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Creation 事業と並走しながら知的財産をつくる

NECの知財部門:特許戦略

知的財産の創造を推進し、企業価値向上に貢献します

私たちは、NECの事業創出と持続的な成長を支えるための知的財産を創出しており、特に、将来の活用を見据えて、発明の創出支援や特許の権利化活動を推進しています。また、ブランド保護のために商標権を、商品のデザイン(意匠)保護のために意匠権をそれぞれ世界各国で取得しています。


写真:佐藤 健作
NEC知的財産部門
開発推進統括部長
(シニアディレクター)
佐藤 健作|Sato Kensaku

私たちは、NECの事業創出と持続的な成長を支えるための知的財産を創出しており、特に、将来の活用を見据えて、発明の創出支援や特許の権利化活動を推進しています。また、ブランド保護のために商標権を、商品のデザイン(意匠)保護のために意匠権をそれぞれ世界各国で取得しています。

いずれも事業企画や研究開発の早期の段階から事業部門や研究所に積極的に入り込み、知財の視点から出願すべき内容を提案しています。特許については、事業戦略上重要な領域を注力領域と定め、各領域で戦略的に活動を推進することで、NEC全体として高品質かつ適正量の特許ポートフォリオを構築しています。高品質な特許の権利化に際しては、第三者からの客観的な評価を向上させるため、発明者を含む関係者と議論しながら特許の磨き上げを行っています。NECはGlobal 5Gなどの領域で標準化活動を進めていますが、私たちはその活動の成果となる標準必須特許(SEP)の獲得も強化しています。

このような活動を推進するメンバの教育・育成にも注力しています。例えば、短期及び長期のアメリカ研修制度を整備し、毎年数名のメンバが現地の法律事務所にて法体系の習得や実務スキルの獲得・向上に励んでいます。

発明創出や知財の権利化活動は海外の研究所や現地法人でも強化しており、アメリカやイギリス、ドイツには日本からメンバを派遣し、また中国では現地メンバによる体制を構築し、日本側と密に連携したグローバルな活動を推進しています。

形成された知的財産は、お客様やパートナー様との共創促進の重要な経営資源です。どのような知的財産が共創に資するのか、それらをどのように活用してお客様やパートナー様との信頼関係を構築するのか。私たちは、事業部門と議論しながら知財活動を進めています。また、NECの強い技術を特許の点でも見える形にしてお客様に知っていただく広報活動も行っています。生体認証や映像認識、分析・対処AIにおいては、当社が保有する特許の客観的な質評価や件数などに基づいて、2025年にグローバルでも誇れる特許群の形成を目指しています。

知財部門の3つの柱