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シンプロビジョニング [iStorage ストレージ]

特長

シンプロビジョニングは、導入コストおよびボリューム管理コストを削減するための機能です。本機能では、仮想ボリュームを使って導入コストおよび管理コストを削減します。

導入コストの削減

実際のドライブ容量よりも大きなボリュームを定義できます。最低限の容量のドライブを購入し、ボリュームサイズとして想定する最大容量を定義することで、導入コストを削減できます。

運用管理コストの削減

ドライブの増設作業中もシステムを停止する必要はありません。この結果、運用管理コストを削減できます。

管理の手間の軽減

実際のドライブ容量に関係なく、最大256TB までのボリュームを定義できます。

ドライブ稼働率の向上

ボリュームを複数のパリティグループから構成することで、特定のパリティグループの性能が落ちることが少なくなります。


ADP(Advanced Dynamic Provisioning)構成を利用した場合、上記に加え以下の特長があります。

パリティグループを構成するドライブ台数のフレキシブル化

RAID 幅(※)+1 台以上の任意のドライブ台数でパリティグループを構成できます。このため、必要なデータ容量に合わせた最適なドライブ台数で構成を組むことができ、また、ドライブスロットに無駄なくドライブを搭載できます。また、データ容量が不足した際は、ドライブを1 台単位で増設できます。

※RAID 幅とは、RAID レベルのデータとパリティのドライブ台数を指します。

分散データ・分散スペア機能(スペアドライブレス)

スペア領域を各ドライブに分散させることで、スペア専用のドライブが必要なく、ドライブ資源を無駄なく利用できます。これにより、スペアドライブ分は、性能向上と長寿命化に寄与します。

※スペア領域の容量は内部で予約、かつ最小構成のドライブ台数がRAID 幅+1台であるため、スペアドライブ分の容量を削減できるわけではありません。

分散リビルド機能(リビルド高速化)

ドライブ障害時の負荷を全ドライブに分散させることで、ドライブ障害時の性能を安定化します。また、リビルド負荷を全ドライブに分散させることで、リビルド時間を短縮します。

リビルド・データ再分散処理時の負荷調整

I/O とリビルド・再分散I/O の調整を実施することで、リビルド・データ再分散処理実施時も安定したI/O 性能を提供します。