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チーム/部下のパフォーマンスUP ー女性の健康課題解決によるウェルビーイング創出ー <Better Conditionセミナー×NEC Women’s Day 2024>

2024年3月7日。国際女性デーの前日に開催されたNECグループ「Better Conditionセミナー」では、「チーム/部下のパフォーマンスUP ー女性の健康課題解決によるウェルビーイング創出ー」と題して対談イベントを実施。「マリ尾崎(スプツニ子!)さん」とともに、NEC社内で女性の部下のサポートを経験した2人が「女性の健康」をテーマに語りました。

本セッションは、社内イベント「NEC Women’s Day 2024」の関連イベントとして、NECグループ向けにライブ配信。「チームのパフォーマンスUP」に真摯に向き合う3人のトークは、女性をサポートする管理職へのマネジメントのヒント、アドバイスを伝える場となりました。

女性活躍は逆差別じゃない!女性の健康サポートがあってようやく「EQUITY(公平)」

株式会社Cradle取締役社長であり、アーティスト、東京藝術大学美術学部デザイン科准教授としても大活躍中のスプツニ子!さん。いまの社会、企業の働き方、健康の在り方に潜む「構造的な偏り」について触れ、メタボ対策、禁煙支援などの患者の多くが「男性」であることから、社会のジェンダーギャップが女性の健康課題を「ニッチな課題」だと認識させているのだと鋭い指摘がありました。

パネルディスカッションの様子

性別を問わず、誰にでも訪れる「更年期」

NEC執行役 Corporate SVP 松本康子

NECの女性管理職有志の会「Scarlet Elegance in NEC(通称:SELENE)」にて、多くの女性社員の声を聞いてきた NEC執行役 Corporate SVP 松本康子。キャリアと健康、中でも更年期の捉え方についてリフレーミングし、多くの社員を励ましました。

更年期は、人間のキャパシティが落ちてしまったわけではなくてテンポラリーなものだと認識して、「キャリアを諦めない」というのは是非みなさんに考えてもらいたいこと。

体力的に限界を感じて諦めている人たちに「そうじゃないんだよ」とお伝えしたいですね。

「わからない / 気付けない」を前提に、メンバーのライフキャリアに寄り添う

NEC スマートシティ事業部門 ディレクター
片岡 宏輔

女性の健康課題に関しては、業務を優先して「治療や休暇を諦めている女性」が多いといった声も。男性代表として登壇いただいたCIBUスマートシティ事業部門 ディレクター 片岡 宏輔に、もし部下がそういう状態だったらどう接するのか、マネジメントのコツを尋ねてみました。

私が男性なので、相談する女性からすると言葉に詰まってしまって「これ言っていいのかな?」と迷うことがあると思うし、私も「女性の健康」について理解が足りていない、気付けないところもある。それを前提に、メンバーとコミュニケーションをとるスタンスが大事。

メンバーのライフキャリアを日常で言語化できるようコミュニケーションしていくことで、「実は・・・」という話をしてもらえる。そんな寄り添い方、話の仕方が大事かなと思います。

治療の選択肢を知って「婦人科に相談すること」が、仕事だけでなくプライベートのQOLにも好影響

株式会社Cradle取締役社長
マリ尾崎(スプツニ子!)さん

「配慮」ももちろん大事だが、痛みや症状を「軽減する」という選択肢を知ることも大事。「知ることは武器になる!」と熱く語ったスプツニ子!さん。

痛くてつらいから「守りましょう」というよりは、痛くてつらいならそれを「軽減する選択肢」を。
仕事に限らず、プライベートのQOLをあげるためにも「自分の身体のことをよく知って、自分の身体をマネジメントしよう」ということを、女性たちに伝えていきたいですね。

悩みを抱える女性を部下に持つ上司に向けてのアドバイス

「ちゃんと聞いてくれる人には話してくれると思う。常に耳を傾けてほしい。聞いているうちにそれだけで解決に向かっていく。解決はみんな自分で探せるので、聞いてあげてほしいですね。」(松本)

女性にとって、「成長の選択肢」であったりライフキャリアやバランスを考えた上で「どういう働き方をしたいのか」ということをきちんと話せるよう、コミュニケーションをとることが大切ですね。また、そういったことを言語化できる環境を与えることで、よりパフォーマンスUPに繋げられると思います。(片岡)