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M720   [iStorage ストレージ]

【画像】M720

データの増加に応じた柔軟な拡張性と高性能を両立する仮想化環境に最適なミッドハイレンジモデルです。

希望小売価格:2,422万円~(税別)


  • VMware環境で、仮想マシン単位のストレージ管理を実現
  • 業務のSLAにあわせ性能を確保
  • SSDなど高速コンポーネントや高速インタフェースを採用
  • アクセス頻度に応じた自律データ最適配置を実現
  • 暗号化HDDやデータ完全消去など優れたセキュリティ機能を搭載
  • 無停止で容量・性能を拡張できるアドバンストダイナミックプール
  • 仮想環境で最適な容量配分ができるシンプロビジョニング
  • FCスイッチ不要でストレージ間のデータ移行/移動が可能
  • 見やすいGUI画面でストレージ管理&簡単操作
  • 80 PLUS PLATINUM の高効率電源採用などECO指向の設計を推進
  • 消費電力の「見える化」や自律MAID機能により省電力運用を実現
  • 仮想化を活かしたシステム運用で管理工数を低減

「仮想化環境」への進化

VMware環境で、仮想マシン単位のストレージ管理を実現

従来の仮想化環境では、複数の仮想マシン(VM)でLUNを共有していたため業務単位に応じた運用ができませんでした。iStorage Mシリーズでは、「VMware vSphere Virtual Volumes(VVOL)」に対応。VM単位でのバックアップやリストアができ、きめ細やかな運用が可能になります。また、I/O流量制御によりQoSを維持した運用や仮想マシン毎のスナップショットやクローン機能も利用可能です。

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業務のSLA(※) にあわせ性能を確保

サーバ仮想化環境では、1つの業務から高い負荷がかかると他業務のリソースが確保できずパフォマーンスが低下する場合があります。iStorage Mシリーズは、業務の安定性能を確保するため、論理ディスク毎に上限値/下限値を設定し、I/O流量を制御できます。優先度の低い業務は低く上限値設定し、他業務へ公平にリソース配分。重要業務では下限値を高くしリソースを確保できます。業務に優先順位をつけ自動最適化することで、サービス品質を保証するSLAの要望に応え、システム全体の安定稼働に貢献します。

  • SLA:Service Level Agreement
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仮想化環境における安定稼働を確保するキャッシュ分割

搭載されているキャッシュメモリを複数の区画に分割し、業務(論理ディスクの集合)ごとにキャッシュメモリの容量を割り当てることができます。それにより、I/O の増加による業務間での干渉を排除し、各業務の安定した性能を確保します。

アクセス頻度に応じて最適なデバイスへ自動的にデータを最適配置

高速なデータアクセスが可能なSSDや高性能SAS HDD、大容量・低ビットコストのニアラインSAS HDDなどタイプの異なるデバイスを階層化し、ストレージプールを構築できます。常に格納データのアクセス頻度をモニターし、アクセス頻度の高いデータはSSDプールへ、アクセス頻度の低いデータはニアラインSASプールへと、ストレージ階層間でデータを自動的に再配置します。これにより、ストレージ性能の最大化を追求しながら、ストレージの投資コストの最適化を実現できます。

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安定した高速性能を維持できるSSD二次キャッシュ&パーシステントライト

高速読み出し性能に優れたSSDを二次キャッシュとして利用することで、頻繁にアクセスされるデータのI/O性能を向上させ、ホットスポットを解消、さらなる高速性を追求できます。また、片系コントローラが故障した場合に、冗長データをSSDに一時格納することで、FastWrite動作を継続するパーシステントライトも利用可能です。

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HDDを追加するだけで、容量と性能を拡張できるアドバンストダイナミックプール

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変化の時代、突発的なデータの増減にも迅速に対応できる柔軟性が重要になります。iStorage M710は、従来の仮想プールを進化させた新開発のアドバンストダイナミックプールを提供。容量が不足したら、HDDを追加するだけでプールの容量が増加し、さらに自動的にデータ最適配置を行い、データが分散されプール全体の性能も向上します。

I/Oデータの圧縮によりSSDの使用効率を大幅に改善

SSDへの書き込みデータをインライン圧縮し、圧縮後のデータをシンプロビジョニング機能によりSSDへ最適配置して格納します。仕様上のユーザ容量を超えて高性能のSSDを使用することができます。
また、仮想OSについては比較的圧縮率が高く、コスト削減効果を得る事ができ、オールフラッシュ構成において性能面でもコスト面でもメリットのある仮想化統合基盤を実現します。
※データの圧縮率は格納するデータに依存します。

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仮想化環境で最適な容量配分ができるシンプロビジョニング

物理ボリュームの容量を仮想的に割り当てることができ、不足があるとHDDを増設し容量を追加します。使用されている容量と物理ボリュームの差を最小限にできるので、ストレージ利用効率が向上し、初期投資コストや消費電力を削減します。また、無停止でのHDD追加が可能なので、容量変更のための業務停止やスケジュール調整は不要になります。

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「運用性」を進化

短時間で無停止バックアップシステムを容易に構築

無停止バックアップシステムを実現したいが、構築できるスキルをもった要員がいない…。iStorage Mシリーズなら問題ありません。サーバやデータベース情報の自動収集機能や、わかりやすい対話形式のスクリプト作成機能などのサポートで、無停止バックアップシステムや高速リストアシステムを容易に構築可能。作業が簡素化され構築時間が1/2に短縮。構築ミスのリスクも回避できます。

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物理環境と仮想化環境でも性能分析が容易に

iStorage Mシリーズでは、サーバやストレージ、ネットワークなどの物理リソースと仮想環境を同一の管理画面で統合管理できます。物理的なハードウェアの異常の兆候を探知し、仮想マシンの情報とあわせて性能分析することで、高い確度でボトルネックの原因を特定できます。さらに、リソースの最適配置などを自動制御でき、管理業務の効率化、省力化にも貢献します。また、VMware環境では、vCenter Operations Managerで確認することができます。

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VMware環境との連携でサーバ仮想化環境の運用効率を向上

VMware社が提供するストレージAPI「VMware vStorage APIs for Array Integration(VAAI)」をサポート。従来、サーバを介して処理していた仮想マシンの複製や移行、新しい仮想マシン作成時の初期化処理、ストレージ領域の排他制御などを、ストレージ側で実行できます。これにより、サーバの負荷を軽減し、仮想化環境全体の運用効率を高め、性能向上に貢献します。

「業務継続性」を進化

低コスト回線を利用した短RPO・長距離の災害対策運用を実現

非同期の順序保証転送(更新履歴をバックグラウンド転送)により、リモートサイトでのデータ整合性を担保します。従来の非同期運用に比べ、データロストを抑えながら、短いRPO(数十分~数時間程度)で復旧が可能です。
低速回線(10Mbps~100Mbps)やベストエフォートの公衆回線など低コストな回線で長距離(2000km)での災対運用を実現します。

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Mシリーズ既設環境へのMシリーズ本体の増設・停止を業務無停止で実現

“iStorage Mシリーズ”の運用環境に、Mシリーズ本体を新たに追加し、運用中の論理ディスクを新設のMシリーズに移行、かつ、そのI/Oパスを自動的に切り替えることにより、業務を継続したままMシリーズの運用環境を拡張し、運用環境全体でのI/O負荷平準化が行えます。また、Mシリーズを複数台運用する環境において、一時的に運用停止したいMシリーズがある場合、論理ディスクを運用継続するMシリーズに集約し、かつI/Oパスを自動的に切り 替えることにより、業務継続のままでMシリーズの運用停止が行えます。

本体の新設・撤去を業務無停止で実現

大容量時代に応える高信頼RAIDを用意

企業内情報の急増とともにHDDも大容量化しています。障害復旧中にもう1台のHDDが障害し、データロスするというリスクも生じてきました。iStorage Mシリーズでは、RAID-6のダブルパリティ構成に加え、RAID-1の高速性とRAID-6の信頼性を両立させたRAID-トリプルミラーをサポート。大容量化と高信頼性の両面の要求に応えします。また、主要コンポネートの二重化・冗長化などハイエンドモデルに匹敵する高信頼性設計により、障害時にも性能を維持させています。

主要コンポーネントの二重化・冗長化

コントローラや電源、ファンなど主要コンポーネントを二重化。障害時も継続運転でき、システムを停めることなく故障部品の交換が可能。システム稼働中でも最新ファームウェアを適用できます。

「ECO」を進化

先端をいく省エネ技術を駆使し消費電力を削減

【画像】80 PLUS PLATINUMロゴ

トップクラスのECOストレージを…。最新の省エネ技術を駆使し、低消費電力化を目指しました。CPUには低消費電力プロセッサを採用、自律制御することで装置全体の省電力化を推進しています。
また、80PLUS ® PLATINUM * 認定取得の高効率電源など省電力部品を積極的に採用し、さらに総部品点数の大幅な削減を実現。環境温度40℃の稼働を可能にし、空調の消費電力の削減に貢献します。

  • ディスクエンクロージャの電源は80 PLUS ® GOLD

消費電力の「見える化」と自律制御による低電力運用を実現

同一インフラ環境上のすべてのiStorage Mシリーズの消費電力を、リアルタイムで「見える化」して管理できます。また、ストレージの利用状況にあわせて、CPU、ファン、HDDなどを自律制御して、消費電力を低減。アイドリング時のムダな電力消費を最大限に抑制し、省電力運用を推進します。

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消費電力を抑えるMAID技術を搭載

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システムの規模が大きくなればなるほど、多くの電力を消費し、ランニングコストにも影響してきます。iStorage Mシリーズでは、省エネを目指したMAID*技術を採用。ソフトウェア制御により、プール単位のスケジュール管理で、例えば使用していない複製側のディスクドライブのモーター電源を切断し節電します。

  • MAID:Massive Array of Inactive Disks

「セキュリティ」を進化

個人情報漏洩防止など充実したセキュリティ機能を搭載

企業の機密データを格納するストレージは、常にセキュリティの脅威にさられています。iStorage Mシリーズでは、自己暗号化ドライブ(SED ※1 )により、HDD内部のデータを暗号化。HDDの持ち出しや紛失、盗難、破棄によるデータの漏洩を防ぎます。また、米国の基準 ※2 に準拠したHDD内 データの完全消去機能を装備し、個人情報の漏洩防止などデータの機密性の保持を強化させています。さらに、論理ディスクのアクセス制限、ログなどの監査、誤操作防止など、さまざまなセキュリティ機能を提供します。

  • ※1
    SED:Self-Encryption Drive(暗号化方式:AES256)
  • ※2
    DoD5220.22-M 米国国防総省が定める方式
【画像】充実したセキュリティ機能を搭載