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子どもたちも先生もICT機器を活用し、主体的かつ協働的な学びを実践
八戸市教育委員会 総合教育センター様

様々な活用方法に柔軟に対応できるタブレットPCの導入が、「わかった!できた!身についた!が実感できる授業づくり」に貢献
今回導入機種:VersaPro タイプVU

教育の情報化を推進するための小・中学校のICT環境を整備

主任指導主事
石井 一二三様
青森県八戸市には小学校43校、中学校24校の合計67校が設置されており、小・中合わせて17,179名の児童生徒が学んでいます(2018年5月1日現在)。2015年度から、小・中学校へのタブレットPC導入を計画的に進めており、小学校では2015年度に808台、2018年度に500台を導入。中学校では、2016年度に4校へ40台ずつ計160台、2017年度には20校に10台ずつ計200台、2018年度にも同数を導入しています。今後も2020年度の新学習指導要領完全実施に向け、タブレットPCの導入をはじめとしたICT環境の整備を継続的に進めていきます。
事例の概要
課題の背景
- 新学習指導要領に示された「主体的・対話的で深い学び」の実現につながるICT環境整備の在り方について検討。
- 授業内容によって変化するPCの活用方法に対応できる機器の種類、操作性、性能について検討。
- 学校種・学校規模に応じた機器の必要台数の算定および予算化。
- 小学校と中学校におけるPCの活用レベルの差、さらには教材などを用意する教員側の使いやすさを考慮し、総合的な視点で汎用性を検討。
成果
・小学校では、タブレットPCで理科の実験を撮影して発表資料に活かしたり、体育で自分たちの試技を撮影して手本画像と比較するなど、伝える道具として映像を有効に活用。
・中学校では、修学旅行で撮影した写真にコメントを書き加えてプレゼンテーション資料を作成したり、社会の授業でインターネットを利用して必要な資料を収集したりするなど、わかりやすい資料作成に活用。
・学習活動の「考えの共有」「まとめや振り返り」の場面で写真や動画による視覚情報が児童生徒の理解の一助となっており、教員の「わかった!できた!身についた!が実感できる授業づくり」につながっている。
・今後タブレットPCを活用したプログラミング教育の実施を検討中。
現場ニーズに応える「軽さ」「操作性」「運用性」を兼ね備えたタブレットPCを選定
今回タブレットPCを導入する上で、まず重視した点は「軽さ」です。小学校低学年の児童でも理科室や校庭といった教室以外の場所へ自分の手で持ち運べる軽量性は選択の絶対条件でした。そして、「様々な使い方に対応できること」も大きなポイントでした。デジタル教材や資料の閲覧にはDVDなどの光学ドライブが必要な場合がありますし、ひらがなや漢字の書き取りなどを行うには、タッチペンでの入力が必要になります。またプログラミングの授業にはキーボードやマウスが必要です。さらに動画撮影などで活用するには、接続機器をスムーズに取り外せることも重要です。このような用途によって求められる拡張機器や入力操作の変化に対して、フレキシブルに対応できるPCが必要だと考えていました。その他にも校外学習などにも安心して使える耐久性やメンテナンス性なども条件に加え、総合的に検討した結果、NECのタブレットPC、VersaPro タイプVUを選定しました。



- *:ソフトウェアが対応している必要があります。
学校ICTにおすすめのタブレットPC
お客様プロフィール
八戸市教育委員会 総合教育センター 様
八戸市が策定した「八戸市教育振興基本計画」では「教育の情報化事業」を重点施策の一つに掲げ、小・中学校のICT環境の整備・充実を図り、ICTを活用した授業改善、情報の共有、教職員の事務効率化等の取組を進めている。2016年度には、教職員の多忙化解消と子どもに向き合う時間の確保を目的に、校務支援システムを導入・運用している。http://www.hachinohe.ed.jp/hens/

(2019年06月05日)
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