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学校向けパソコンの取り扱い
学校向けパソコン取り扱いについて~注意点のまとめ~
- はじめに
- 学校向けパソコンの取り扱い
- 学校での長期保管の場合
- 長持ちバッテリー
パソコンのバッテリについて
パソコンには、授業で一日中使えるように、「リチウムイオンバッテリ」という大きな電池が入っています。
リチウムイオンバッテリは、落としたり、叩いたり、乱暴に使うと、中が壊れて火が出たり煙が出たりすることがあります。
また、正しく使っていても、使っているうちにバッテリは少しずつ熱くなってきます。バッテリは熱に弱く、熱くなると寿命も短くなります。
そのため、パソコンは熱くなりすぎないように工夫して作られていますので、布団やコタツの中、物にかこまれた場所など、パソコンが熱くなりやすい場所で使ったり、しまったりしないようにしてください。

パソコンの使い方と注意点

- 強く叩いたり、投げたり、落とさないようにしましょう。

- パソコンを持ち運ぶときや、人に手渡しするとき、他の教室や屋外に持っていくときは、カバーを閉じて、体の前で両手で抱えて持ちましょう。

- パソコンを何かでおおったり、囲ったり、何かと重ねた状態で使ったり、しまったりしないようにしましょう。
パソコンは全体で熱を逃がすように作られています。
周りを囲んでしまうと十分に熱を逃がすことができず、高温になりバッテリの膨張や故障の原因になります。
- パソコンが床に落ちたりしないよう、安定した場所で使うようにしましょう。
- 机の端からはみ出して置かない。
- 荷物を積み上げた上に置かない。

- 濡れた手で触ったり、水に濡らさないようにしましょう。

- パソコンの左右にある差込口(電源やUSBなどのコネクタ、ヘッドフォンとマイクの穴)や、キーのすき間、画面の端などに、物やゴミを絶対に入れないでください。
パソコンの中に水など液体が入ったり、ゴミや埃が溜まったりすると、パソコン内部で異常な電気が流れ、発火や発煙に至る可能性があります。

充電するときの注意点
- 充電するときは、許可されたACアダプタを使いましょう。
- ほかのACアダプタでは絶対に充電しないでください。
ゲーム機やほかの機械のACアダプタを使うと、異常な電気が流れて、発火や発煙の原因になる可能性があります。

- 充電保管庫にしまうときや、使い終わってからしまう場合は、電源を切りましょう。
電源を切らないままや、スリープ状態のままで充電保管庫にしまったり、重ねておいたりすると、パソコンが熱いままになります。
これは、壊れる原因になったり、バッテリの寿命が短くなる原因になります。

- 充電するときは、まわりに燃えやすいもの(紙や布など)がないことを確認しましょう。

持ち帰りや持ち歩きに関する注意点
- パソコンをバッグやランドセルに入れて運ぶときは、裸のままではなく、パソコンを守るためにケースに入れるようにしましょう。
- ケースがないときは、教科書やノートで挟んで、パソコンが中で動かないようにしましょう。教科書やノートがクッションになり、パソコンが壊れにくくなります。

- パソコンを落としたり、強くぶつけたり、濡らしたりしてしまったときは、電源を切って先生または保護者の方に報告しましょう。
パソコンの中のバッテリが壊れると、火や煙が出てくることがあります。バッテリが壊れていなくても、パソコンの中で壊れたほかの部品が、バッテリを傷つける場合もあります。
一度落としたくらいだと、パソコンはいつも通りに使えて、何もなかったように見えるかもしれませんが、中が壊れていることもあります。

その他の、してはいけないこと 1
注意して使うようにしてください。
- 液晶画面やキーボードやボタンなどを、強く押したり、鉛筆など先のとがったもので触ったり刺したりしないこと。

- 運ぶときは、液晶画面側を持って運んだり、持ち上げたりしないこと。
映らなくなったり、割れてしまうことがあります。

- 画面を開け閉めするときは、画面の左右を持たないこと。画面の上の真ん中あたりをもって開け閉めしましょう。
- 液晶画面は、用も無いのに開けたり閉じたりを繰り返さないこと。

- 画面を閉じるときは、画面とキーボードの間にモノや指を挟んだまま閉じないこと。

その他の、してはいけないこと 2
- パソコン本体やキーボード表面などを消しゴムでこすらないこと。(キーボードの文字が消えて、隙間にゴミが入ってしまいます。)

- ACアダプタ、電源コードを屋外で使用しないこと。
- 電源コードは、折れ曲がった状態や束ねた状態、ACアダプタに巻き付けた状態で使用しないこと。

- ケーブルを引っ張って抜いたりしないこと。
ケーブルを抜き差しするときは、プラグ部分をしっかりと持って、抜き差ししましょう。
ケーブル部分を引っ張ると、ケーブルの根元やパソコン本体のコネクタが壊れる原因になります。

家で使うときの注意点 1
- パソコンが入ったまま、ランドセルやカバンを放り投げたり、乱暴に置いたりしないこと。
- 電源を入れたまま、ランドセルやカバン、机の中にしまっておかないこと。

- パソコンの上にものを置いたままにしないこと。
- 布団やコタツの中など、熱のこもりやすい場所で使ったり、置いたままにしないこと。

- 床や足元、キャスターのある椅子や家具の近くなど、誤って踏んだり、落としたり、物とぶつかる可能性がある場所で使わないこと。
- 足を引っかけやすいところにケーブルを延ばして使ったり、充電をしたりしないこと。

家で使うときの注意点 2
- ぬれた手(消毒液、水にかかわらず)や汚れた手で触らないこと。

- パソコンを清掃、消毒するときは、消毒液などを、直接吹きかけないこと。
許可されたものを布に含ませておこなうようにしましょう。
(ご参考)
NEC「キーボード・マウスなどパソコンの清掃に関するご案内」
https://jpn.nec.com/products/bizpc/info/news/pc_clean.html

使用や保管をしてはいけない場所 1
- ストーブやコタツ、卓上コンロなど、熱くなるものの近く

- 直射日光があたる場所

- 夏など、暑い日の車の中

- 布団やコタツの中など、物に囲まれた場所

使用や保管をしてはいけない場所 2
- キッチンや洗面所など、水を使う場所の近く

- 食卓など、食べ物や飲み物をこぼしやすい場所

- 加湿器などの湿った空気が直接あたる場所
- 窓際や氷点下の車内など結露が起きやすい場所

パソコンに異常が発生した場合
パソコンが次のようになったときは、すぐに電源を切って、パソコンの使用を中止してください。
ACアダプタを使って充電している場合は、電源コードのプラグをコンセントから抜いてください。
すぐに、先生または、保護者の方へ連絡をしてください。
- 煙が出たり、変な臭いがする。
- 手でさわれないほど熱い。
- パソコンの形が変わったり、ふくらんでいる。
- 普段とは違う、聞いたことのない音がする。
- パソコンが割れたり、ひびがある、欠けている、へこんでいる。
- ケーブルが折れ曲がったり、ゴムの部分が傷ついたり割れたりしている。



上に記載をした使い方を守って、よりパソコンにやさしく、あんぜんな使い方をお願いいたします。