CLUSTERPRO X HA/JVMSaver - 特長/機能
特長
1. アプリケーションサーバの継続性向上
- Java VM、JavaAPのリソース情報を継続的に採取し、しきい値監視を行うことで障害の発生を予測します。アプリケーションサーバの停止に至る前に対処を行うことで業務の継続性を向上します。
 
2. 障害発生時の早期復旧
- 万が一障害が発生しても、HA/JVMSaverにより記録されたJava VMの情報履歴を確認することで、障害の解析が容易になります。そのため、原因の特定が早くなり、システム復旧までの時間を早めることが可能です。
 
機能
Java VMの監視
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Java環境で発生している問題をJava環境の外から監視し、Java VM、JavaAPのリソース状況を継続的に監視し、統計情報をcsvファイルに保存します。
しきい値監視
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Java VMの稼動状況のしきい値を設定し監視することにより問題があると判断した場合、アクション(E-Mail通知や任意のスクリプト)を実行し障害を回避することで業務の継続が可能になります。
                                        
リソース値の平均値による判定が可能になり、一時的な負荷増減による影響を排除し、安定した監視を実現します。(対象:WebLogic Serverのワークマネージャ、スレッドプールの監視)
* HA/JVMSaver R2.2以降有効な機能です。

負荷状況の情報収集
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HA/JVMSaverによって記録されたJava VMの履歴情報を確認することで負荷状況やGCの多発などの情報を知ることが可能になります。
記録される情報
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HA/JVMSaverによるJava VMの履歴情報は以下のとおりです。
                                        
Javaメモリプール
- OSに要求するメモリ量
 - 現在使用しているメモリ量
 - 現在使用できることを保障しているメモリ量
 - 使用できる最大メモリ量
* 以下の7つの Javaメモリプールに対してそれぞれ記録されます。
・HEAP
・NON_HEAP
・Perm Gen
・Tenured Gen(Old Gen)
・Survivor Space
・Eden Space
・Code Cache 
Javaスレッド稼動状況
- 現在実行中のスレッド数
 
ガベージコレクション(GC)の稼動状況
- GCが発生した回数
 - GCに要した時間
 
Java VM の稼動状況
- Java VM の稼動時間
 - Java VM のヒープ残容量
 
WebLogic Serverのワークマネージャの稼動状況
- 実行リクエスト数
 - 待機リクエスト数
 
WebLogic Serverのスレッドプールの稼動状況
- 実行リクエスト数
 - 処理待ちリクエスト数
 - 単位時間あたりのリクエスト処理数
 - トータルのスレッド数
 - アイドル状態のスレッド数
 - 実行中のスレッド数
 - スタンバイ状態のスレッド数
 
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HA/JVMSaverによるJava VMの履歴情報は以下のとおりです。
                                        
オブジェクト単位のヒープ使用量 
* HA/JVMSaver R2.3以降有効な機能です。
                                        
WebOTX Application Serverのパフォーマンス情報 
* HA/JVMSaver R2.3以降有効な機能です。
                                        
WebOTX Application Serverの障害イベント情報
* HA/JVMSaver R3.1以降有効な機能です。 
監視開始/監視停止/監視状態の表示コマンド
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コマンドにより任意のタイミングで監視の開始/停止が可能になります。
* HA/JVMSaver R2.1以降有効な機能です。
ログ解析支援コマンド
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統計ログをcsv形式に変換し、解析を容易にします。
* HA/JVMSaver R2.1以降有効な機能です。