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障害アラート削減&自動電話通報を実現する新サービス提供開始!
vol.1WebSAM Automatic Message Call は2020年6月にリリースされたWebSAMのクラウド型通報サービスです。
これからAutomatic Message Call を 「AMC」 と省略しご紹介していきます。
今回は、WebSAM AMCの機能の一つである電話通報についてご紹介いたします。本機能がどのようなシーンで活用されるのか説明させて頂きます。
WebSAM Automatic Message Callとは
各種システムからのアラートメールをフィルタリングし、障害等の重要情報だけを電話またはメールで確実に担当者へお知らせする「クラウド型 通報サービス」です。
各種システムで発生した障害のアラートメールをAMCに送付するだけで利用ができます。AMCがアラートメールを受信すると、設定されたフィルタ条件を元にフィルタリングを行います。その後、電話とメールでお知らせする流れとなります。
電話通報機能
障害が発生した際、メールによる通知は気づくのが遅れてしまうことがあります。連絡がメール通報の場合、気づいたら数時間経ってしまっていて、その間他の担当者が対応してくれたのかが分からず対処に困る といった声もよく聞きます。
緊急の障害連絡には電話による通報は有効な手段です。
そのために夜間の監視オペレータの設置や、外部の運用アウトソーシングサービスを利用するにはコストもかかります。
AMCを利用することで、安価に導入でき、電話通報により確実に障害の連絡をすることができます。
電話通報を利用してみよう
AMCの電話通報機能を活用した具体的な障害連絡のシーンを紹介します。
保守担当者である鈴木主任は、日中帯は会社の執務室で保守対応業務をしておりますが、夜間は自宅におり、万が一夜間に障害があった場合は保守の窓口となっています。
夜間にシステム障害が発生し、自宅にいる保守担当者である鈴木主任に障害連絡をとるシーンを想定し、流れを見ていきましょう。
AMCを使った障害連絡は次のような流れになります。
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アラートメールがAMCに届く
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AMCがフィルタリングを行い、自動で電話通報する
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自宅にいる保守担当者である鈴木主任が電話に応答する
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アラートメールがAMCに届く
システム障害が発生し、対象システムの監視ツールからAMC宛てに次のようなアラートメールを送信されました。
「データのバックアップに失敗しました」
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AMCが自動で電話通報する
AMCはアラートメールをフィルタリングし、電話通報対象であるアラートメールであると判断し、鈴木主任に電話通報します。 -
電話に応答する
自宅にいる保守担当者である鈴木主任は電話に出ると次のような自動音声が流れてきます。
こちらはWebSAM AMCです。障害アラートが発生しました。
鈴木主任様でございますか?
鈴木主任様である場合は1をお押しください。
鈴木主任様ではない場合は2をお押しください。
鈴木主任は、保守担当なので「1」を押します。
(次のような自動音声が流れてきます)
対応可能な場合は1を、対応不可な場合は2を押してください。
もう一度お聞きになる場合は9を押してください。
前に戻る場合は0を押してください。
鈴木主任は、対応可能なので「1」を押します。
(次のような自動音声が流れてきます)
1が選択されました。
このまま終了する場合は1を、入力しなおす場合は 2を押してください。
鈴木主任は、電話の応対を終了するため「1」を押します。
電話応答した場合のやりとりをまとめると次のような図になります。
電話に出なかった場合だけでなく、電話に一度出てみたものの寝てしまってキー入力せず切ってしまった場合や、対応不可と選択した場合も次の担当者に電話がかかるようになります。
次の担当者に電話する運用(輪番)については別の機会に紹介します。
おわりに
今回のブログはいかがでしたでしょうか? WebSAM AMCの電話通報機能の利用シーンについてご確認頂ければ幸いです。
本ブログは皆様から頂いた様々なお問合せを参考にして更新しております。今後も皆様のお役に立つ情報を発信して行きたいと考えておりますのでWebSAM Automatic Message Callブログをよろしくお願いいたします。
[参考情報]
https://jpn.nec.com/websam/automaticmessagecall/download.html
⇒WebSAM Automatic Message Call 紹介資料