サイト内の現在位置

リアルタイムなIoT通信を実現するMobile Edge Computing(適応ネットワーク制御技術)

テクノロジーグループ

IoT化が加速する中、市場拡大が見込まれる自動車やドローンの自動運転やロボットの遠隔操作を実現するために、多数のデバイスを無線ネットワークに接続し、0.1秒以下でリアルタイムに情報交換することが求められています。
しかし、無線ネットワークでは、無線基地局に接続するデバイスごとに無線品質が異なり刻々と変動するため、安定的にIoTの要求遅延を守ることができませんでした。本技術では、各デバイスの通信の流れから要求遅延までの緊急度を算出し、その算出した緊急度から無線基地局で割り当てる無線帯域や通信時間(無線リソース)を瞬時にデバイス間で調整することで、要求遅延を満たす無線基地局あたりのデバイスの数を倍増することを可能にします。

適応ネットワーク制御技術の図

関連論文

  • 岩井、伊藤、小比賀 ”IoT時代のバイルネットワークアーキテクチャの方向性とQoS/QoEを考慮したコンテキストアウェア制御技術”、電子情報通信学会CQ研、2017年1月
  • Nobuhiko Ito, Shinya Kaneko, Akihito Kohiga, Takanori Iwai, Hideyuki Shimonishi, "Novel packet scheduling for supporting various real-time IoT applications for LTE networks", IEEE CQR 2017【Best Paper Award受賞】
  • Takanori Iwai, Nobuhiko Itou, Motoki Morita "The research and development project for efficient and optimized use of radio resource in mobile networks with a variety of IoT devices", WPMC2017
  • 岩井、沢辺、里田 ”動画トラヒック分析を用いたカメラアプリケーションの状態判定”、電子情報通信学会NS研、2017年12月
  • 沢辺、岩井、里田 ”暗号化トラヒック分析を用いたスマートフォンの利用アプリケーション判定”、電子情報通信学会NS研、2017年12月
  • 岩井、小泉 ”モバイルネットワークのエッジ分散化に関する研究”、電子情報通信学会ASN研、2016年7月
  • 伊藤、岩井、久保 ”IoTアプリケーションの許容遅延を保証するモバイルネットワーク資源割当手法”、電子情報通信学会CQ研、2017年5月
  • 伊藤、金子、岩井、無線品質と許容遅延を考慮した無線スケジューリング方式、電子情報通信学会 総合大会、Mar. 2017.

スマートコミュニケーション研究チームの研究

お問い合わせ