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失敗しないタブレットPOSレジ選び 4つの比較ポイント
NECがゼロからつくり直したサブスク型POS2017年12⽉ 公開
何が、いつ、どれだけ売れたかという情報をリアルタイムに一括して把握することができるPOS(Point Of Sales)レジ。会計や売上集計といったレジスターとしての機能だけではなく、商品単品ごとのマスタ管理や売上分析といった多彩な機能を有しているため、すでに導入している店舗も少なくありません。
一方で、すでにPOSレジを導入しているものの、様々な目的から「別のPOSレジに乗り換えたい」とお考えの方もいるのでは?
そんな方のために、このコラムでは従来型のPOSレジと比較して「優れた操作性」「省スペース」「低コスト」といったメリットを持つタブレットPOSレジをご紹介。タブレットPOSレジを比較する際にチェックすべきポイントも解説していきます。
POSレジを乗り換える理由を明確にしよう!
システムの乗り換えを目的とした比較検討では、「現行システムよりもできることを増やしたい」とばかりについつい機能を増やそうとしてしまいがち…。しかし、安易に多機能なシステムに乗り換えてしまうと、設定や操作が煩雑となり、かえって業務効率や利便性が低下してしまう可能性もあります。
それは、POSレジも例外ではありません。機能過多となってしまうことを防ぐには、まず目的を明確にすることが大切です。
POSレジを乗り換える目的としては、次のようなものが考えられます。
- オーダー管理や予約管理など他のシステムと連携できるPOSレジに乗り換えたい
- 操作性に優れたPOSレジに乗り換えたい
- より小型のPOSレジに乗り換えて、レジカウンター周りを省スペース化したい
- 新規店舗を開店する際の手間とコストを改善したい
そして、目的によって、乗り換えるPOSレジに求めるべき要素も変わります。一例として、「オーダー管理や予約管理など他のシステムと連携できるPOSレジに乗り換えたい」という目的で考えてみましょう。
POSレジは、他のシステムと連携させることでより幅広い用途で利用できます。その1つが、予約台帳システムです。
予約台帳システムとは、席予約や予約客に関する情報の登録・確認などをパソコンやタブレット上で行うことのできるシステム。この予約台帳システムとPOSレジを連携させることで、実際に予約客が来店した際の喫食品や利用サービスといったPOSデータと顧客情報を紐付けて管理することが可能です。
そのため、次回の予約時や来店時には顧客に合わせた喫食品やサービスの提案ができるようになります。また、メールマガジンやクーポンといったオンラインでのリピーター化施策にも活用できるでしょう。
このように、まずは目的を明確にし、どのような要素を求めるのかを決めてから比較検討に入りましょう。
POSレジ乗り換えは、タブレットPOSレジをオススメします
そして、POSレジの乗り換えをお考えの方にオススメしたいのが、「タブレットPOSレジ」です。
タブレットPOSレジは、タブレット端末に、POSレジとしての機能を持った専用アプリをインストールすることで利用できます。タブレットPOSレジには、従来型のPOSレジと比較して次のようなメリットがあります。
誰でも使える優れた操作性
従来型のPOSレジは、機能が多く操作も複雑で習熟に時間がかかります。
しかし、タブレットPOSレジは直感的に操作できます。接客しながらPOSレジの操作をする場合に、直感的に操作できることで入力ミスが少なくなり、大切なお客様への対応を損なうことも少なくなるでしょう。また、導入前と比較して新人スタッフに対するレジ業務の研修期間も大幅に短縮可能です。
従来型のPOSレジのような専用機ではないため、設定変更の都度、サポート会社の専門保守点検員に来てもらうこともありません。設定内容にもよりますが、直感的に操作できるタブレットなら、店舗スタッフ自身で設定変更を行えるようになります。
スタイリッシュで省スペース化につながるデザイン
従来型のPOSレジは、サイズが大きくレジカウンターのほとんどを占有してしまいます。また、いかにもレジという見た目であり、多くの場合、入り口近くという目立つ場所に設置されるので店舗内の雰囲気を壊してしまうことも…
しかし、タブレットPOSレジは場所を取りません。また、スタイリッシュなためオシャレな店舗にもよく馴染み、店の雰囲気を壊すことはありません。
従来型POSレジにくらべ、安価に導入できる初期費用の低さ
従来型のPOSレジは、1台あたり数十万円〜数百万円という初期費用がかかってしまいます。
しかし、タブレットPOSレジは、タブレットとプリンタなどの周辺機器の購入、クラウドサービス利用料を支払えば利用できます。そのため、従来型のPOSレジと比較して初期費用を抑えて乗り換えることが可能です。
ケース別! タブレットPOSレジ導入に合わせて導入すべき周辺機器
それでは、タブレットPOSレジの導入に必要な周辺機器を見てみましょう。従来型のPOSレジは、レジ業務で必要となる処理のほとんどを単体でこなすことができます。しかし、タブレットPOSレジの場合には、周辺機器との連携によって処理を追加していくという発想が必要です。
たとえば、レシートや領収書を印刷するためのプリンタ、現金を管理するためのキャッシュドロアといった機器は、規模や業種を問わず連携させる必要があるでしょう。
そこで、参考までにいくつかのケース別にタブレットPOSレジを導入する場合の機器の組み合わせを図に示しました。
では、実際にタブレットPOSレジを比較する時には、どのような点をチェックする必要があるのでしょうか?
タブレットPOSレジを比較する時にチェックすべき4つのポイント
タブレットPOSレジは、タブレット端末に、POSレジとしての機能を持った専用アプリをインストールすることで利用できます。タブレットPOSレジには、従来型のPOSレジと比較して次のようなメリットがあります。
ポイント1 周辺機器との連携
前述の通り、タブレットPOSレジは必要に応じて周辺機器との連携によって処理を追加します。そのため、必要となる機器を洗い出し、それらと連携可能なタブレットPOSレジを選択するのが良いでしょう。
例えば、飲食店において会計計算をよりスムーズにしたいという場合には、オーダーを受けるハンディ端末との連携機能を有したタブレットPOSレジの導入が効果的です。オーダー時点で各テーブルの会計金額が自動的に加算されていくため、会計時にオーダー内容を1つずつ確認しながら電卓やレジで計算をする必要がなくなるからです。
また、カフェのようにレジでオーダーを受ける形態の飲食店であれば、オーダー品を提供するまでの時間を短縮するために、キッチンプリンタとの連携も検討する必要があるでしょう。
そのほか、レジカウンターで来店客に会計額を表示するディスプレイや、日報や月報の作成あるいは設定の一括変更を行うためのパソコンといった機器との連携も考えられます。
ポイント2 他システムとの連携
タブレットPOSは、他のシステムと連携することで機能を追加できる柔軟性を持ちます。
前述の通り、例えば予約台帳システムとの連携によって、POSデータを集客や販売促進に向けた戦略にも活かせるようになります。また、本部側の業務を効率化するために会計システムや在庫管理システムといった本部管理システムとの連携を考える必要もあるかもしれません。
このように、タブレットPOSレジの比較では周辺機器との連携だけではなく、他のシステムと連携できるかどうかも事前に確認しておきましょう。
ポイント3 コスト
タブレットPOSレジを利用する上では、概ね次のようなコストが発生します。
まずは、初期費用です。タブレット、プリンタ、キャッシュドロアといった機器購入費が該当します。
また、運用費も発生します。専用アプリは、多くの場合月額料金制を採用しています。最安プランとして無料プランを設けているアプリも多いですが、ユーザー数や機能数が限定的です。そのため、必要に応じて有料プランにアップグレードする必要があります。ユーザー数と機能要件を明確にして、無駄のないプランを選択しましょう。
ポイント4 導入後のサポート
従来型POSレジと同様に、タブレットPOSレジの導入においても考えておかなければならないことに、トラブル対応があります。自社店舗のスキルを考慮してサポート契約の形態や条件を決めて、適切なサポートを行ってくれるベンダーを選択しましょう。
深夜にも営業している店舗で導入する場合には、24時間365日サポート対応してくれるようなベンダーを選択しておくと安心でしょう。
まとめ
今回ご紹介した4つのポイントを押さえることで、自社に適したタブレットPOSレジを選ぶことができるでしょう。
なお、NECはおよそ20年もの間POSレジシステムの開発・製造を行っており、このPOSレジシステム開発・販売で培ったノウハウをタブレットPOSレジにも活用しています。万全なサポート体制も整えており、すべてのお客様に安心して使っていただける製品を提供しています。
どのタブレットPOSレジを導入しようかお悩みでしたら、ぜひ1度、NECのタブレットPOSレジに触れてみてください。
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