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書籍紹介

NECのDXの取り組みについて「ビジネス×テクノロジー」の観点からNECの知見やノウハウを集約した書籍を出版しました。
みなさまのDX推進に、ぜひお役立てください。

デジタルエシックスで日本の変革を加速せよ
対話が導く本気のデジタル社会の実現

内容紹介

人や企業が行動するときのデジタルのルールがわかる!

デジタルエシックスの定義や歴史から、デジタル先進国の事例、デジタルエシックスコンパスを活用した製品・サービスの実例までわかりやすく解説

本書は今やすべてのビジネスに欠かせないデジタルやDXの活用に関する倫理、つまりデジタルエシックスについて考えるもの。デジタルエシックスを検証し考えるためのツールである「デジタルエシックスコンパス」の活用方法を中心に、企業や組織がデジタルエシックスを競争力に転換する方法について実践的に解説します。

【目次】
第1章:世界競争力ランキングに見る日本の現状
第2章:デジタルエシックスに至る倫理の歴史
第3章:デジタル先進国デンマークのデジタルエシックス
第4章:デンマークにおけるデジタルエシックスの実践
第5章:デジタルエシックスの社会実装
第6章:デジタルエシックス活用のためのフレームワーク
第7章:エシックス中心の世界へ向けて
付録:日米欧のAIガイドライン動向

著者について

今岡 仁(いまおか・ひとし)
NECフェロー。1997年NEC入社。脳視覚情報処理の研究開発の後、2002年に顔認証技術の研究開発を開始。世界70カ国以上での生体認証製品の事業化に貢献するとともに、NIST(米国国立標準技術研究所)の顔認証ベンチマークテストで世界No.1評価を6回獲得。令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞(開発部門)」受賞。令和5年春の褒章「紫綬褒章」受章。

松本真和(まつもと・まお)
NECフェロー室長。官公庁、金融、通信会社を経て2021年よりNECに参画。新技術の活用に関わる実証推進や国際制度対応、産業界の発展に資する政策提言など、産官学で社会実装を進める役割に従事。現職ではDXに関わるソートリーダーシップ・パブリックアフェアーズ活動を推進するほか、世界経済フォーラムフェロー、SDGsデジタル社会推進機構相談役などを歴任。

伊藤宏比古(いとう・ひろひこ)
NECグローバルイノベーション戦略統括部産学官連携コーディネーター。地域住民との将来ビジョン作成やインドでのハッカソンによる社会ソリューションの開発など、国内外で多様な価値観を持つステークホルダーとのオープンイノベーション業務に従事。近年は、アカデミアとの共創活動、特にAIに関するガバナンスや倫理についての産学連携活動を担当。

井出昌浩(いで・まさひろ)
NECコンサルティングサービス事業部門マネージングディレクター。コンサルティングファームを経てNECに参画。専門領域はDX、データ活用、デジタル人材育成、デジタル組織運営。デジタル活用に関し、国際会議・海外大学等での講演や雑誌寄稿なども実施。産業および地域社会のDX推進のため、信州大学特任教授、宇都宮市CDXO補佐官も務める。

島村聡也(しまむら・としや)
NECデジタルトラスト推進統括部長・AI統括管理者。総務省AIガバナンス検討会構成員。デジタル時代における企業へのトラスト実装を専門とし、NECのAIガバナンス構築・運営を指揮するとともに、グローバルなAIガバナンス議論に参画。日本国内ではAIガバナンス検討会構成員として総務省・経済産業省がまとめる「AI事業者ガイドライン」の作成に参画・尽力する。


経営層のためのサイバーセキュリティ実践入門
~生成AI、DX、コネクティビティ時代を勝ち抜くための必須スキル~

内容紹介

経営層がセキュリティをどのように捉え、
ビジネス戦略に組み込むべきかを説いた一冊


今やサイバー攻撃(不正アクセス、マルウエア、ランサムウエア、サービス妨害など)は不特定多数の企業に対して行われるようになり、特別なものではなくなっています。企業においてDX(デジタルトランスフォーメーション)が浸透し、さらにAI(人工知能)の活用が当たり前になった現在、この動きはますます加速すると予想されます。

日本企業においても、サイバー攻撃が重要な経営リスクと認識されるようになった反面、実際の対応は情報システム部門に丸投げされていることが多く、経営者やマネジメント層の関心が薄いままなのが現状です。しかし、サイバーセキュリティによる損失の発生は取締役の責任であり、もはや「知らなかった」では済まされない時代になっています。

本書は、一般企業の経営者・マネジメント層を対象に、経営層として最低限知らなくてはならないサイバーセキュリティ対策の知識をまとめた入門書です。サイバーセキュリティ対策が必要となっている背景から、経営層に求められる役割と戦略、組織づくりやシステム管理、事故が発生した際の対応(インシデントハンドリング)まで、平易な文章と豊富な図版を用いて解説し、明日からでも実践できるようになっています。業種や規模を問わず、多くの企業経営者・経営層に読んでいただきたい一冊です。

【目次】
序章 サイバーセキュリティとは
第1章 サイバーセキュリティの現状
第2章 経営層に求められる役割と戦略
第3章 実践のための組織づくり
第4章 実践のためのシステム管理
第5章 インシデントハンドリング

著者メッセージ

一度インシデントが発生すると、企業の業務は停止し、状況の把握も困難になり、非常に悲惨な状況に陥ることがあります。日々の業務で様々なお客様や組織のインシデント対応にあたり切迫した状況を目の当たりにするたびに、インシデントを減らすためには、セキュリティ対策を特別なものとしてではなく、ビジネス戦略の一環として扱う必要があると感じています。
経済産業省や独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発行する「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」が改訂され続け、多くの関連書籍が登場し、「セキュリティが経営層の課題である」という認識が社会的にも高まっています。
そこで、本書執筆にあたっては、「経営層がセキュリティをどのように捉え、ビジネス戦略に組み込むべきか」については、まだ十分な情報が提供されていないと感じ、「何をどこまで行うべきか」「どのように取り組むべきか」という疑問を解消するために、経営層のみなさまがセキュリティについて理解を深める助けとなるような内容にすることを心掛けました。
セキュリティに対する考え方に少しでも貢献できれば幸いです。

淵上 真一(ふちがみ しんいち)
NEC Corporate Executive CISO 兼 サイバーセキュリティ戦略統括部長(※2024年4月着任)
NECセキュリティ株式会社 取締役
ベンチャー系SIerにて、プログラマ、ネットワークエンジニアを経た後、学校法人にて教鞭を執る傍ら、組織のセキュリティコントロールを手がける。また、司法・防衛関連のセキュリティトレーニングに携わる。NECではサイバーセキュリティ全社統括を担当し、NECセキュリティの取締役に着任。CISSP認定機関ISC2の認定主任講師として人材育成活動も務めており、2016年には、ISC2よりアジアパシフィック地域でセキュリティの発展に貢献した一人として、ISLA Senior Information Security Professionalを受賞。
情報処理安全確保支援士集合講習認定講師、Hardening Project 実行委員、北海道大学 情報基盤センター 客員研究員、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)評議員、一般社団法人サイバー安全保障人材基盤協会(CSTIA)理事。
著書に『イラスト図解でよくわかるネットワーク&TCP/IPの基礎知識』(技術評論社、2018)がある。

執筆者一覧(五十音順)

青木 聡(あおき さとし)
暗号技術を用いたセキュリティ研究開発、脆弱性診断サービスやコンサルティング、NECグループ内のセキュリティ人材育成などを経て、現在はNECグループの製品・システム・サービスに対してセキュリティを確保するためのセキュア開発・運用を推進。推進リーダーとして、セキュア開発・運用ルール策定や展開、脆弱性マネジメント、セキュリティインシデント発生時のハンドリングをリード。CISSP、CISAを保持。

有松 龍彦(ありまつ たつひこ)
20年以上、サイバーセキュリティ分野にて設計・構築を行い、MSSPサービスの立ち上げやお客様先SOCの構築、運用サポートなどに従事。これまでのアナリスト業務やインシデントレスポンス業務の経験に基づき、サイバーセキュリティ事業統括として、データドリブンサイバーセキュリティ事業などの新規ビジネスの企画を遂行。CISSPを保持。

宇都田 賢一(うつだ けんいち)
公共機関のネットワークシステムインテグレーション、販売支援などを経て、現在はサイバーセキュリティ領域のタレントマネジメントを企画・実行するチームを率いる。事業部門におけるプラス・セキュリティ人材のあり方や育成の検討、ISC2との戦略的提携によるCISSP拡大を推進、国立高専機構との実践的な人材の育成にも貢献。SC3産学官連携ワーキング・グループ委員。CISSP、情報処理安全確保支援士を保持。

奥山 聖(おくやま しょう)
金融機関向け業務アプリケーション開発やデジタルメディアサービス基盤の構築・運用を経験した後、重要インフラや民間企業等のセキュリティ対策システムの構築や運用を推進。2023年よりデータドリブンサイバーセキュリティ事業の推進リーダーとして、セキュリティコンサルからデリバリーまでを統括。CISSP、PMP認定資格を保持。

角丸 貴洋(かくまる たかひろ)
研究所にてモバイル・ネットワークを中心にセキュリティの研究開発に従事。標準化活動やドイツでの研究活動等を経て、サイバーセキュリティの技術戦略を担当。現在は、サイバーインテリジェンスチームのリーダーとして、脅威インテリジェンスの普及に努める。CISSP、GIAC(GCTI)を保持。FIRST、SANS THIR Summit、AVARなどでの講演実績多数。

鹿島 謙一(かしま けんいち)
ネットワーク機器のソフトウェア開発からスタートし、20年以上にわたりサイバーセキュリティ領域の製品・サービス開発、ビジネスを推進。IoT/OTセキュリティ事業を立ち上げる。現在はサイバーセキュリティ戦略統括補佐として、主に事業企画、政策渉外、タレントマネジメント、ブランディングを担当。株式会社サイバーディフェンス研究所取締役兼任。CISSP、情報処理安全確保支援士を保持。

後藤 淳(ごとう じゅん)
20年以上にわたり、サイバーセキュリティ事業の製品開発に従事。国家安全保障を支えるお客様向けの最先端サイバーセキュリティソリューションやシステムの事業統括を経て、サイバーセキュリティ事業統括を担当。NECグループのセキュリティCoEのビジネスリーダーとして、データドリブンサイバーセキュリティ事業を立ち上げ、2023年12月よりNECセキュリティ株式会社の取締役執行役員に着任。CISSPを保持。

佐藤 裕(さとう ゆう)
デジタルフォレンジック、インシデントレスポンス支援、脅威インテリジェンス業務に従事。大規模国際イベントでの脅威インテリジェンス業務およびフォレンジック業務のリーダーを担当。現在は、主業務の外、官公庁や大企業向けのフォレンジック研修、セキュリティアドバイザリなどを行っている。CISSP、情報処理安全確保支援士を保持。

田中 洋(たなか ひろし)
官公庁や大企業のお客様を中心にMSS事業におけるカスタマーサクセス、サイバーセキュリティ・コンサルティングに従事。SOCでの知見をさらに価値あるものとしてお客様に提供。2016年から2021年まで欧州でのSOC拠点設立および統括を担当。コンサルタントとしては平時のセキュリティ体制整備や教育訓練、およびインシデント発生時の対処の助言まで幅広くお客様の支援を行う。CISSP、CISAを保持。

中村 直生(なかむら なおき)
15年以上、サイバーセキュリティや不正調査などに関するデジタルフォレンジックおよびインシデントレスポンス業務に従事。Windows/Linux/Mac/スマートフォン/クラウドデータなど、様々なデータの解析を行う。様々なフォレンジック研修の作成および講師も担当。GIAC(GCFA、GCFE、GREM、GNFA、GCIH、GBFA、GPEN)、EnCE、情報セキュリティスペシャリストなどを保持。


AIビジネス大全

内容紹介

この1冊で、AI(人工知能)のビジネス活用・実践に関するすべてがわかる!
「AIの活用にあたって、ビジネスリーダーが押さえるべき点は?」
「失敗しないAI企画の進め方ってどのようなもの?」
「AIシステムの導入の勘所は?」
「組織としてAIを活用するために気をつけることは?」
「未来のAIはどうなるの? AIの活用で求められるルールは?」

2,000件以上のAIプロジェクトの実績を持つ、NECのプロフェッショナルたちの知見と経験を集結!
今や企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略の要となったAI(人工知能)の活用。「国内外の導入企業事例」から、「導入企画」「開発運用」「人材育成・組織づくり」「今後実現するAI活用シーン」「倫理・ガバナンス問題」まで、AIをビジネスで活用するための知識、ノウハウを網羅!これからAIを導入する企業はもちろん、すでに導入している企業も、経営者・経営幹部、現場リーダーを中心に必読の1冊!

【目次】
第1章 AIが加速するデジタルトランスフォーメーション
第2章 AI ・データ利活用の検討プロセス
第3章 AIシステムの検証と導入
第4章 組織としてのAI・データ利活用の推進、浸透
第5章 さらなるAIの活用に向けて

編著者メッセージ

私たちが得られた知見、ノウハウを集めることで、みなさまにAIのビジネス活用を広げていただきたい」このような思いを胸に、本書だけでAI のビジネス活用を進められるよう、2,000 件以上のAIプロジェクトを遂行・支援したNEC のプロフェッショナル36 名の知見を集めました。
AIをビジネスに活用するには、多様な役割を担ったメンバーによる協働が必須です。
そのために、ノウハウだけでなく、DX やAI の動向、AI のビジネス活用プロセスやAI 技術、人材育成や組織づくり、将来像や倫理・法律などといった周辺情報も網羅しました。本書を通じて、みなさまのビジネスへのAI・データ利活用の実践にお役立ていただけることを切に願っております。

編著者について

『AIビジネス大全』執筆チーム(著)、秋元 一郎(編著)

秋元 一郎(Ichiro Akimoto)

日本電気株式会社 AIビジネスイノベーションセンター センター長

東京都出身。東京工業大学大学院 修士課程卒業。日本電気株式会社(NEC)入社後、開発、運用、経営企画、M&A、事業開発、パートナリング、営業、北米赴任などを経て、2014年より現・データサイエンス研究所にてAI分析および事業開発を担務。以後、国内外300社以上の企業とAI活用コンサルティングやトライアル、SL提供、パートナリングなどを実施。世界経済フォーラム第四次産業革命センター AIフェローとして、ホワイトペーパー作成や講演などを通じて、適切なAI・データ利活用について発信。2022年より現職。主に事業開発(ビジネスディベロップメント)を担務。


紙と鉛筆で身につける
データサイエンティストの仮説思考

内容紹介

データ活用のプロであるデータサイエンティストはどのように考えるのか?本書は、紙と鉛筆で学ぶというコンセプトのもと、PythonやRなどのプログラミング言語を使わずにデータサイエンティストの思考過程を体験できます。データサイエンティストがどのような思考回路でデータと向き合っているのか、本書掲載の40問のクイズを解きながら体験してみてください。

【目次】
第1章 デジタル時代に必要なデータリテラシー
第2章 データを読む力を身につける
第3章 データを説明する力を身につける
第4章 データを分類する力を身につける
第5章 データから法則を見つける力を身につける
第6章 データから予測する力を身につける
第7章 仕事でデータリテラシーを活用する

著者メッセージ

近年、ビッグデータや人工知能(AI)、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、Society 5.0に向けてデジタル技術の活用が進んでいます。これからのデジタル社会では、データを適切に読み解き、論理的に意思決定する力が求められます。本書は、日本電気株式会社のNECアカデミー for AIで実施している「紙とえんぴつで始めるデータサイエンス入門」のコンテンツをベースに執筆したものです。本書がデジタル社会の基礎知識である「データリテラシー」を身につけるため一助になれば本望です。

著者について

孝忠 大輔(Daisuke Kochu)

上席データサイエンティスト NECアカデミー for AI学長

2003年4月、日本電気株式会社入社。流通・サービス業を中心に分析コンサルティングを提供。2018年、NECグループのAI人材育成を統括するAI人材育成センターのセンター長に就任し、AI人材の育成に取り組む。2019年、AI人材を育成するためのNECアカデミー for AIを開講し学長を務める。2021年、デジタル時代の人材政策に関する経済産業省デジタルスキル標準検討会の委員を務める。著書に『AI人材の育て方』(翔泳社)、『教養としてのデータサイエンス』(講談社・共著)、『データサイエンティスト検定公式リファレンスブック』(技術評論社・共著)がある。


コンポーザブル経営
加速度的な成長を実現させるDX戦略

内容紹介

「ミッション・ビジョン・バリュー以外は、すべてアウトソーシングすることができる」
2002年、マネジメントの大家、P.F.ドラッカーが「ネクスト・ソサエティ」の中で描いた未来予測が現実となっています
テスラ、アマゾン、アップル、ネスレ、スターバックス、ネットフリックス、スポティファイ、キーエンス、ミスミ、ヤンマー…国内外の成長企業は無形資産を付加価値の源泉として企業価値を高めています。 変化の時代に加速度的な成長を実現するための新方程式「コンポーザブル経営」。
鍵は、デジタルテクノロジーを駆使して経営リソースを柔軟に組み換えながら、企業の存在意義であるパーパスを発揮し続けることにあります。
ビジネスモデル、テクノロジー、経営アプローチとパーパス、ミッション、ビジョン、バリュー。
これまで個別に語られることの多かったこれらの要素を統合的に解説する本書は変革に立ち向かう経営者・リーダーにとって必読の一冊といえるでしょう。
著者は、100年以上という長い歴史を持ちながら自らもDXに取り組むNECにおいて、DX戦略コンサルティング事業 事業部長 マネージング・エグゼクティブを務める桃谷 英樹。

【目次】
第1章 危機の後は起こるべき変化が加速する
第2章 これからの価値源泉は「顧客の体験進化(トレードオフ解決)」にある
第3章 コンポーザブルなビジネスモデルでスケールしていく
第4章 コンポーザブル経営の推進―アジャイルアプローチの実践
終章 NECが実践するDXの本質とは

著者メッセージ

今や企業は、自社が目指す方向と存在意義、価値観以外は、ビジネスモデルも機能も、組織も再構成し続けることができるようになりつつあります。そして、逆にこれを実行できない企業は取り残されると言えるのではないでしょうか。この「ビジネスモデルや組織の再構成・組み換えをし続けながら、自社の存在意義や価値観を継承できること」を本書では「コンポーザブル(composable)」と表現します。

著者について

桃谷 英樹(Eiki Momotani)

NEC
DX戦略コンサルティング事業部
マネージング・エグゼクティブ 事業部長

外資で戦略コンサルティングのリーダー(パートナー)を歴任(デジタル、事業戦略、グローバル、新規事業)。戦略コンサルティングファームでマネージング・ディレクター、外資事業会社でマーケティング・新規事業立上げ、国立共同研究機構の講師を経験。理学博士
コンサルティング、デザイン、アナリティクス、ディベロップ、アジャイルを組み合わせデジタル変革を推進。認定・アジャイル・リーダーⅠ:CAL
責任者として450以上のコンサルティング・プロジェクトを経験。


顔認証の教科書、
明日のビジネスを創る最先端AIの世界

内容紹介

スマートフォンのロック解除、空港の出入国時の本人確認などですでに実用化されている顔認証技術。現在世界各国の企業が研究開発にしのぎを削っている注目分野です。
この顔認証技術で世界の最先端を走っているのが、日本のNECです。2021年に行われた「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」でも、関係者の入退場時の本人確認に同社の技術が採用され、大きな注目を浴びました。
本書は、そのNECで顔認証技術開発チームのリーダーを務める今岡仁氏が執筆した、本邦初の「顔認証」に関する書籍です。顔認証が他の生体認証と比べて優れている点、その基本理論、実用事例、ヘルスケア・医療やDX(デジタルトランスフォーメーション)への応用の可能性、さらに今岡氏がアメリカ政府機関主催精度評価テストで世界No.1評価を受けるまでの体験談など、この1冊で顔認証に関する広範な知識をわかりやすく得ることができます。
企業でデジタルやAIなどの新技術を活用した事業開発戦略に携わっている担当者はもちろん、研究者、学生まで、多くの方々に読んでいただきたい1冊です。

【目次】
第1章 顔認証とは
第2章 AIと顔認証技術
第3章 世界との戦い
第4章 顔認証で変わる世界

著者メッセージ

これだけ顔認証が広く社会に普及したにもかかわらず、顔認証の技術の仕組みや利用方法について正しく、しかもわかりやすく解説した書籍は残念ながらありませんでした。顔認証を広く使っていただき、より便利で安心な社会の形成に向け、さまざまな人々が議論し、協力しあうためには、共通の土台となる書籍が必要だと考えました。その思いから、この度日本で初めてビジネスパーソン向けに顔認証の解説を書籍にまとめてみました。

著者について

今岡 仁(Hitoshi Imaoka)

NECフェロー

1997年NEC入社。入社後は脳視覚情報処理に関する研究に従事。2002年マルチメディア研究所に異動。顔認証技術に関する研究開発に従事し、NECの顔認証技術を応用した製品「NeoFace」の事業化に貢献。2009年より顔認証技術に関する米国国立標準技術研究所主催のベンチマークテストに参加し、世界No.1評価を獲得(2009年、2010年、2013年、2017年、2019年、2021年*1)。2019年、史上最年少でNECフェローに就任。2021年4月よりデジタルビジネスプラットフォームユニット及びグローバルイノベーションユニット担当、生体認証にとどまらず、AI・デジタルヘルスケアを含むデジタルビジネスに関する技術を統括。東北大学特任教授(客員)として研究者教育に従事。

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