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物体指紋認証技術を活用した個体識別情報管理ソリューション

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お客さまの課題

経営を揺るがしかねない品質問題によるメガリコールの急増や、サプライチェーンのグローバル化にともない、今、トレーサビリティの強化が求められている製造業。最近では取引条件に個体単位での品質管理を求めるケースも増えているようです。しかしながら、個体管理を実現するには様々なハードルが存在することも事実です。

個体管理実現を阻む制約が多い

  • 製品・部品のサイズや素材特性上、バーコード/ICタグ付与やレーザー刻印ができない
  • バーコードを出力したり、ICタグを取り付けたりに手間と時間がかかる
  • バーコード/ICタグの付与やレーザー刻印のための設備、設置するスペースの余裕がない
  • バーコード/ICタグの付与やレーザー刻印のために大掛かりな製造ライン変更…は避けたい

製造日時管理やロット管理では不可能な、究極の品質管理とも言うべき「個体管理」。これを実現するには、1つひとつの製品・部品にバーコードやICタグを付与したり、レーザー刻印したりするのが一般的ですが、さまざまな事情によりそれが困難なケースがあります。

個体管理実現を阻む制約が多いことを説明する図

すでに何らかの方法で個体管理を導入している企業においても、

  • レーザー刻印の読み取り品質が悪い
  • 工程途中でバーコードがはがれ落ちてしまう
  • 熱処理/塗装の前にICタグを外すと工程後に入れ変わってしまうことがある

といった課題を抱えているケースもあるようです。

解決策のご提案
物体指紋認証で個体管理の課題をクリア

NEC独自の技術「物体指紋認証」と、この技術を採用した「個体識別情報管理ソリューション」によって、前段でご紹介したさまざまなハードルや課題をクリアし、個体管理の可能性が一気に拡がります。

物体指紋認証技術とは?

製品・部品の表面には、製造時に微細な紋様(物体指紋)が自然発生します。この紋様は同一製品・部品であっても個体ごとに異なるため、固有の特徴を画像解析することで個体識別が可能になります。NECでは、郵便番号認識など半世紀に及ぶ文字認識や、世界最高レベルの指紋認証/顔認証開発で培われた認証技術をもとに、高精度の物体指紋認証技術を世界に先駆け開発しました。

高精度の物体指紋認証技術を説明する図

ソリューションの概要

製品・部品を個体毎に識別可能である物体指紋認証をクラウドサービスとして提供する「GAZIRU」と連携し、製造現場における個体識別・個体管理を実現するソリューション、それが「個体識別情報管理ソリューション」です。

製造現場では製品・部品の表面(一定箇所)をカメラで撮影するだけ。特徴(物体指紋)識別はクラウド上の解析エンジン側で行うため、システム(装置)の規模が小さく、手軽に&迅速に導入することができます。

主な特長・強み

  • バーコード/ICタグ付与やレーザー刻印などが困難な製品・部品の個体管理を実現
  • バーコードやICタグと異なり、出力や貼り付けなどの手間が発生しない
  • マーキングや刻印が不要で品質への影響がないため、検査方法の見直しや納入先の承認を心配しなくてよい
  • カメラと制御用PCを設置するだけ。ライン組み換え不要で手軽に導入できる
  • MES(製造管理システム)との連携で、品質向上/トレーサビリティ強化/生産スループット向上を実現

実際に物体指紋が採取できるかどうか調べてみたい…というお客様に対しては、抱えている課題や対象物についてヒアリングの上、ご提供いただいたサンプルにて採取可否検証を承っています。お気軽にご相談ください。

MES(製造管理システム)との連携で、品質向上/トレーサビリティ強化/生産スループット向上を説明する図

期待される効果

活用シナリオ

これまでバーコード/ICタグの付与やレーザー刻印などができなかったケースにおいても、物体指紋認証技術によって個体管理の可能性を拡げます。下記のようなシナリオでの活用が想定されます。

シナリオ1:連続ラインにおける個体単位での実績管理

基板に様々な部品を連続して取り付けていく製造ラインの場合、本ソリューションで個体識別した基板の情報に組立・加工・検査などの工程情報を紐づけて、製品・部品に特別な加工を施すことなく、個体単位での実績管理を実現します。

画像照合機能を使用した生産ラインの説明の図

シナリオ2:構成部品の個体管理でトレーサビリティ強化

複数の部品を組み立てて製造する製品の場合、本ソリューションで部品ひとつ1つの物体指紋を取得することで、組立後の製品について部品レベルでの品質管理(トレーサビリティ)を実現。製造情報と紐づけることで部品の滞留時間把握も可能になります。

個体管理でトレーサビリティ強化を説明する図

シナリオ3:工具の保守・メンテナンスを最適化

製造加工の現場では、一定の加工精度・品質を保つため、使用する工具の保守・メンテナンスが欠かせません。本ソリューションですべての工具を個体識別した上で、メンテナンス情報や加工品質情報を紐づけることで、メンテナンス(内容・頻度)の最適化が図れます。

保守やメンテナンスを最適化を説明した図

3つの価値を提供、「ものづくり高度化」へつなげる

本ソリューションは製造の現場に下記3つの価値をもたらします。

  1. 取引拡大(個体管理が条件の製造案件受注が可能に)
  2. 管理メッシュの精細化で不良率低減&不良品対応を迅速化
  3. 製品ブランド・企業ステータスの向上

さらにAIを活用して検査工程の省人化を実現する「AI Visual Inspection」との組み合わせなどによって、NECが提唱する「NEC Industrial IoT Platform(ものづくりDB)」の統合活用へと可能性が拡がり、ものづくり全体のさらなる改善を促進します。

3つの価値を説明する図

関連ソリューション

「識別したい物品が大きい」「多くの物を一度に識別したい」という方は、個品同時識別ソリューションをご覧ください。
適用例:鉄材や建材などの個品管理や検品作業など

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