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キーボード・マウスなどパソコンの清掃に関するご案内
更新日:2022/10/20
昨今のCOVID-19による影響から、パソコン機器の清掃に関して、 多くのお問い合わせをいただいております状況を鑑み、弊社にて独自の検証作業を 行った結果を踏まえた、アルコールを含む消毒薬での清掃方法について、ご案内申し上げます。
尚、パソコン機器についてはアルコールを含む消毒薬などの使用を前提とした 製品設計とはなっておらず、製品マニュアルなどの記載内容とは異なることを 予めご了承願います。
※製品内部への消毒薬の侵入による異常や外装やコーディング損傷による修復などは、 保証期間内であっても有償修理となりますのでご了承願います。
<ご用意いただくもの>
- アルコール消毒薬
※濃度の高いアルコールなど、下に掲げる薬品ははご使用になれません。 - 布(マイクロファイバー製)
※マイクロファイバー布が色落ちし、パソコン製品へ色移りする場合がありますので、無着色のもの - 手袋(ビニール製)
- 漂白剤
- 過酸化物
- アセトン
- シンナー
- ベンゼン
- 塩化メチレン
- トルエン
- アンモニア
- エチルアルコール
- 無水エタノール
- エタノール
- 次亜塩素酸ナトリウムを含む消毒薬
- 二酸化塩素を含む消毒薬
- 塩化ベンザルコニウムを含む消毒薬
上記の化学薬品を使用すると、製品の表面に修復不可能な損傷が残る可能性があります。
(ウェットティッシュ・除菌ティッシュ・ガラスクリーナー・OAクリーナーなども、製品外観、画面表面のコーティングを傷つける恐れがあります)

パソコン機器の清掃を実施いただく際の方法
<事前のご準備>
- パソコン本体にケーブルや周辺機器及びメディアカード類などが接続されている場合は、すべて事前に取り外してください。
- パソコン本体の電源を切り、ACアダプタをはずしてください。
- パソコン本体
- 液晶ディスプレイ
- キーボード及びマウス
※一部、消毒薬をお使い頂けない箇所がありますので下記をご参照ください。
- Webカメラ
※レンズの曇りなどが発生する原因となるため、アルコール消毒薬はお使いいただけません - 外部コネクタ端子
※接触不良の原因となるため、アルコール消毒薬はお使いいただけません - ラベル
※型番や号機の印字やバーコードが消える、また読取りができなくなるなどの可能性があるためアルコール消毒薬はご利用いただけません
- 消毒薬をマイクロファイバー製の布にしみこませ、布はあまり濡らさず、軽く湿らせた状態で軽く拭いてください。
清掃時の留意事項
- ※消毒薬による清掃は、最大でも1日5回以下にしてください。
- ※表面を傷つける恐れがあるため、布・タオル・ペーパータオルの使用はお避け下さい
- ※消毒薬をパソコン本体や液晶ディスプレイ、キーボードやマウスに直接スプレーすることはおやめください。
- ※パソコン本体や液晶ディスプレイ、キーボード、ボタン類の隙間から、内部に消毒薬などの水分が浸入することで故障の原因となりますので十分にご注意ください。
- ※製品内部への消毒薬の侵入による異常や外装やコーディング損傷による修復などは、保証期間内であっても有償修理となりますのでご了承願います。
- ※消毒薬の使用により、液晶ディスプレイやタッチパネルの表面のコーティングがはがれる可能性があります。
- ※消毒薬によりラベルなどの印字やバーコードが読みとれなくなる可能性があるため、修理の際の製品確認にお時間をいただく場合がございます。
キーボードのキーの印字部は消毒薬による印字部の損傷を軽減するために、やさしく拭いてください。 - ※本手順に沿ってお手入れいただくことにより、損傷のリスクを軽減することが予測されますが、完全に損傷や劣化を防げるものではございませんので、お客様責任においての実施をお願い申し上げます。
- ※人の手が多く触れる箇所の清掃手順であり、ACアダプタやその他ケーブル、周辺機器などは、従来通り、水かぬるま湯を含ませて、よくしぼった柔らかい布で清掃願います。
- ※塩素系の消毒薬を使用した場合、その消毒薬に起因しコネクタ部の腐食による接触不良等が発生する可能性があります。 塩素系の消毒薬の使用(噴霧、手指消毒等)はできるだけ避けていただき、もし使用される場合は、製品に付着しないように工夫(手袋使用など)してください。
(ご参考)アルコールを含む消毒薬での清掃検証結果について
ご参考情報として、アルコールを含む消毒薬での清掃検証作業を行った結果を下記に記載いたします。
◎ 検証内容と結果
10,000回往復で拭き取り試験を実施しましたが、製品表面の拭き取りを繰り返すことにより、下記影響が生じる可能性があることが判明いたしました。
◎ 検証に使用した清掃製品
・「アルコール(エタノール)消毒薬」
エタノール:76.9~81.4vol%
・「マイクロファイバータオル」
ポリエステル:80%、ナイロン:20%
繰り返しのアルコール消毒清掃により筐体部分が劣化しヒビ割れや塗装剥がれなどの修復不能な損傷が発生する可能性があります。
過度の消毒清掃により、製品表面が摩耗する恐れがあります。
水滴や消毒清掃後のマイクロファイバー布を製品上に放置しておくと、変色やシミの原因となります。
消毒薬によりラベルなどの印字やバーコードが読みとれなくなる可能性があります。