Japan

関連リンク

関連リンク

関連リンク

関連リンク

サイト内の現在位置を表示しています。

UNIVERGE IXシリーズ 障害切り分けガイドライン

4章 ワイヤレスWAN利用時の障害切り分け方法

事前確認 ワイヤレスWANの設定必須コマンド、ワイヤレスWANの状態確認コマンドの紹介

ワイヤレスWANで利用するコマンドを紹介します。
確認したいコマンドを以下から選択ください。

ワイヤレスWANの設定必須コマンド

本項では、ワイヤレスWANの設定必須コマンドを紹介します。
コマンドとしては以下の2つです。

設定を忘れやすいコマンド

Router(config)# device USB0
Router(config-USB0)# no shutdown

設定したデバイスを有効化する設定です。
工場出荷時は、無効化されています。

※必ず有効化を行ってください。

設定パラメータの確認が必要なコマンド

Router(config)# interface USB-Serial0.0
Router(config-USB-Serial0.0)# mobile cid <CID> pdp <PDP-TYpe> apn <APN-NAME>

データ通信端末に対する設定です。
本コマンドにより、接続先アクセスポイントを設定します。

<CID>:登録番号
<PDP-TYpe>:インターネット接続タイプ
<APN-NAME>:アクセスポイント名

なお、上のパラメータは、契約した通信事業者・サービス毎に異なりますので、以下(※)を
ご参考に設定を行ってください。

また、以下コマンドも同様にパラメータ(※)をご確認いただく必要がございます。

Router(config-USB-Serial0.0)# mobile number *99***<CID>#

データ通信端末に対する設定です。
本コマンドにより、接続先アクセスポイントの電話番号を設定します。

(※)ワイヤレス回線毎の接続パラメータ

ワイヤレスWAN確認コマンド

本項では、ワイヤレスWAN動作状態や設定情報を確認する際に使用するコマンドを紹介します。
コマンドとしては以下の2つです。

1.動作状態の確認

以下コマンドでワイヤレスWAN動作状態を確認することが可能です。

Router(config)# show devices
Device USB0 is up
  ifIndex is 7
  USB status:
    Port status is <up/down>★①

PIN code security is deactivated
    Signal bar is X★③
    Carrier is XXXXXXXXXX
    Dialer string is "XXXXXXXXXXX",129
    Dial status is <connected/disconnected>★②

表示状態によって、動作が異なります。

【①の状態】

  • down表示
    • NG:(1)USB端末が接続できていない。
    • (2)USB端末の有効化が行えていない

  • up表示
    • OK:②の状態確認へ。

【②の状態】

  • disconnected表示
    • NG:(1)ワイヤレスWAN設定の不足、PPPの認証のひもづけが出来てない
    • (2)電波が弱く 基地局と接続出来てない(③の状態を確認。"Signal bar"が0の場合は、設置場所を見直す必要あり。)
  • connect表示
    • OK:接続完了。

2.設定情報の確認

以下のコマンドで設定情報を確認することができます。

Router(config)# show running-config

ワイヤレスWAN設定を入力してうまく動かない場合には、本コマンドで設定内容の確認を行ってください。

ip route default USB-Serial0.0
ip ufs-cache enable
!
ppp profile usb-serial0.0(※1)
  lcp echo-interval 10
  lcp acfc
!
device USB0
  no shutdown
!
interface USB-Serial0.0
  encapsulation ppp
  auto-connect
  ppp binding usb-serial0.0(※1)
  ip address ipcp
  ip napt enable
  mobile cid 1 pdp ip apn test.net(※2)
  mobile number *99***1#(※2)
  no shutdown

■間違いやすいポイント

(※1)
PPP認証の関連付け設定がおこなわれているかを確認。
また、通信事業者からID・パスワードの指定がある場合は、PPPプロファイルに設定を忘れないよう注意。

・PPPプロファイルの設定例(ID・パスワード)

Router(config)# ppp profile usb-serial0.0
Router(config-ppp-usb-serial0.0)# authentication myname XXX
Router(config-ppp-usb-serial0.0)# authentication password XXX YYY

(※2)
アクセスポイント名や電話番号が間違えることが多いので注意。


資料請求・お問い合わせ

Escキーで閉じる 閉じる