CLUSTERPRO X HA/ApplicationMonitor for Oracle SingleEdition - 特長/機能
特長
1. インスタンス、リスナの障害監視
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- インスタンス/リスナの停止やインスタンス/リスナが無応答となるような障害を検出することができます。
2. 特定の表の障害監視
- 障害監視の対象となる表名を指定することで、特定の表のインスタンス障害を検出することができます。
3. データベース領域不足の監視
- Oracle表領域を監視することで、データベースの領域不足を事前に検出することができます。
4. ローカルディスク容量不足の監視
- Oracleが使用するローカルディスク領域を監視することで、ローカルディスクの容量不足を事前に検出することができます。
5. Oracle Restartの障害監視
- Oracle Restartの障害を検出することができます。
6. 障害時アクション
- 障害検出時、定義済みアクション(システムステートダンプの採取、リスナの再起動など)を自動的に実行することができます。
機能
インスタンス、リスナの障害監視
- 一定時間ごとにデータベースの参照/更新などの処理を行い、Oracleバックグラウンドプロセス単位で監視することでインスタンス障害を検出します。*1
- インスタンス監視の対象となる表名を指定することにより、特定の表で発生する障害を監視します。
- 一定時間ごとにリスナの障害を監視します。
- リスナ再起動による障害復旧後の短時間で再度障害状態となるような状況を繰り返す、リスナが不安定な状態を障害として検出することが可能です。*2
- *1R5.1より提供しています。それ以前(R4.x)の監視に比べ、より詳細な障害判断ができます。
- *2R5.3より提供しています。
動作状況に合わせたOracle監視
- init(1M) から自動的に起動しておくことで、監視対象のOracleの起動を自動的に認識し、ApplicationMonitor for Oracle SingleEditionによる監視を開始することが可能になります。また、Oracleの停止時には、ApplicationMonitor for Oracle SingleEditionによる監視を停止させ、監視対象のOracleが再度起動してくるのを待ち合わせます。これにより、継続的に Oracle障害監視を行うことが可能です。
データベース領域不足の監視
- 表領域を監視することにより、サービス停止につながる重大な問題を未然に防ぐことができます。*1
- *1ローカル管理による一時表領域の監視には使用できません。
ローカルディスク容量不足の監視
- Oracleが使用するローカルディスク領域を監視します。これにより、ディスク容量不足により発生する可能性のあるOracleハングアップの予兆を事前に検知することができます。
Oracle Restartの障害監視
- 一定時間ごとに指定されたコマンドにより、Oracle Restartの状態を監視します。障害検出時、指定された回数のリトライを試みますが、指定回数内に状態が回復しない場合、指定されたコマンドを実行します。*1 *2
- *1R5.4より提供しています。
- *2
Oracle Restart環境で使用可能です。
障害情報の採取
- 設定により、インスタンス、リスナ障害検出時に定義済みアクション(システムステートダンプの採取、リスナの再起動、障害解析情報の採取)を自動的に実行することができます。
- 障害検出時の定義済みアクション(障害解析情報の採取)は、シェルスクリプトにより実現されているため、容易にシステム毎のカスタマイズを行うことができます。また、インスタンスの状態を引数として渡すことにより、障害の内容により処理を切り替えることができます。
障害発生時のOracle自動再起動
- Oracleの障害発生時には、Oracleの再起動を自動的に行うことができるため、可用性の向上が図れます。*1
- *1Oracle の定常状態への復帰を保障するものではありません。
Oracle DBA監査機能への対応
- 監視のために使用する Oracle接続ユーザを指定できます。これにより、ApplicationMonitor for Oracle SingleEditionでの監視のための接続を監査対象から除外することができます。