帯域制御機能により、音声パケットの遅延や廃棄を防ぎます。内線電話などの音声とデータ回線の統合ネットワークを実現し、トータルでのコスト削減が可能です。


信頼性の高いネットワークを構築

BRI/PRIポートによるISDN迂回や、VRRPによる装置の二重化、ネットワークモニタ(Ping監視)機能による障害検出を組み合わせることで、回線障害時および機器障害時の自動迂回など、信頼性の高いネットワークを構築できます。「UNIVERGE IX3315」ではホットスワップに対応した冗長電源を追加実装することで、装置単体の電源障害にも対応できます。


IPv6ネットワークに標準対応

標準でIPv6をサポート。もちろん、既存のIPv4と同時通信(デュアルスタック)に対応しているので、今すぐにIPv6ネットワークを導入する場合にも、将来のIPv6導入を見すえた場合にも最適な選択肢となります。


環境・省エネ対応

設計段階から、使用・廃棄にいたるまで、ライフサイクル全体での環境負荷低減に積極的に取り組んでおります。

全機種RoHS指令に準拠しているほか、高性能と低消費電力化の両立を実現しており、「IX2215」ではNECならびに業界のトップランナーとなり得る基準を満たした製品に付与される環境ラベル「エコシンボルスター」製品に認定されました 。

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