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FAQ詳細
セットアップ
- Q1ESMPRO/AC for Linuxをrpmコマンドでインストールすると、パッケージの依存関係でエラーとなりインストールができません。
- A1
◆ 考えられる原因
rpmコマンドにオプションが指定されていないため、インストールに失敗していることが考えられます。
◆ 対策
rpmコマンドに「--nodeps」オプションを付加してください。
# rpm -ivh --nodeps (rpmファイル名) - Q2Express5800/R320c-E4、R320c-M4 (Linux対応モデル) にESMPRO/AC for Linuxをインストールする際、事前にインストールが必要な32bit版SNMP関連パッケージのインストールに失敗します。
- A2
◆ 考えられる原因
Express5800/R320c-E4、R320c-M4 (Linux対応モデル) に32bit版SNMP関連パッケージのインストールを行うためには、OSのインストール媒体に含まれていないパッケージが必要になります。
必要となるパッケージは、事前にRed Hat Customer Portal から入手してください。
◆ 対策
事前に、Red Hat Customer Portal から以下のパッケージを入手してください。
openssl-1.0.1e-16.el6_5.14.i686.rpm
その後、以下の手順により32bit版SNMP関連パッケージをインストールしてください。
- 入手した openssl のパッケージをサーバ上の任意のディレクトリに格納します。
- Red Hat Enterprise Linux 6.5 インストールDVDを任意のディレクトリにマウントします。
- 以下のコマンドにより、入手した openssl を含む32bit版SNMPライブラリ関連パッケージをインストールします。
# rpm -ivh (rpmファイル名)
※ rpmファイル名には、Red Hat Customer Portal から入手したopenssl および DVD内のSNMPライブラリ関連パッケージをすべて指定します。
※ Red Hat Enterprise Linux 6.5 インストール DVD 中のパッケージ
zlib-1.2.3-29.el6.i686.rpm
libattr-2.4.44-7.el6.i686.rpm
xz-libs-4.999.9-0.3.beta.20091007git.el6.i686.rpm
db4-4.7.25-18.el6_4.i686.rpm
popt-1.13-7.el6.i686.rpm
lua-5.1.4-4.1.el6.i686.rpm
lm_sensors-libs-3.1.1-17.el6.i686.rpm
net-snmp-libs-5.5-49.el6.i686.rpm
nss-util-3.15.1-3.el6.i686.rpm
libselinux-2.0.94-5.3.el6_4.1.i686.rpm
libcap-2.16-5.5.el6.i686.rpm
nss-3.15.1-15.el6.i686.rpm
perl-libs-5.10.1-136.el6.i686.rpm
rpm-libs-4.8.0-37.el6.i686.rpm
nspr-4.10.0-1.el6.i686.rpm
readline-6.0-4.el6.i686.rpm
libacl-2.2.49-6.el6.i686.rpm
nss-softokn-3.14.3-9.el6.i686.rpm
tcp_wrappers-libs-7.6-57.el6.i686.rpm
krb5-libs-1.10.3-10.el6_4.6.i686.rpm
bzip2-libs-1.0.5-7.el6_0.i686.rpm
ncurses-libs-5.7-3.20090208.el6.i686.rpm
sqlite-3.6.20-1.el6.i686.rpm
keyutils-libs-1.4-4.el6.i686.rpm
libcom_err-1.41.12-18.el6.i686.rpm
file-libs-5.04-15.el6.i686.rpm
elfutils-libelf-0.152-1.el6.i686.rpm - Q3ESMPRO/AC for Linux等のLinux版製品をインストール後、LinuxサーバにWebブラウザでアクセスしてもESMPRO/ACの管理画面が表示されません。
- A3
◆ 考えられる原因①
ESMPRO/ACをインストールしたディレクトリの上位ディレクトリのパーミッションに実行権がないことが考えられます。
◆ 対策
下記ディレクトリの実行権を確認し、「755」等のようにroot以外のユーザに実行権が与えられているか確認してください。
(下記手順はrootでログイン後に実行してください。)
・確認方法例
# ls -l /opt/nec
drwxr-xr-x 7 root root 4096 Dec 16 2014 nec/
・755設定例
# chmod 755 /opt/nec
◆ 考えられる原因②
httpサーバ (Apache) を再起動していないことが考えられます。
◆ 対策
httpサーバ (Apache) のサービス、または、システムの再起動が必要です。
・Red Hat Enterprise Linux 7 以降の場合
# systemctl restart httpd.service
・Red Hat Enterprise Linux 5, 6 の場合
# /etc/init.d/httpd restart
◆ 考えられる原因③
httpサーバ (Apache) がインストールされていないことが考えられます。
◆ 対策
一度、ESMPRO/ACをアンインストールしてください。その後、Linuxサーバにhttpサーバ (Apache) をインストールし、ESMPRO/ACを再インストールしてください。ESMPRO/ACをインストール後、Apacheサービスまたはシステムの再起動が必要です。
・Red Hat Enterprise Linux 7 以降の場合
# systemctl restart httpd.service
・Red Hat Enterprise Linux 5, 6 の場合
# /etc/init.d/httpd restart
◆ 考えられる原因④
httpサーバ (Apache) が使用するポート番号が遮断されている可能性が考えられます。
◆ 対策
httpサーバ (Apache) が使用するポート (80/tcp) を開放してください。
※ ポートを開放する方法は、使用するiptables等のファイアウォール機能の設定方法をご確認ください。
◆ 考えられる原因⑤
SELinuxによりhttpサーバ (Apache) の通信が遮断されている可能性が考えられます。
◆ 対策
・RHEL 9未満の場合
SELinuxによるアクセス制限がかけられている場合には、httpサーバ (Apache) のアクセス制限を解除するか、SELinuxを無効化してください。
・RHEL 9以降の場合
SELinuxによるアクセス制限がかけられている場合には、下記のコマンドでApacheのスクリプトをPermissiveモードに変更してください。
# semanage permissive -a httpd_sys_script_t - Q4Windows Server 2016にWindows版のESMPRO/ACをインストールしたあと、スタートメニューのショートカットアイコンが表示されません。
- A4
◆ 考えられる原因
Windows Server 2016固有の問題が発生していると考えられます。
◆ 対策
インストール後は、サービスモジュールの自動起動を有効にするため、システムを再起動してください。システムを再起動していただくことにより、スタートメニューのショートカットアイコンが表示されます。スタートメニューのショートカットアイコンが登録されていることを確認したい場合は、一度ログアウトしたあと再度ログオンしてください。 - Q5マシン名ならびにIPアドレスを変更した場合、ESMPRO/AutomaticRunningControllerの再インストールなどの作業が必要になりますか?
- A5
マシン名ならびにIPアドレスを変更した場合、制御端末 (ESMPRO/AutomaticRunningController + ESMPRO/AC Enterprise) 上の設定について、以下の変更を行ってください。
連動端末 (ESMPRO/AC Enterprise マルチサーバオプション) 上での設定変更は必要ありません。
※「ESMPRO/ARC Service」サービス停止中は電源管理は行えませんので、ご注意願います。(設定変更の必要な項目)
- AC Management Consoleに登録している制御端末/連動端末/UPSのコンピュータ名、IPアドレス
- AC Management Consoleのグループポリシー内の通信用IPアドレス
※制御端末のIPアドレスを登録していた場合や、ローカルブロードキャストアドレスに変更がある場合。 - SNMPカードの「Access Control」に登録している制御端末のIPアドレス
- ESMPRO/AC GUI内のLAN監視の設定変更
※自動運転の切断要因として「LAN」の監視を行っており、特定のIPアドレス を
監視する設定にしている場合には、登録しているIPアドレスの変更が必要です。
LAN監視を行っていない場合は、必要ありません。 - ESMPRO/AC GUI内のCLUSTERPRO連携の通信用IPアドレス
※CLUSTERPRO連携を行っている場合のみ。 - iStorage連携機能設定で登録しているiStorage装置のIPアドレス
※iStorage連携機能を使用している場合のみ。 - 「AC Server」または「AC電源制御サーバ」 (※) に登録している制御端末のIPアドレス
※iStorage連携機能を使用している場合のみ。
iStorageManagerの登録メニューのため、バージョン等によって変わる可能性があります。
(設定変更手順)
- 制御端末の「ESMPRO/ARC Service」サービスを停止します。
- 制御端末/連動端末において、サーバのコンピュータ名、IPアドレスおよびUPS (SNMPカード) のIPアドレスを変更します。
- (設定変更の必要な項目) の変更を実施します。AC Management Console (AMC)、ESMPRO/AC GUIを使用してそれぞれ変更します。iStorage連携機能設定については、「iStorage S/D/Mシリーズ連携機能設定ガイド」を参照し、設定変更を行ってください。変更後は、AMCで設定内容を保存してください。
- 制御端末の「ESMPRO/ARC Service」サービスを起動します。
- AC Management Consoleを起動し、制御端末、連動端末、電源装置、連動装置の状態が、それぞれ「マスタ動作中」「通常運用中」「正常ON」「*正常ON」になることを確認してください。
また、ESMPRO/AutomaticRunningController + ESMPRO/AC Enterpriseをインストールしているサーバ (制御端末・連動端末問わず) が他にもあれば、上記で変更したAC Management Console (AMC) の構成情報を送信します。
AMCで制御端末を選択後、右クリックメニュー ->「指定サーバへ構成情報送信」をクリックすることで、構成情報の送信が可能です。
なお、CLUSTERPROシステムの場合、CLUSTERPROが正常に稼動できる状態にしていただく必要がありますので、CLUSTERPROでのIPアドレス変更時の対処を実施後、ESMPRO/AC環境でのIPアドレス変更時の対処を行ってください。 - Q6ドメインの参加、変更による影響について教えてください。
- A6
ドメイン参加、ドメインの変更による設定変更は必要ありません。異なるドメイン間で運用する場合は、ドメイン間の信頼関係を結んでください。
- Q7ワークグループ名を変更した場合の影響について教えてください。
- A7
ワークグループ名変更に伴う影響、注意事項はありません。
- Q8ワークグループからドメイン参加する場合の設定について教えてください。
- A8
ドメイン参加、ドメインの変更による設定変更は必要ありませんが、異なるドメイン間で運用する場合は、ドメイン間の信頼関係を結ぶようにしてください。
- Q9SigmaSystemCenter/電源管理基本パック Ver.2.1を使用していますが、SigmaSystemCenter/電源管理基本パックの機能が統合されたESMPRO/AutomaticRunningController Ver5.3以降にバージョンアップ可能でしょうか?
- A9
バージョンアップは不可となります。SigmaSystemCenter/電源管理基本パック Ver.2.1を構築された環境からESMPRO/AutomaticRunningcontroller Ver5.3以降に変更される場合は、SigmaSystemCenter/電源管理基本パック Ver.2.1のアンインストールを行い、ESMPRO/AutomaticRunningcontroller Ver5.3以降の新規インストールを実施してください。その際、SigmaSystemCenter/電源管理基本パックの設定内容を引き継ぐことはできません。
- Q10UPSの冗長電源構成はサポートしていますか?
- A10
UPSの冗長電源構成はサポートしております。
サポート機種については、ESMPRO/AC Enterprise の機能一覧にある下記をご確認ください。マルチサーバ構成・冗長電源構成での自動運転・UPS管理
また、UPSの冗長電源構成については以下の注意事項があります。
- サーバの電源を商用電源とUPSに接続する構成は未サポートです。
- UPSの冗長電源構成に使用するUPSは同じ機種を使用してください。
- UPSのパラメータは電源装置/連動装置の設定項目の「IP address」、「説明」、「名称」を除いた他の全てのパラメータを同じ設定で運用してください。
- コンセントグループ設定が有効になっており、複数のコンセントグループをもつUPSを使用してサーバを冗長電源構成で電源管理する場合、サーバの電源ケーブルは各UPSの同じコンセントグループに接続してください。
- 「稼動に必要な最低台数」が 1 の設定で運用時に複数のUPSで冗長電源が構成されている環境では、冗長電源構成の片方のUPSのみにサーバの電源を接続することはできません。
- Q11UPS交換時に必要となる作業はありますか?
- A11
AC Management Console (AMC) に登録されているUPSの設定情報を変更する必要があります。
(設定変更手順)
- AC Management Consoleで交換したUPSの「電源装置」の編集画面を開きます。
- 「情報の上書きをSNMPで実行」ボタンを押します。
→ AMCに設定しているUPSの情報が、交換したUPSに設定されます。 - 「SNMP設定情報の採取」ボタンを押します。
→ 下記をご確認ください。
- ・UPS型名、シリアル番号、FW Rev情報が採取できていること。
- ・UPSに設定された値が正しく設定されていること。
- 「OK」ボタンを押します。
- AC Management Consoleのトップ画面で「保存」を押します。
- ESMPRO/ACサービス、もしくはサーバを再起動してください。
- Q12UPS撤去時に必要となる作業はありますか?
- A12
UPSを撤去する場合は、ESMPRO/AutomaticRunningController製品をアンインストールしてください。
アンインストール方法は、各製品のマニュアルを参照してください。 - Q13セットアップで使用する製品のCD媒体、ライセンスキーを紛失しました。再発行は可能でしょうか。
- A13
CD媒体やライセンスキーを紛失した場合、再発行は不可となります。
この場合、製品の再購入となります。 - Q14制御端末でiStorageを利用している環境で、iStorage連携機能は利用できますか?
- A14
制御端末でiStorageを利用している環境では、iStorage連携機能は利用できません。
ESMPRO/AutomaticRunningControllerのiStorage連携機能を使用してiStorageの電源を管理する場合は、下記の制限事項があります。
- 制御端末となるサーバはiStorageの資源を使用しないこと
- 制御端末と同じUPSにiStorage及びiStorageリソースを使用した連動端末を接続しないこと
- iStorageリソースを使用する連動端末が接続されたUPSに、iStorageリソースを使用していない
連動端末は接続しないこと
各種資料で公開している「iStorage S/D/Mシリーズ連携機能設定ガイド (コントロールコンセントグループ対応版)」の以下の章をご確認ください。
- 1. iStorage S/D/Mシリーズ連携機能
- 2.3 システム構築時の注意事項
- Q15UL型番のESMPRO/AutomaticRunningController製品は英語版OSに対応していますか?
- A15
英語版OSには対応しておりません。
日本語環境のみのサポートとなります。 - Q16インストール時にInstallShield Wizardで「An error [-5001 : 0x80070005] has occurred while running the setup.」のようなメッセージが表示されてインストールが中断されます。
- A16
◆ 考えられる原因
アクセス権がないことが考えられます。
◆ 対策
以下をご確認ください。- セットアップをAdministrator権限で実行しているかご確認ください。
- セキュリティ系のソフトウェアを実行されている場合は不正アクセスをブロックするような機能を
一時的に停止してインストールをご確認ください。 - インストール先のディレクトリに書き込みアクセス権があることをご確認ください。
デフォルトインストールフォルダは「C:\Program Files (x86)\AUTORC」となります。 - 上記3点が問題ない場合、OSの再インストール後に再確認してください。
GUI系(ESMPRO/AC GUI/AC Management Console)
- Q1ESMPRO/AC GUIを起動すると「情報取得中」のままで、情報取得ができません。
- A1
◆ 考えられる原因①
連携を行っているソフトウェアが正しく起動できていないことが考えられます。
◆ 対策
連携を行っているソフトウェア (PowerChute Business Edition) が正常に起動できているか確認してください。
◆ 考えられる原因②
「環境設定ウィザード」で連携用の設定ができていないことが考えられます。
◆ 対策
「環境設定ウィザード」で連携用の設定を行ってください。
◆ 考えられる原因③
UPSとSNMPカード間の通信エラーが発生していることが考えられます。
◆ 対策
Webブラウザで制御端末のUPSのSNMPカードに接続し、UPSの状態が「Serial Communication Lost」となっていないか確認してください。
該当する場合、まずSNMPカード正面の左側にあるリセットボタンをペン先等で押してリセットしてください。状態に変化が無い場合はUPSとSNMPカードの接触不良によるものでないか、SNMPカードの抜き差しを行い確認してください。それでも状態に変化がない場合、UPS HW装置、SNMPカードなどHWの故障が考えられます。 - Q2AMCから電源装置の「SNMP設定情報の採取」や「情報の上書きをSNMPで実行」が行えない、あるいは、電源装置の「UPSのランプ・ブザー確認」でUPSのランプ点灯等が行われません。
- A2
◆ 考えられる原因①
SNMPカードに対してのアクセス権が設定されていないことが考えられます。
◆ 対策
SNMPカードにWebブラウザでアクセスし、「Network」-「SNMP」-「Access Control」に制御端末のIPアドレスを設定し、Access TypeとしてWrite+ (無い場合は、Write) を設定してください。
設定後、AMCより「UPSのランプ・ブザー確認」が正しく行えることを確認してください。
◆ 考えられる原因②
AMCに設定した電源装置のIPアドレスが正しくないことが考えられます。
◆ 対策
UPSに設定している正しいIPアドレスをAMCに設定してください。
設定後、AMCより「UPSのランプ・ブザー確認」が正しく行えることを確認してください。
◆ 考えられる原因③
LANケーブルが抜けていることが考えられます。
◆ 対策
LANケーブルを正しく接続してください。
接続後、AMCより「UPSのランプ・ブザー確認」が正しく行えることを確認してください。
◆ 考えられる原因④
ファイアウォール機能により、AMCとUPSの通信が行えていないことが考えられます。
◆ 対策
一旦、ファイアウォール機能を停止 (全ポートの通信可能状態) させ、現象が改善するかを確認してください。
改善する場合は、ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートを開放してください。
ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートについては、セキュリティ情報で公開している「ESMPRO/AutomaticRunningController関連製品が使用する通信ポート」を参照してください。
◆ 考えられる原因⑤
SNMPサービス/ライブラリがインストールされていないことが考えられます。
下記を参考に、SNMPサービス/ライブラリをインストールしてください。
インストール後、SNMPカードのアクセスコントロール設定および AC Management Console のグループポリシーの設定で、通信に使用するSNMPコミュニティ名の設定が必要です。
◆ 対策
【Windowsサーバの場合】
SNMPサービスをインストールしてください。
- サーバー マネージャーを起動します。
- 画面上部の [サーバーマネージャーへようこそ] 欄の [2 役割と機能の追加] リンクをクリックし、役割と機能の追加ウィザード画面を表示します。
- [開始する前に] の画面では、そのまま「次へ」をクリックします。
- [インストールの種類の選択] 画面では、[役割ベースまたは機能ベースのインストール] ラジオボタンをチェックし、「次へ」をクリックします。
- [対象サーバーの選択] 画面では、[サーバープール] エリアからインストール対象のサーバーをクリックして選択し、「次へ」をクリックします。
- [サーバーの役割の選択] 画面では、そのまま「次へ」をクリックします。
- [機能の選択] 画面では、[機能] の一覧リストから [SNMP サービス] を選択しチェックします。
- [SNMPサービスに必要な機能を追加しますか?] の画面では、「機能の追加」をクリックします。
- [機能の選択] 画面で「次へ」をクリックし、[確認] 画面で「インストール」をクリックします。
- インストール完了後「閉じる」をクリックし、役割と機能の追加ウィザード画面を閉じます。
【Linuxサーバの場合】
32bit版のSNMPライブラリをOSのインストールDVDなどからインストールしてください。
<32bit OSの場合>
net-snmp または ucd-snmp
openssl
<x86_64 OSの場合>
net-snmp-libs
openssl - Q3AMCの電源装置の状態が「不明」になっています。
- A3
◆ 考えられる原因①
SNMPカードに対してのアクセス権が設定されていないことが考えられます。
◆ 対策
SNMPカードにWebブラウザでアクセスし、「Network」-「SNMP」-「Access Control」に制御端末のIPアドレスを設定し、Access TypeとしてWrite+ (無い場合は、Write) を設定してください。
設定後、AMCより「UPSのランプ・ブザー確認」が正しく行えることを確認してください。
◆ 考えられる原因②
AMCに設定した電源装置のIPアドレスが正しくないことが考えられます。
◆ 対策
UPSに設定している正しいIPアドレスをAMCに設定してください。
設定後、AMCより「UPSのランプ・ブザー確認」が正しく行えることを確認してください。
◆ 考えられる原因③
LANケーブルが抜けていることが考えられます。
◆ 対策
LANケーブルを正しく接続してください。
接続後、AMCより「UPSのランプ・ブザー確認」が正しく行えることを確認してください。
◆ 考えられる原因④
UPSとSNMPカード間の通信エラーが発生していることが考えられます。
◆ 対策
Webより制御端末のUPSのSNMPカードに接続し、UPSの状態が「Serial Communication Lost」となっていないか確認してください。
該当する場合、まずSNMPカード正面の左側にあるリセットボタンをペン先等で押してリセットしてください。状態に変化が無い場合はUPSとSNMPカードの接触不良によるものでないか、SNMPカードの抜き差しを行い確認してください。
それでも状態に変化がない場合、UPS HW装置、SNMPカードなどHWの故障が考えられます。
◆ 考えられる原因⑤
ファイアウォール機能により、制御端末とUPSの通信が行えていないことが考えられます。
◆ 対策
一旦、ファイアウォール機能を停止させ、全ポートが通信が可能な状態で現象が改善するかを確認してください。
改善する場合は、ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートを開放してください。
ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートについては、セキュリティ情報で公開している「ESMPRO/AutomaticRunningController関連製品が使用する通信ポート」を参照してください。
◆ 考えられる原因⑥
AMCのグループポリシー内のSNMPコミュニティ名の設定と、SNMPカード側のSNMPコミュニティ名の設定が一致していないことが考えられます。
◆ 対策
AMCのグループポリシー内のSNMPコミュニティ名の設定と、SNMPカード側のSNMPコミュニティ名の設定を一致させてください。
AMCでSNMPコミュニティ名を変更した際は、設定を保存した後にESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を行ってください。
SNMPカード側のSNMPコミュニティ名の変更手順は、WebブラウザでSNMPカードにアクセスし、「Network」-「SNMP」-「Access Control」の「Community Name」で変更し、「Apply」ボタンを選択してください。 - Q4SNMPカードを使用したマルチサーバ構成で、AC Management Consoleの制御端末の状態が「停止(マスタ)」または「不明」、連動端末の状態が「不明」になります。
- A4
◆ 考えられる原因①
制御端末 (連動端末) のサーバ名、IPアドレスが正しくないことが考えられます。
◆ 対策
AC Management Consoleに登録しているサーバ名、IPアドレスが正しいか確認してください。
Linuxサーバの場合は、大文字小文字の区別が必要ですので、大文字、小文字を区別して登録してください。
Windowsサーバの場合は、大文字で登録されていることを確認し、「コンピュータ名を大文字に自動変換する」のチェックを有効にしてください。
AC Management Consoleでの設定変更後は設定内容を保存し、ESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を実施してください。
◆ 考えられる原因②
AMCの通信用IPアドレスが 255.255.255.255 等の正しいアドレスではないことが考えられます。
◆ 対策
対策については、こちらをご確認ください。 - Q5連動端末の状態が「不明」のままになります。
- A5
◆ 考えられる原因①
ファイアウォール機能により、制御端末と連動端末の通信が行えていないことが考えられます。
◆ 対策
一旦、ファイアウォール機能を停止させ、全ポートが通信可能な状態で現象が改善するかを確認してください。
改善する場合は、ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートを開放してください。
ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートについては、セキュリティ情報で公開している「ESMPRO/AutomaticRunningController関連製品が使用する通信ポート」を参照してください。
◆ 考えられる原因②
マルチサーバオプション系の製品 (ESMPRO/AC Enterprise マルチサーバオプション等) がインストールされている連動端末に、制御端末に登録したAC Management Console (AMC) の構成情報ファイルを送信していることが考えられます。
◆ 対策
マルチサーバオプション系の製品がインストールされている連動端末には、制御端末のAMC構成情報ファイルを送信しないでください。
制御端末のAMC構成情報ファイルを送信してしまった場合、「不明」状態となっているマルチサーバオプション系の製品がインストールされている連動端末で、ESMPRO/ACインストールフォルダのdataフォルダ配下にある ac_e_net.apc、ac_e_net.ini、ac_e_net_d.apc ファイルを削除してください。
その後、ESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を行ってください。 - Q6制御端末がLinuxの構成で、サーバの状態が「不明」と表示されます。
- A6
◆ 考えられる原因
Windowsクライアントの「マルチサーバ構成データ編集」で作成した設定ファイル (ac_e_net.cfg 等) をLinuxサーバへアップロードした際に、コード変換が正しく行われなかったことが考えられます。
◆ 対策
「マルチサーバ構成データ編集」のオンラインヘルプの「編集データファイルの送受信」->「編集データファイルの送信 (Windows端末 -> Linuxサーバ)」を参照の上、設定ファイルをLinuxサーバへアップロードして下さい。
アップロード後、文字コードを以下に変換する必要があります。
<変換後>
文字コード:EUC (日本語)
改行コード:LF
※『マルチサーバ構成データ編集』で作成したファイルの文字コードは以下のとおりです。
文字コード:SHIFT-JIS (日本語)
改行コード:CR+LF
AMCの構成情報を変更した場合は、制御端末、連動端末の順にESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動が必要です。 - Q7ESMPRO/AC GUIの接続で「ネットワークの接続に失敗しました」となり、指定のサーバに接続することができません。
- A7
◆ 考えられる原因
ESMPRO/AC GUIの接続条件を満たしていないことが考えられます。
◆ 対策
以下の条件が満たされている必要があります。
- 制御端末と連動端末とのドメインが異なる場合、ドメイン間で信頼関係が結ばれていること。
- コンピュータ名が名前解決されていること。
- 接続するサーバのユーザ名が、接続先のサーバ側でユーザ登録されていること。且つ、そのユーザにAdministrator権限が与えられていること。
- 接続するサーバ側のESMPRO/ACのインストールフォルダ¥DATA フォルダが共有されていること。
(デフォルトインストールフォルダの場合:¥AUTORC¥DATA) - ACのGUIは二重起動ができませんので、接続する際に、AC GUIが起動されていないこと。
- 接続するサーバ側で、既にAC GUIが起動されていないこと。
また、以下の手順でも確認を行ってください。
- 接続元サーバのエクスプローラを起動します。
接続先サーバのESMPRO/ACの共有フォルダ (共有フォルダ名:ARCDATA) を「ツール」-「ネットワークドライブの割り当て」により接続を行ってください。 - ネットワークドライブの割り当てにより共有フォルダを接続した状態で、「管理ツール」-「コンピュータの管理」を起動します。
「操作」-「別のコンピュータに接続」により、接続先のサーバに接続を行ってください。
接続後、接続先のサーバの「サービス」の内容を表示させ、「ESMPRO/ARC Service」の状態が [開始] となっていることを確認してください。
上記条件が満たされていない場合は、まず、上記条件が満たされる環境にしてください 。 - Q8投入要因の「スケジュール」がグレーアウト状態でチェックができません。
- A8
◆ 考えられる原因
ESMPRO/AutomaticRunningController + ESMPRO/AC Enterpriseがインストールされたサーバにおいて、UPS制御に関するLAN制御用の環境設定が正しく行われていないため、投入要因の「スケジュール」グレーアウトしていると考えられます。
◆ 対策
スタートメニューの「ESMPRO_AutomaticRunningController」-「環境設定」アイコンを起動し、ESMPRO/AC Enterprise 環境設定ダイアログボックス内の以下のチェックボックスが2つとも有効になっているか確認してください。
- [AC Management Console] による管理を行なう
- 他のUPS管理ソフトを使用しない
- Q9AC Management Consoleでサーバの状態が「-------」になります。
- A9
◆ 考えられる原因①
AC Management Consoleでサーバを登録した後、設定内容を反映させるための再起動を行っていないことが考えられます。
◆ 対策
AC Management Consoleでサーバを登録した後は設定内容を保存し、制御端末、連動端末の順にESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を実施してください。
◆ 考えられる原因②
AC Management Consoleに登録している制御端末のサーバ名、IPアドレスが正しくないことが考えられます。
◆ 対策
AC Management Consoleに登録しているサーバ名、IPアドレスが正しいか確認してください。
Linuxサーバの場合は、大文字小文字の区別が必要ですので、大文字、小文字を区別して登録してください。
Windowsサーバの場合は、大文字で登録されていることを確認し、「コンピュータ名を大文字に自動変換する」のチェックを有効にしてください。
AC Management Consoleでの設定変更後は設定内容を保存し、ESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を実施してください。 - Q10登録ジョブ起動機能を使用して起動ジョブの登録を行っていますが、ジョブの起動が正しく行われません。
- A10
◆ 考えられる原因①
電源投入時の起動ジョブ、電源切断時の起動ジョブを起動する設定になっていないことが考えられます。
◆ 対策
電源投入時の起動ジョブ、電源切断時の起動ジョブのチェックが行われているか、Linuxサーバで直接ファイルを編集している場合は、/usr/local/AUTORC/data/config.apc ファイルで起動ジョブを使用する設定にしてください。
Linuxサーバの場合は、ジョブ登録の設定後にESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を必ず実施してください。
◆ 考えられる原因②
登録されているジョブのパス名、ジョブ名等が正しく登録されていないことが考えられます。
◆ 対策
登録されているジョブのパス名、ジョブ名を正しく登録し、コマンドパラメータが存在する場合はパラメータも合わせて登録してください。
Windowsサーバの場合、ジョブ名はドライブ名を含むフルパス指定のコマンド形式で登録してください。
◆ 考えられる原因③
Linuxサーバの場合、設定変更後にジョブ登録を実施したサーバで、ESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を実施していないことが考えられます。
◆ 対策
Linuxサーバの場合は設定内容を有効にするため、ジョブ登録の設定を実施したサーバでESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を必ず実施してください。
◆ 考えられる原因④
連動端末の場合、起動ジョブが連動端末に格納されていないことが考えられます。
◆ 対策
別サーバの共有フォルダに置かれた起動ジョブを起動することはできません。
ジョブを起動する連動端末のローカルサーバに起動ジョブを格納してください。
Linuxサーバの場合、格納した起動ジョブに対してroot以外のユーザに実行権が与えられているかどうかを確認してください。
また、連動端末がVMware ESXiサーバの場合はESMPRO/AutomaticRunningController製品をインストールしないため、ジョブを登録することはできません。各種資料で公開している「VMware ESXi 環境における電源管理ソフトウェアの導入」の以下の章を参照し、制御端末にジョブを登録してください。
5.2.3 スクリプトファイルを用いて仮想マシンの起動/シャットダウンを行う場合
- Q11InterSecシリーズにおいてLinux版のESMPRO/AC製品をインストール後、Web Managment Consoleのサービス一覧画面を表示すると、ESMPRO/ACのサービス名の一部が文字化けして表示されます。
- A11
InterSecシリーズの一部機種において、下記に記載されているLinux版のESMPRO/AC製品をインストールすると、Web Managment Consoleのサービス一覧画面において表示されるESMPRO/ACのサービス名が文字化けして表示されます。
- ESMPRO/AC Enterprise マルチサーバオプション (Linux版)
- ESMPRO/AC Advance マルチサーバオプション (Linux版)
- Q12AC Management Consoleの連動端末の編集画面で「ネットワーク情報取得」による情報取得ができません。
- A12
◆ 考えられる原因①
Windowsの持つファイアウォール機能を使用している場合、ESMPRO/AC関連製品が使用する通信ポートが閉じられているため、正しく情報が取得できないことが考えられます。
◆ 対策
一旦、ファイアウォール機能を停止させ、全ポートが通信可能な状態で現象が改善するかを確認してください。
改善する場合は、ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートを開放してください。
ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートについては、セキュリティ情報で公開している「ESMPRO/AutomaticRunningController関連製品が使用する通信ポート」を参照してください。
また、ESMPRO/AC製品のインストールフォルダにある「amc.exe」および「AC_B_DEP.exe (*1)」をWindowsファイアウォールの例外リストに登録してください。
(*1)「AC_B_DEP.exe」については、ESMPRO/ACBlade管理オプション、SigmaSystemCenter/電源管理基本パックをインストールしている環境のみ実施してください。
◆ 考えられる原因②
AC Management Consoleをインストールしたサーバと連動端末の間に設置されたファイアウォール機器によりESMPRO/ACの通信パケットが通過できていないため、正しく情報が取得できないことが考えられます。
◆ 対策
ファイアウォール機能を停止させ、全ポートが通信可能な状態で現象が改善するかを確認してください。
改善する場合は、ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートを開放してください。
ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートについては、セキュリティ情報で公開している「ESMPRO/AutomaticRunningController関連製品が使用する通信ポート」を参照してください。
- Q13Red Hat Enterprise Linux 7.5にESMPRO/AC for Linuxをインストールして運用していますが、このサーバーにWebブラウザでアクセスして「マルチサーバ構成ファイル (ac_e_net.cfg) 」をダウンロードすると、ダウンロードしたファイルの拡張子が.htmになります。
- A13
Red Hat Enterprise Linux 7.5に含まれているApacheの不具合となります。以下の方法で回避することが可能です。
root権限を持つユーザで対象サーバにログインし、/etc/httpd/conf.d/esmac.conf をテキストエディタで開きます。
# vi /etc/httpd/conf.d/esmac.confAddType application/force-download cfg
と記載している箇所を以下のように変更してください。
AddType application/force-download .cfg
(cfgの前に . (ドット) を付加してください)
編集後は /etc/httpd/conf.d/esmac.conf を保存して閉じてください。その後、以下のコマンドでApacheの再起動を実施してください。
# systemctl restart httpd.service - Q14SNMPカードを使用したマルチサーバ構成で、制御端末と連動端末の通信が不安定になります。
- A14
◆ 考えられる原因
AMCの通信用IPアドレスが 255.255.255.255 等の正しいアドレスではないことが考えられます。
◆ 対策
AMCのグループポリシーで、以下に従って通信用IPアドレスを設定してください。
<制御端末が1台のみの場合>
制御端末のIPアドレスを登録してください。<制御端末が複数台の場合>
クラスタが属するLANのローカルブロードキャストアドレス、
もしくは、制御端末に届くローカルブロードキャストアドレスを
登録してください。<複数台制御端末と連動端末がネットワークセグメントを超える場合>
AMCでの設定変更後は設定内容を保存し、ESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を実施してください。
制御端末の台数分、通信用IPアドレスに制御端末のIPアドレスを登録してください。
制御端末のIPアドレスは、3つまで登録することができます。 - Q15連動端末としてESXiサーバを登録する時に「サーバへの接続確認」でESXiサーバとの接続確認に失敗します。
- A15
◆ 考えられる原因①
制御端末のESMPRO/AC製品にアップデートが適用されていないことが考えられます。
◆ 対策
連動端末に登録しようとしているサーバがVMware ESXi 6.7の場合、制御端末のESMPRO/AC製品に ESMARC53-03-201910以降のアップデートを適用してください。
※アップデート適用後はVMware ESXi 5.x系の電源制御ができなくなりますのでご注意願います。
◆ 考えられる原因②
ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートが開放されていないことが考えられます。
◆ 対策
ESMPRO/AC製品が使用している通信ポートが開放されている必要があります。
VMware ESXi 環境では標準で通信ポートは開放されていませんので、ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートが開放されているか確認をお願いします。
ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートについては、セキュリティ情報で公開している「ESMPRO/AutomaticRunningController関連製品が使用する通信ポート」を参照してください。
- Q16AC Management Consoleで表示されるUPSの状態について教えてください。
- A16
AC Management Consoleで表示されるUPSの状態と説明は以下のとおりです。
バイパス等、UPS装置側の具体的な状態の詳細についてはUPS装置担当にお問い合わせください。
<アイコン色:緑>- 正常ON
電源装置に登録されているUPSが正常に電源ONしている状態です。 - *正常ON
連動装置 (ネットワーク機器やストレージ用のUPS) に登録されているUPSが
正常に電源ONしている状態です。 - ブースト
許容電圧下限値を超えたことによる電圧補正状態です。 - バイパス(Soft)
バイパス状態です (ユーザまたはSoftwareによるバイパス状態)。
冗長UPSでのみ発生する状態です。 - Reboot
再起動状態です。 - バイパス(Switch)
バイパス状態です (ユーザ操作によるバイパス状態の開始)。
冗長UPSでのみ発生する状態です。 - トリム
許容電圧上限値を超えたことによる電圧補正状態です。
- バッテリ稼動
バッテリ運転状態です。 - スリープ
UPSの待機 (スリープ) 状態です。
(出力電圧があるがUPSから待機待ち状態のステータスを取得) - 不明:処理中
不明状態です。
(UPSから不明状態のステータスを取得)
- OFF
停止状態です。
(出力電圧があるがUPSから停止状態のステータスを取得) - OFF(reboot)
UPSの復電待ち状態です。
(出力電圧があるがUPSから復帰待ち状態のステータスを取得) - 停電OFF:復帰待ち
UPSの復電待ち状態です。
(出力電圧があるがUPSから復帰待ち状態のステータスを取得) - 不明
不明状態です。
(UPSからサポート範囲外のステータスを取得)
- バイパス(HW故障)
HW故障です。冗長UPSでのみ発生する状態です。
- 正常ON
- Q17「ESMPRO_AC 環境ウィザード」あるいは「ESMPRO/AC GUI」を実行できません。実行すると「mfc140.dllがみつからないため、コードの実行を継続できません。プログラムを再インストールすると、この問題が解決する可能性があります。」というエラーメッセージが表示されます。
- A17
ESMARC53-04-202006 あるいは ESMARC40L-04-202007 アップデートを適用した環境には「Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ Update 3 RC」のインストールが必要になります。
ESMPRO/AutomaticRunningControllerは32bitアプリケーションとなるため、32bit版の再頒布可能パッケージをダウンロードしてインストールしてください。
Windows Server 2012/2012R2, Windows 8.1 Proの OS をご利用の場合は、前述した再頒布可能パッケージをインストールする前に、OSの更新プログラム KB2919442、KB2919355 が適用済であることをご確認ください。適用していない場合は、Windows Updateで同更新プログラムを適用してから、再頒布可能パッケージをインストールしてください。
Windows Updateを利用できない場合は、Microsoftダウンロードセンターから更新プログラムをダウンロードし、KB2919442、KB2919355の順に更新プログラムを適用してください。
なお、KB2919355は累積的 (ロールアップ) パッケージです。KB2919355は、次の順番で適用してください。
clearcompressionflag.exe、KB2919355、KB2932046、KB2959977、KB2937592、KB2938439、KB2934018 - Q18ESMARC53-04-202006を適用した環境でAC Management Consoleを起動すると、AC Management Consoleの画面が表示されません。
- A18
ESMARC53-04-202006アップデートを適用した環境において、Administratorsグループに所属するAdministrator以外のユーザ名でログインしている場合に発生します。
AC Management Consoleの起動前に以下の設定を行ってください。
- エクスプローラから amc.exe にカーソルを当てた状態で、マウスを右クリックして表示されるコンテキストメニューから「プロパティ」をクリックします。
- 表示された画面上で「互換性」タブを選択し、「設定」グループにある「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
- Q19ESMARC53-04-202006を適用した環境でESMPRO/AC GUIを起動すると「設定情報ファイルの作成に失敗しました」のエラーメッセージが表示され、ESMPRO/AC GUIの画面が表示されません。
- A19
ESMARC53-04-202006アップデートを適用した環境において、Administratorsグループに所属するAdministrator以外のユーザ名でログインしている場合に発生します。
ESMPRO/AC GUIの起動前に以下の設定を行ってください。
- エクスプローラから ESMARCGI.EXE にカーソルを当てた状態で、マウスを右クリックして表示されるコンテキストメニューから「プロパティ」をクリックします。
- 表示された画面上で「互換性」タブを選択し、「設定」グループにある「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
- Q20AC Management Consoleの画面から [指定サーバの設定] を用いて、指定サーバのESMPRO/AC GUI画面を表示した場合、ESMPRO/AC GUIの起動が遅い(20秒以上)です。
- A20
一旦、ファイアウォール機能を停止させ、全ポートが通信可能な状態で現象が改善するかを確認してください。
改善する場合は、下記手順で指定サーバのファイアウォールの規則を有効化してください。
- サーバーマネージャーを起動します。
- [ツール] メニューから [セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール] を選択します。
- 画面左側ツリーから [受信の規則] を選択し、[リモート サービス管理 (RPC)] を右クリックし、[規則の有効化] を選択して通信を許可します。
UPS系の異常
- Q1イベントログに自動電源制御装置との通信に失敗のエラーログ (ID:1102) が登録されます。
- A1
◆ 考えられる原因①
シリアル接続でUPSを制御している構成の場合、連携を行っているソフトウェアが正しく起動できていないことが考えられます。
◆ 対策
連携を行っているソフトウェア (PowerChute Business Edition) が正常に起動できているか、連携を行っているソフトウェアのコンソール画面等で確認してください。
起動できていない場合は、起動してください。
◆ 考えられる原因②
HWの接続が不十分であることが考えられます。
◆ 対策
UPSとサーバ間のLAN、または、シリアルケーブルが正しく接続されているか確認してください。
◆ 考えられる原因③
「環境設定ウィザード」の設定が正しくできていないことが考えられます。
◆ 対策
「環境設定ウィザード」で正しい連携の設定を行ってください。
◆ 考えられる原因④
UPSのSNMPカードで正常に処理が行われていないことが考えられます。
◆ 対策
SNMPカードのリセットボタンを押してください。リセット後、AC Management Consoleより「UPSのランプ・ブザー確認」が正しく行えることを確認してください。
正しく行われない場合はUPSとSNMPカードの接触不良によるものなのか、SNMPカードの抜き差しを行い確認してください。
それでも状態に変化がない、または、改善後も通信異常が頻繁に発生する場合は、UPS HW装置、SNMPカードなどHWの故障が考えられます。
◆ 考えられる原因⑤
SNMPカードを使用したマルチサーバ構成の場合、AC Management Consoleに登録されている制御端末のコンピュータ名、IPアドレスが正しくないことが考えられます。
◆ 対策
AC Management Consoleに登録しているサーバ名、IPアドレスが正しいか確認してください。
Linuxサーバの場合は、大文字小文字の区別が必要ですので、大文字、小文字を区別して登録してください。
Windowsサーバの場合は、大文字で登録されていることを確認し、「コンピュータ名を大文字に自動変換する」のチェックを有効にしてください。
AC Management Consoleでの設定変更後は設定内容を保存し、ESMPRO/ACサービスもしくはサーバの再起動を実施してください。
◆ 考えられる原因⑥
SNMPカードに対してのアクセス権が設定されていないことが考えられます。
◆ 対策
SNMPカードにWebブラウザでアクセスし、「Network」-「SNMP」-「Access Control」に制御端末のIPアドレスを設定し、Access TypeとしてWrite+ (無い場合は、Write) を設定してください。
設定後、AMCより「UPSのランプ・ブザー確認」が正しく行えることを確認してください。
◆ 考えられる原因⑦
SNMPサービスが停止していることが考えられます。
◆ 対策
ESMPRO/AutomaticRunningController、ESMPRO/UPSManager (PowerChute Business Edition) が連携して電源管理を行っている構成の場合、SNMPサービスを使用して連携を行っています。そのため、SNMPサービスを停止した場合、ESMPRO/AutomaticRunningControllerでESMPRO/UPSManager (PowerChute Business Edition) との通信が行えず、縮退運転となります。
SNMPサービスが起動しているか確認してください。 - Q2AMCから電源装置の「SNMP設定情報の採取」や「情報の上書きをSNMPで実行」が行えない、あるいは、電源装置の「UPSのランプ・ブザー確認」でUPSのランプ点灯等が行われません。
- A2
SNMPカードへのアクセスができていない、SNMPサービスが動作していない等の原因が考えられます。
考えられる原因と対策については、こちらをご確認ください。 - Q3イベントログにUPSとの通信異常の警告イベント (ID:1410) が登録されます。あるいは、UPSとの通信異常の警告イベント (ID:1410) と正常復帰の回復イベント (ID:1430) が繰り返し登録されます。
- A3
◆ 考えられる原因①
ファイアウォール機能により、UPSの通信が正常に行えていないことが考えられます。
◆ 対策
一旦、ファイアウォール機能を停止させ、全ポートが通信可能な状態で正常復帰の回復イベント (ID:1430) が登録されるか確認してください。
改善する場合は、ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートを開放してください。
ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートについては、セキュリティ情報で公開している「ESMPRO/AutomaticRunningController関連製品が使用する通信ポート」を参照してください。
◆ 考えられる原因②
UPSのSNMPカードで正常に処理が行われていないことが考えられます。
◆ 対策
SNMPカードのリセットボタンを押していただき、正常復帰の回復イベント (ID:1430) が登録され通信異常状態が改善するか確認してください。
通信異常が改善しない、または、改善後も通信異常が頻繁に発生する場合は、SNMPカードの故障の可能性も考えられます。
◆ 考えられる原因③
LANケーブルに接触不良等が発生していることが考えられます。
◆ 対策
サーバ、UPS装置間のLANケーブルの接続に接触不良等が発生していないか確認し、LANケーブルを正しく接続してください。
接続後、正常復帰の回復イベント (ID:1430) が登録されるか確認してください。 - Q4N8180-81 SmartUPS用 SNMPカード (NMC3) 使用時に、SNMPカードにアクセスできません。
- A4
SNMPカードのSNMPv1プロトコルが有効になっている必要があります。
ESMPRO/AC Enterpriseのセットアップカードの「3.3 SNMPカードの設定」を参照し、SNMPカードのSNMPv1プロトコルを有効にしてください。また、セキュリティ情報で公開している「N8180-81 SmartUPS用 SNMPカード(NMC3) の初期設定方法について」も合わせて参照してください。
クラスタ構成
- Q1クラスタ構成において、ESMPRO/AC GUIのメイン画面上のクラスタ連携サーバ名が『----waiting...(bad_status)----』となっています。また、クラスタシャットダウンを実行すると、クラスタシャットダウン完了後にOSのシャットダウンが行われません。
- A1
◆ 考えられる原因①
クラスタ連携時の通信用IPアドレスの設定が正しくないことが考えられます。
◆ 対策
クラスタ連携時の通信用IPアドレスは、以下に従って設定してください。
<制御端末が1台のみの場合>
制御端末のIPアドレスを登録してください。<制御端末が複数台の場合>
クラスタが属するLANのローカルブロードキャストアドレス、
もしくは、制御端末に届くローカルブロードキャストアドレスを
登録してください。<複数台制御端末と連動端末がネットワークセグメントを超える場合>
制御端末の台数分、通信用IPアドレスに制御端末のIPアドレスを登録してください。
制御端末のIPアドレスは、3つまで登録することができます。
◆ 考えられる原因②
CLUSTERPROが起動中のため、ESMPRO/ACとの連携が開始できていないことが考えられます。
◆ 対策
CLUSTERPROでクラスタ起動が完了したことを確認してから、再度ESMPRO/AC GUIを起動してください。 - Q2サーバ起動時やクラスタシャットダウン実施時など、クラスタマネージャ画面に「自動運転ソフトウェアはエラーを返しました。」とのエラーが表示されます。
- A2
◆ 考えられる原因①
ESMPRO/AutomaticRunningControllerの「クラスタシステム連携」の設定が、全クラスタサーバで有効になっていないことが考えられます。
◆ 対策
全クラスタサーバに対して、ESMPRO/AC GUIの「オプション」-「連携機能1」タブ内の「クラスタシステム連携」のチェックボックスを有効にし、通信用IPアドレス、通信用ポート番号等の設定を行ってください。
◆ 考えられる原因②
ESMPRO/ACサービスが正常に起動できていないことが考えられます。
◆ 対策
全クラスタサーバに対してイベントログにESMPRO/ACのエラーが記録されていないか確認してください。エラーが記録されている場合は、メッセージの内容の確認、および、本トラブルシューティングに該当するイベントIDがある場合は、対策に従って対応を行ってください。
◆ 考えられる原因③
SNMPが正常に動作していないため、ESMPRO/ACサービスの起動時の処理に影響し、CLUSTERPROからESMPRO/ACへの要求に対応できていないことが考えられます。
◆ 対策
SNMPが正常に動作しているかイベントログ等で確認してください。SNMPでエラー等が発生している場合は、OS等からの調査を依頼してください。 - Q3クラスタサーバでシャットダウンを行った場合、シャットダウンが起動されるまでに時間が掛かっています。
- A3
◆ 考えられる原因
クラスタサーバ間のESMPRO/ACサービスで使用している通信ポート (デフォルトの場合、4000/udp) による通信が正常に行えていないことが考えられます。
◆ 対策
クラスタサーバ間のESMPRO/ACサービスで使用している通信ポートによる通信が、正常に行える環境になっているか確認してください。
デフォルトの通信ポートを変更する場合は、変更後の通信ポートが他アプリケーション等で使用されていないことを確認した後に変更してください。
通信ポートの変更方法は、ESMPRO/AC GUIの「オプション」-「連携機能1」タブの [クラスタシステム(CLUSTERPRO/ARC)連携] 内の [通信用ポート番号] で設定してください。 - Q4CLUSTERPRO構成において、サーバ起動時にイベントログにESMPRO/ACサービス内部処理で致命的なエラーのイベント (ID:1103) が登録されます。
- A4
◆ 考えられる原因
ESMPRO/ACは、CLUSTERPRO Ver.8.0 以前からの連携機能により、互換API (CLUSTERPRO Ver.8.0 以前で使用可能であったAPI) を使用してCLUSTERPROとの連携処理を行っています。このCLUSTERPROとの連携において、CLUSTERPROのクラスタ名、サーバ名、グループ名について命名規則に反した設定が行われていることで、CLUSTERPROからの情報取得処理が正常に行えていないことが考えられます。
◆ 対策
CLUSTERPROによる「クラスタ名、サーバ名、グループ名」を、CLUSTERPRO Ver.8.0の命名規則に従い半角英数字で15文字以内に設定してください。 - Q5CLUSTERPRO構成において、AC Management Consoleの「制御端末(サーバ)」画面および「連動端末(サーバ)」画面内にある「仮想マシンを自動起動する。」チェックをONにしても、仮想マシンが起動しません。
- A5
◆ 考えられる原因
AC Management Consoleから呼び出す「仮想マシン順序設定」画面において、仮想マシンが所属している優先度グループの起動所要時間が 0 (秒) であることが考えられます。
◆ 対策
仮想マシンが所属している優先度グループの起動所要時間は 0 (秒) ではなく、同グループ内に所属している全仮想マシンが起動するのに必要な時間を設定してください。
iStorage連携
- Q1SNMPカードを使用したマルチサーバ構成でiStorage連携の設定を行いましたが、シャットダウン時にディスクフラッシュが行われません。
- A1
◆ 考えられる原因①
未対応の製品バージョンを使用していることが考えられます。
◆ 対策
iStorage MシリーズはESMPRO/AutomaticRunningController Ver4.1以降で対応しています。
iStorage Sシリーズ/DシリーズはESMPRO/AutomaticRunningController Ver3.4以降 (※) で対応しています。
(※) Ver3.4の場合、ESMARC-034-005以降のアップデート適用が必要です。対応している製品バージョンを使用してください。
◆ 考えられる原因②
iStorage装置側の設定として、「AC Server」にESMPRO/AutomaticRunningControllerの制御端末のIPアドレスが登録されていないことが考えられます。
「AC Server」の設定が正しく行われていない場合、iStorageへの制御が行えません。
◆ 対策
iStorage装置側の「AC Server」の設定を正しく行ってください。
設定方法についてはiStorage装置関連のドキュメントを参照してください。確認が必要な場合は、iStorage担当へ確認をお願いします。
※なお、機種によってはiStorage装置側への作業は現調作業 (保守員作業) が必要な場合があります。
◆ 考えられる原因③
iStorage連携設定で設定したiStorage装置のIPアドレスが正しくないことが考えられます。
◆ 対策
iStorage連携設定に、iStorage装置に設定したIPアドレスを登録してください。
iStorage Mシリーズの場合はiStorage Mシリーズで登録したBMC IP アドレスを登録してください。
◆ 考えられる原因④
iStorageとの通信が行えない状態になっていることが考えられます。
◆ 対策
iStorage連携設定で設定したポート番号 (デフォルト:6001/tcp) をiStorage装置側に設定しているポート番号と同じポート番号を設定してください。
◆ 考えられる原因⑤
ストレージ制御ソフトのバージョンが対応していないことが考えられます。
◆ 対策
iStorage S2800の場合、iStorage S2800のストレージ制御ソフトは0324以降のバージョンをご使用ください。 - Q2iStorage連携の構成で、イベントログにiStorageとの通信異常のログ (ID:1501) が登録されます。
- A2
◆ 考えられる原因①
iStorage装置側の設定として、「AC Server」にESMPRO/AutomaticRunningControllerの制御端末のIPアドレスが登録されていないことが考えられます。
「AC Server」の設定が正しく行われていない場合、iStorageへの制御が行えません。
◆ 対策
iStorage装置側の「AC Server」の設定を正しく行ってください。
設定方法についてはiStorage装置関連のドキュメントを参照してください。確認が必要な場合は、iStorage担当へ確認をお願いします。
※なお、機種によってはiStorage装置側への作業は現調作業 (保守員作業) が必要な場合があります。
◆ 考えられる原因②
iStorage連携機能で設定したiStorage装置のIPアドレスが正しくないことが考えられます。
◆ 対策
iStorage連携設定に、iStorage装置のIPアドレスを登録してください。
iStorage Mシリーズの場合はiStorage Mシリーズで登録したBMC IPアドレスを登録してください。
◆ 考えられる原因③
iStorageとの通信が行えない状態になっていることが考えられます。
◆ 対策
iStorage連携機能で設定したポート番号 (デフォルト:6001/tcp) をiStorage側に設定しているポート番号と同じポート番号を設定してください。
◆ 考えられる原因④
LANケーブルの接続不良が発生していることが考えられます。
◆ 対策
LANケーブルを正しく接続してください。接続後、iStorageとの通信回復のログ (ID:1502) が登録されることを確認してください。 - Q3iStorage連携設定を行っている環境で、停電シャットダウン後の復電時に連動端末が起動しません。
- A3
◆ 考えられる原因
復電後の起動時にiStorageとの通信異常が発生しているために、iStorageを使用している連動端末の起動が行えない状態と考えられます。
一時的な通信異常も考えられますが、停電シャットダウン時からiStorageとの通信異常が発生している場合も同様の現象となります。
◆ 対策
以下の設定が正しく行われているか確認してください。
- iStorage側の「AC Server」の設定が正しく行われていること。
※「AC Server」の設定は iStorage 装置側の設定のため、不明な場合は iStorage装置担当にご確認願います。 - iStorage連携設定でiStorageに設定したIPアドレスが正しく登録されていること。
- iStorage連携設定で設定したポート番号 (デフォルト:6001/tcp) が、iStorage側の設定と一致していること。
また、設定した通信ポートが開放されていること。
- iStorage側の「AC Server」の設定が正しく行われていること。
- Q4iStorage連携設定を行っている環境で、手動でシャットダウンするにはどのような操作を行えばよいですか?
- A4
iStorage連携設定を行っている環境では、連動端末 -> iStorage -> 制御端末の順に停止する必要があります。
以下の手順で手動によるシャットダウンを実施してください。
※以下の操作を行うと、UPSはオフライン状態となります。
但し、スケジュール運転の設定をしている場合はUPSはスリープ状態となり、設定しているスケジュール起動時刻に起動します。
<手順>
- AC Management Console (AMC) の最上部の電源制御グループを右クリックし、「指定サーバのシャットダウン」を選択します。
- 「シャットダウン/電源OFF要求を行う」(デフォルト設定) を選択し、下部の左部分の「シャットダウンするサーバ」にすべての連動端末を、右部分の「シャットダウンしないサーバ」に制御端末を登録後に「OK」ボタンをクリックし、シャットダウン操作を実施してください。
- ※制御端末はiStorageに対してキャッシュフラッシュ処理を行う必要がありますので、他の連動端末と同時に一斉シャットダウンしないようにしてください。
- ※制御端末は、iStorageを使用しているすべての連動端末のUPSがOFFした後に、iStorageに対してキャッシュフラッシュ処理を行います。iStorageのキャッシュフラッシュ処理完了後は、iStorageのUPSに停止処理を行います。
- 制御端末のシャットダウン操作は、iStorageのUPSに停止処理が行われた後に、上記1、2の手順で「シャットダウンするサーバ」に制御端末を登録し実施してください。
連動端末のUPSを電源ONする場合は、iStorageの起動処理が完了してから実施するようにしてください。 - Q5Windows Server 2016上でiStorageヘルプが表示されません。
- A5
Windows Server 2016の環境において、iStorage連携機能画面からヘルプボタンを選択しても、iStorageヘルプが表示されないことがあります。
この場合は、ESMPRO/ACのインストールフォルダ配下にあるistorage.pdfをエクスプローラからクリックしてご参照ください。
- Q6iStorage連携を使用している環境でiStorageとサーバの停止および起動順を調整したいのですが、調整する方法がわかりません。
- A6
iStorage連携を使用している環境では、制御端末、連動端末、iStorageを接続している各UPSの電源異常確認時間の設定で、停止および起動順を調整します。
iStorage連携を設定している場合、各UPSの電源異常確認時間を以下の関係が成立するよう設定してください。
・電源異常確認時間 (長い順) 【iStorage連携の推奨設定】
[制御端末のUPS] > [連動端末のUPS] > [iStorageのUPS]
上記の設定でサーバよりiStorageの起動が遅い場合、サーバ側のBIOSの「Power ON Delay Time」の設定などで、サーバ側の起動時間を調整してください。
設定方法の詳細は、各種資料で公開している「iStorage S/D/Mシリーズ連携機能設定ガイド (コントロールコンセントグループ対応版)」の以下の章をご確認ください。
4.4 電源装置/連動装置の設定
仮想化環境
- Q1VMware ESX Server (Linuxサーバ) 環境で正常に制御が行われません。
- A1
◆ 考えられる原因①
ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートが開放されていないことが考えられます。
◆ 対策
ESMPRO/AC製品が使用している通信ポートが開放されている必要があります。
VMware ESX環境では標準で通信ポートは開放されていませんので、ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートが開放されているか確認をお願いします。
ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートについては、セキュリティ情報で公開している「ESMPRO/AutomaticRunningController関連製品が使用する通信ポート」を参照してください。
◆ 考えられる原因②
AC Management Console (AMC) の構成ファイルがVMware ESX Server (Linuxサーバ) へ正しく登録されていないことが考えられます。
◆ 対策
Windowsクライアントの「マルチサーバ構成データ編集」ツールで作成した AC Management Console (AMC) の構成ファイル等のファイルがVMware ESX Server (Linuxサーバ) に転送されており、文字コードがEUC (日本語)、改行コード:LFに変換されているか確認してください。
VMware ESX Server (Linuxサーバ) への登録方法については、ESMPRO/AC for Linuxセットアップカードの「apache がインストールされていない環境の場合」内の「Windows 端末で作成したファイルを使用する場合」の記載内容を確認ください。
※ ESMPRO/AC for Linux以外がインストールされている連動端末の場合は、AC Management Console (AMC) の構成ファイルはVMware ESX Server (Linuxサーバ) へ登録しないでください。
動作的な障害
- Q1イベントログに「縮退運転の警告ログ (ID:1003) 」が登録されます。
- A1
◆ 考えられる原因①
HWの接続が不十分であることが考えられます。
◆ 対策
UPSとサーバ間のケーブルが正しく接続されているか確認してください。
◆ 考えられる原因②
「環境設定ウィザード」で連携用の設定ができていないことが考えられます。
◆ 対策
「環境設定ウィザード」で連携用の設定を行ってください。
設定が行われている場合でも、再度設定を行ってください。
◆ 考えられる原因③
SNMPサービスが停止していることが考えられます。
◆ 対策
ESMPRO/AutomaticRunningController、ESMPRO/UPSManager (PowerChute Business Edition) が連携して電源管理を行っている構成の場合、SNMPサービスを使用して連携を行っています。そのため、SNMPサービスを停止した場合、ESMPRO/AutomaticRunningControllerでESMPRO/UPSManager (PowerChute Business Edition) との通信が行えず、縮退運転となります。
SNMPサービスが起動しているか確認してください。
◆ 考えられる原因④
PowerChute Business Editionのエージェントサービスが停止していることが考えられます。
◆ 対策
ESMPRO/AutomaticRunningController、ESMPRO/UPSManager (PowerChute Business Edition) が連携して制御を行っているシリアル接続構成の場合、PowerChute Business Editionのサービスを停止することでESMPRO/AutomaticRunningControllerは連携した制御ができなくなるため、縮退運転となります。
PowerChute Business Editionエージェントサービスが起動しているか確認してください。 - Q2イベントログに「ダイナミックリンクライブラリのリンク失敗エラー(ID:1109)」が登録されます。
- A2
◆ 考えられる原因①
連携しているソフトウェアがインストールされていないことが考えられます。
◆ 対策
連携して電源管理を行うソフトウェアをインストールしてください。
◆ 考えられる原因②
PowerChute Business Edition等の電源管理を行うソフトウェアと連携を行う環境において、ESMPRO/AutomaticRunningControllerで連携可能な設定になっていないことが考えられます。
◆ 対策
「スタート」-「プログラム」-「ESMPRO_AutomaticRunningController」-「ESMPRO_AC環境ウィザード」内の「環境設定ウィザード」で、PowerChute Business Edition等、正しく連携するソフトウェアの選択を行ってください。 - Q3イベントログに「ユーザインタフェースから不正なコマンドを受信しました (ID:2101) 」が登録されます。
- A3
◆ 考えられる原因
LANを経由してSNMPカードで電源制御を行っている場合、「ESMPRO/AC Enterprise環境設定」の設定ができていないことが考えられます。
◆ 対策
「ESMPRO/AC Enterprise環境設定」で「[AC Management Console]による管理を行う」および「他のUPSソフトを使用しない」のチェックボックスがONになっていない場合は、ONにしてください。 - Q4イベントログに「電源異常(バッテリ温度異常)が発生しています (ID:1414) 」が登録されます。
- A4
◆ 考えられる原因
バッテリ温度が監視温度の限度を超えていることが考えられます。
◆ 対策
UPS使用環境の温度調整 (空調など) を行ってください。
また、バッテリ温度の監視温度を変更する場合は、AMCの電源装置の設定で変更が可能です。変更する場合は、UPS装置として問題のない範囲で変更を行ってください。
なお、バッテリ温度が高い場合、バッテリ寿命への影響もありますのでご注意願います。
3000VAのUPSの場合は、バッテリ監視温度の上限が55℃まで設定可能です。 - Q5イベントログに「スケジュール情報が不正または存在しません (ID:1104) 」が登録されます。
- A5
◆ 考えられる原因①
次回のスケジュール日時が登録されていないことが考えられます。
◆ 対策
次回のスケジュールを登録してください。スケジュール運転を行わない場合は監視要因のスケジュールのチェックを外し、スケジュール運転を行わない設定にしてください。
◆ 考えられる原因②
スケジュールの有効期間が過ぎていることが考えられます。
◆ 対策
スケジュールの有効期間を変更してください。スケジュール運転を行わない場合は監視要因のスケジュールのチェックを外し、スケジュール運転を行わない設定にしてください。
◆ 考えられる原因③
次回のスケジュール日時が1年以上先のスケジュールになっていることが考えられます。
◆ 対策
次回のスケジュール日時を1年以内のスケジュールに変更してください。 スケジュール運転を行わない場合は監視要因のスケジュールのチェックを外し、 スケジュール運転を行わない設定にしてください。
◆ 考えられる原因④
スケジュールファイルが破壊されているか、存在しないことが考えられます。
◆ 対策
スケジュールを再登録してください。 - Q6イベントログに「電源異常(トリム)が発生しています (ID:1412) 」が登録されます。
- A6
許容電圧上限値を超えたことにより、UPS側で電圧が補正 (引き下げ) されている状態です。
電源異常発生時のシャットダウン処理等、制御には影響ありません。 - Q7イベントログに「電源異常(ブースト)が発生しています (ID:1413) 」が登録されます。
- A7
許容電圧下限値を下回ったことにより、UPS側で電圧が補正 (引き上げ) されている状態です。
電源異常発生時のシャットダウン処理等、制御には影響ありません。
シャットダウン/起動
- Q1SNMPカードを使用したマルチサーバ構成で、停電やスケジュール運転によるOSのシャットダウンは行われますが、UPSの電源がOFFしません。
- A1
◆ 考えられる原因①
SNMPカードに対してのアクセス権が設定されていないことが考えられます。
◆ 対策
SNMPカードにWebブラウザでアクセスし、「Network」-「SNMP」-「Access Control」に制御端末のIPアドレスを設定し、Access TypeとしてWrite+ (無い場合は、Write) を設定してください。
設定後、AMCより「UPSのランプ・ブザー確認」が正しく行えることを確認してください。
◆ 考えられる原因②
AMCに設定した電源装置のIPアドレスが正しくないことが考えられます。
◆ 対策
UPSに設定している正しいIPアドレスをAMCに設定してください。
設定後、AMCより「UPSのランプ・ブザー確認」が正しく行えることを確認してください。
◆ 考えられる原因③
LANケーブルが抜けていることが考えられます。
◆ 対策
LANケーブルを正しく接続してください。
接続後、AMCより「UPSのランプ・ブザー確認」が正しく行えることを確認してください。
◆ 考えられる原因④
UPSのSNMPカードで正常に処理が行われていないことが考えられます。
◆ 対策
SNMPカードのリセットボタンを押してください。リセット後、AC Management Consoleより「UPSのランプ・ブザー確認」が正しく行えることを確認してください。
正しく行われない場合はUPSとSNMPカードの接触不良によるものなのか、SNMPカードの抜き差しを行い確認してください。
それでも状態に変化がない、または、改善後も通信異常が頻繁に発生する場合は、UPS HW装置、SNMPカードなどHWの故障が考えられます。
◆ 考えられる原因⑤
ファイアウォール機能により、制御端末とUPSの通信が行えていないことが考えられます。
◆ 対策
一旦、ファイアウォール機能を停止させ、全ポートが通信可能な状態で現象が改善するかを確認してください。
改善する場合は、ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートを開放してください。
ESMPRO/AC製品で使用している通信ポートについては、セキュリティ情報で公開している「ESMPRO/AutomaticRunningController関連製品が使用する通信ポート」を参照してください。
◆ 考えられる原因⑥
AC Management Console のツリー構成において、同じ名前のUPS名を登録していることが考えられます。
◆ 対策
AC Management Console のツリー構成において、同じ名前のUPS名が登録されていないことを確認してください。 - Q2UPSを使用してOFF/ONを行う運用時、スケジュール起動や停電復電時の起動でUPSは起動しましたが、サーバが起動しません。
- A2
◆ 考えられる原因①
BIOSのAC-LINK設定が正しく行われていないことが考えられます。
◆ 対策
BIOSのAC-LINK設定が「Power ON」に設定されているか確認してください。
なお、AC-LINKは、サーバ機種により「After Power Failure」と記載されている場合があります。
AC-LINKの設定が「Power ON」になっているにも関わらず、UPSの起動に連動してサーバが起動しない状態の場合は、サーバ装置担当へ確認してください。
◆ 考えられる原因②
サーバ装置側の仕様によりAC電源の停止/開始が行われたことをサーバが認識できず、サーバ装置側でUPSの動作に連動した電源開始が行われない場合があります。
◆ 対策
UPSのディスク保護時間に値を設定することにより、問題となっている現象を回避することができます。 「その他の機能」->「ディスク保護機能」の注意事項を参照の上、ディスク保護時間の値を設定してください。
※ディスク保護推奨値=60秒 - Q3スケジュールは設定していますが、スケジュール時間になってもシャットダウンが行われません。
- A3
◆ 考えられる原因①
「監視要因」の切断/投入要因の設定がされていないことが考えられます。
◆ 対策
監視要因の投入/切断要因のスケジュールのチェックボックスにチェックが入っているか確認してください。
◆ 考えられる原因②
ESMPRO/AC GUIのメイン画面でOKボタンを押下していないことが考えられます。
◆ 対策
ESMPRO/AC GUIのメイン画面で投入監視時刻、切断監視時刻が正しく表示されているか確認してください。正しく表示されていない場合、ESMPRO/AC GUIのメイン画面でOKボタンを押し、スケジュール時間を確認してください。 - Q4サーバで突然、シャットダウンが起動されました。
- A4
◆ 考えられる原因①
切断監視のLANのチェックが行われている場合があります。
◆ 対策
切断監視で「LAN」がチェックされていないか確認してください。LANのチェックのみ行い、LAN切断情報に監視対象の設定を行っていない場合、切断条件が成立してシャットダウンが起動します。
◆ 考えられる原因②
ESMPRO/AC以外からシャットダウンが起動されていることが考えられます。
◆ 対策
イベントログに、ソース:ESMPRO/AC、ID:1002のイベントが登録されているか確認してください。
本イベントログが登録されていない場合、ESMPRO/AC以外からシャットダウンが起動されていることが考えられます。
OS等からの調査を依頼してください。 - Q5マルチサーバ構成で、スケジュールシャットダウンが行われません。
あるいは、シャットダウンコマンドを起動してもシャットダウンOFFが行われません。 - A5
◆ 考えられる原因①
同じUPSに接続されているサーバが複数台ある場合、全てのサーバでOFF成立状態になっていない場合があります。
◆ 対策
同じUPSに複数のサーバが接続されている電源構成の場合、全てのサーバでシャットダウン可能な状態 (OFF成立状態) になってから、シャットダウンが起動されます。そのため、OFF成立状態にするために同じスケジュールを設定するか、OFF成立状態にする設定を行ってください。
◆ 考えられる原因②
AC Management Consoleのグループポリシー内で登録している通信用IPアドレス宛の通信が制御端末自身に届かず、一時的に制御端末が不明状態になっており、スケジュールシャットダウンの制御が行えない状態になっていることが考えられます。
◆ 対策
AC Management Consoleのグループポリシーで、以下に従って通信用IPアドレスを設定してください。
<制御端末が1台のみの場合>
制御端末のIPアドレスを登録してください。<制御端末が複数台の場合>
クラスタが属するLANのローカルブロードキャストアドレス、
もしくは、制御端末に届くローカルブロードキャストアドレスを
登録してください。<複数台制御端末と連動端末がネットワークセグメントを超える場合>
AMCでの設定変更後は設定内容を保存し、ESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を実施してください。
制御端末の台数分、通信用IPアドレスに制御端末のIPアドレスを登録してください。
制御端末のIPアドレスは、3つまで登録することができます。 - Q6マルチサーバ構成で、ESMPRO/ACからシャットダウンを行ってもサーバがシャットダウンされません。
- A6
◆ 考えられる原因
同じUPSに接続されているサーバが複数台ある場合、全てのサーバでOFF成立状態になっていない場合があります。
◆ 対策
同じUPSに複数のサーバが接続されている電源構成の場合、全てのサーバでシャットダウン可能な状態 (OFF成立状態) になってからシャットダウンが起動されます。
そのため、OFF成立状態にするために同じスケジュールを設定するか、OFF成立状態にする設定を行ってください。 - Q7停電シャットダウン後、復電してもUPSがOFF状態のままでサーバが起動しません。
- A7
◆ 考えられる原因①
復電時、リブートする動作の設定が行われていないことが考えられます。
◆ 対策
復電時にリブートさせる場合は、AMCの電源装置 (連動装置) の設定で、電源異常時の動作に「電源異常回復時にリブートする」の設定を行ってください。
◆ 考えられる原因②
復電リブート時の最低充電率に達していないことが考えられます。
◆ 対策
AMCの電源装置に設定している「復電reboot時の最低充電率」の設定値を確認し、変更の必要がある場合は変更を行った後に「情報の上書きをSNMPで実行」を行ってください。
AMCでの設定変更後は設定内容を保存し、ESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を実施してください。 - Q8制御端末、連動端末にそれぞれ別々のUPSが接続されている環境で、停電発生時に連動端末がシャットダウンされません。または、シャットダウンは行われたがUPSのOFFが行われません。
- A8
◆ 考えられる原因①
制御端末、連動端末にそれぞれUPSが接続されている構成の場合、連動端末用のUPSの電源異常確認時間を制御端末用のUPSの電源異常確認時間より短い時間を設定する必要があります。
◆ 対策
連動端末で停電時のジョブを起動している場合は、ジョブ処理にかかる時間 (あるいはタイムアウト時間) を考慮して、以下を目安として設定してください。
制御端末のUPSの『電源異常確認時間』 > 連動端末のUPSの『電源異常確認時間』 + ジョブ起動処理 + 1分
◆ 考えられる原因②
HUBの電源がOFFしていることが考えられます。
◆ 対策
HUBの電源の無停電化を行ってください。
無停電化が無理な場合は、制御端末に電源を供給しているUPSからHUBの電源を供給するようにしてください。 - Q9制御端末、連動端末にそれぞれ別々のUPSが接続されている環境で、スケジュール運転時に連動端末がシャットダウンされません。または、シャットダウンは行われたがUPSのOFFが行われません。
- A9
◆ 考えられる原因①
制御端末、連動端末にそれぞれUPSが接続されている構成の場合、制御端末と連動端末のスケジュール時刻をずらす必要があります。
◆ 対策
以下を目安としてスケジュールOFF時間を設定してください。
制御端末の『スケジュールOFF時間』 > 連動端末の『スケジュールOFF時間』 + 10分
※制御端末のスケジュールOFF時間を連動端末より10分遅い時間に設定。
◆ 考えられる原因②
HUBの電源がOFFしていることが考えられます。
◆ 対策
HUBの電源の無停電化を行ってください。
無停電化が無理な場合は、制御端末に電源を供給しているUPSからHUBの電源を供給するようにしてください。 - Q10スケジュール起動時刻になってもサーバが起動しません。
- A10
◆ 考えられる原因①
ESMPRO/AutomaticRunningControllerを使用したシャットダウンが行われていないことが考えられます。
シャットダウン時にESMPRO/ACで起動スケジュールの設定を行いますが、手動でスタートメニューからのシャットダウンを行った場合、シャットダウン処理にESMPRO/ACが関わることができず、自動運転の設定ができないこととなります。
◆ 対策
自動運転中に手動でシャットダウンを行う場合においても、ESMPRO/AutomaticRunningControllerを使用したシャットダウンを実行してください。
◆ 考えられる原因②
LANを経由してSNMPカードで電源制御を行っている場合、AMC機能の設定ができていないことが考えられます。
◆ 対策
ESMPRO/AC Enterpriseのセットアップカードを参照の上、AMC機能の環境設定を行ってください。
◆ 考えられる原因③
ESMPRO/ACBlade構成、ESMPRO/AC Advance構成、またはSigmaSystemCenter/電源管理基本パック構成の場合、起動されるサーバのMACアドレスが登録されていないか、登録されているMACアドレスが誤っており、正しいMACアドレスが登録されていないことが考えられます。
◆ 対策
AC Management Consoleを起動して、起動されるサーバのMACアドレスが正しく登録されていることを確認してください。
◆ 考えられる原因④
スケジュールシャットダウン時にUPSのSNMPカードとの通信異常が発生しており、スケジュール起動時刻までのスリープ時刻がUPSに設定できていないことが考えられます。
◆ 対策
サーバ、UPS装置間のLANケーブルの接続に接触不良等が発生していないか確認してください。
また、SNMPカードのリセットボタンを押していただき、通信異常状態が改善するか確認してください。リセット後、AC Management Consoleより「UPSのランプ・ブザー確認」が正しく行えることを確認してください。
通信異常が改善しない、または、改善後も通信異常が頻繁に発生する場合は、SNMPカードの故障の可能性も考えられます。
◆ 考えられる原因⑤
ESMARC53-04-202006 アップデートを適用した環境において「Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ Update 3 RC」を適用していないため、ACサービスとUPSの通信が行えていないことが考えられます。
◆ 対策
ESMARC53-04-202006 アップデートを適用した環境には「Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ Update 3 RC」のインストールが必要になります。
ESMPRO/AutomaticRunningControllerは32bitアプリケーションとなるため、32bit版の再頒布可能パッケージをダウンロードしてインストールしてください。
Windows Server 2012/2012R2, Windows 8.1 Proの OS をご利用の場合は、前述した再頒布可能パッケージをインストールする前に、OSの更新プログラム KB2919442、KB2919355 が適用済であることをご確認ください。適用していない場合は、Windows Updateで同更新プログラムを適用してから、再頒布可能パッケージをインストールしてください。
Windows Updateを利用できない場合は、Microsoftダウンロードセンターから更新プログラムをダウンロードし、KB2919442、KB2919355の順に更新プログラムを適用してください。
なお、KB2919355は累積的 (ロールアップ) パッケージです。KB2919355は、次の順番で適用してください。
clearcompressionflag.exe、KB2919355、KB2932046、KB2959977、KB2937592、KB2938439、KB2934018 - Q11イベントログに「前回のシステム シャットダウン (**/**/** **:**:**) は、予期されていませんでした (ID:6008) 」が記録されます。
- A11
◆ 考えられる原因
UPSの電源異常検出感度の設定が「低」になっていることが考えられます。
UPSの電源異常検出感度の設定が「低」になっている場合、UPSの切り替え動作がサーバ電源の瞬時停電保証値より短くなる可能性があり、停電や電圧変動等発生時のUPS切り替え動作時にサーバの電源が停止することがあります。
◆ 対策
AMCより電源装置 (連動装置) の電源異常検出感度を「高」に変更してください。
変更後に「情報の上書きをSNMPで実行」を行い、数秒後、「SNMP設定情報の採取」で設定された値が採取できていることを確認してください。
AMCでの設定変更後は設定内容を保存し、ESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を実施してください。 - Q12停電発生と同時にサーバの電源が突然停止しました。
- A12
◆ 考えられる原因
UPSの電源異常検出感度の設定が「低」になっていることが考えられます。
UPSの電源異常検出感度の設定が「低」になっている場合、UPSの切り替え動作がサーバ電源の瞬時停電保証値より短くなる可能性があり、停電や電圧変動等発生時のUPS切り替え動作時にサーバの電源が停止することがあります。
◆ 対策
AMCより電源装置 (連動装置) の電源異常検出感度を「高」に変更してください。
変更後に「情報の上書きをSNMPで実行」を行い、数秒後、「SNMP設定情報の採取」で設定された値が採取できていることを確認してください。
AMCでの設定変更後は設定内容を保存し、ESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を実施してください。 - Q13SigmaSystemCenter/電源管理基本パックの環境で、シャットダウンに時間が掛かります。
- A13
◆ 考えられる原因①
SSC環境の場合、シャットダウン時にSSCに対してシャットダウンを行うサーバのメンテナンスモードへの変更を要求していますが、メンテナンスモードへの変更を要求したサーバがSSC側の対象サーバに存在していない場合、変更要求のリトライ処理が発生することでシャットダウン処理が遅延していることが考えられます。
◆ 対策
AC Management Consoleに登録しているSSC管理対象のサーバ名とSSC側に登録しているサーバ名が一致しているか確認してください。
SSC側の設定について不明の場合は、SSCのマニュアルを参照いただくか、SSC担当にご確認いただくようお願いします。
◆ 考えられる原因②
.NET FrameworkのService Packが適用されていない環境の場合、アプリケーションの起動に時間が掛かるという事例があります。
◆ 対策
.NET FrameworkのService Packを適用後、動作の確認をお願いします。 - Q14iStorage連携設定を行っている環境で、停電シャットダウン後の復電時に連動端末が起動しません。
- A14
iStorageとの通信異常が発生していることが考えられます。
考えられる原因と対策については、こちらをご確認ください。 - Q15クラスタサーバでシャットダウンを行った場合、シャットダウンが起動されるまでに時間が掛かっています。
- A15
クラスタサーバ間で通信異常が発生していることが考えられます。
考えられる原因と対策については、こちらをご確認ください。 - Q16Linuxサーバにスケジュールによる自動運転の設定を行いましたが、スケジュール停止時刻になってもシャットダウンが行われません。
- A16
◆ 考えられる原因①
監視要因の切断要因/投入要因の設定がされていないことが考えられます。
◆ 対策
監視要因の切断要因/投入要因のスケジュールがチェックされているか確認してください。
Management Consoleがない環境やApache がインストールされていない環境の場合、Windows端末の『マルチサーバ構成データ編集』のESMPRO/AC GUIにより監視要因を設定した config.cfg ファイルをLinuxサーバへ転送するか、Linuxサーバ上の config.apc ファイルを直接編集し、切断要因/投入要因としてスケジュールを使用する設定としてください。
Linuxサーバへの転送方法、および、設定ファイルを直接編集する方法については、ESMPRO/AutomaticRunningController for Linuxセットアップカードを参照してください。
設定変更後、スケジュール設定を実施したLinuxサーバでESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を必ず実施してください。
◆ 考えられる原因②
Linuxサーバに登録しているスケジュールファイル (schedule.apc) が正しくないことが考えられます。
◆ 対策
スケジュールファイル (schedule.apc) の改行コードは「LF」の形式にして、現在から未来の順に1行毎に記載してください。
Windowsのマルチサーバ構成データ編集ツールで作成したスケジュールファイルをLinuxサーバに転送する場合は、以下の手順で実施可能です。
- Windowsのマルチサーバ構成データ編集ツールで作成したスケジュールファイル (schedule.cfg) をLinuxサーバの /usr/local/AUTORC/data/RCVDATA/ ディレクトリ下にコピーします。
- Linuxサーバで以下のコマンドを実行してください。
<制御端末の場合>
# cd /opt/nec/wbmc/adm/service/ESMPRO_AC
# ./esmac.cgi -exec_fileupload > /dev/null 2>&1
<連動端末の場合>
# cd /opt/nec/wbmc/adm/service/ESMPRO_ACEnterprise
# ./esmac.cgi -exec_fileupload > /dev/null 2>&1 - ESMPRO/ACサービスまたはサーバを再起動します。
◆ 考えられる原因③
ESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を実施しておらず、スケジュール設定が有効になっていないことが考えられます。
◆ 対策
スケジュール設定後は設定内容を有効にするため、スケジュール設定を実施したLinuxサーバでESMPRO/ACサービスまたはサーバの再起動を必ず実施してください。 - Q17ESMPRO/ACBlade構成で、スケジュール運転や停電シャットダウン後の復電時に連動端末が起動しません。
- A17
◆ 考えられる原因①
起動されるサーバのMACアドレスが登録されていないか、登録されているMACアドレスが誤っており、正しいMACアドレスが登録されていないことが考えられます。
◆ 対策
AC Management Consoleを起動して、起動されるサーバのMACアドレスが正しく登録されていることを確認してください。
◆ 考えられる原因②
Bladeサーバの位置情報として設定している「ラック番号」「ブレード収納ユニット番号」「スロット番号」の値が正しくないことが考えられます。
◆ 対策
AC Management Consoleを起動して [ESMPRO/ACBlade サーバ情報] 画面より、位置情報の「ラック番号」「ブレード収納ユニット番号」「スロット番号」に適切な値を設定してください。
各設定の詳細は、ESMPRO/ACBlade 管理オプション セットアップカードのHWセットアップ情報を参照の上、設定を行ってください。 - Q18停電発生後、電源切断猶予時間を過ぎてもOSがシャットダウンしません。
- A18
◆ 考えられる原因
ESMARC53-04-202006 アップデートを適用した環境において「Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ Update 3 RC」を適用していないため、ACサービスとUPSの通信が行えていないことが考えられます。
◆ 対策
ESMARC53-04-202006 アップデートを適用した環境には「Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ Update 3 RC」のインストールが必要になります。
ESMPRO/AutomaticRunningControllerは32bitアプリケーションとなるため、32bit版の再頒布可能パッケージをダウンロードしてインストールしてください。
Windows Server 2012/2012R2, Windows 8.1 Proの OS をご利用の場合は、前述した再頒布可能パッケージをインストールする前に、OSの更新プログラム KB2919442、KB2919355 が適用済であることをご確認ください。適用していない場合は、Windows Updateで同更新プログラムを適用してから、再頒布可能パッケージをインストールしてください。
Windows Updateを利用できない場合は、Microsoftダウンロードセンターから更新プログラムをダウンロードし、KB2919442、KB2919355の順に更新プログラムを適用してください。
なお、KB2919355は累積的 (ロールアップ) パッケージです。KB2919355は、次の順番で適用してください。
clearcompressionflag.exe、KB2919355、KB2932046、KB2959977、KB2937592、KB2938439、KB2934018 - Q19AC Management Console (AMC) からサーバーをシャットダウンしても、同サーバーに紐づくUPSが停止しません。
- A19
◆ 考えられる原因
ESMARC53-04-202006 アップデートを適用した環境において「Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ Update 3 RC」を適用していないため、ACサービスとUPSの通信が行えていないことが考えられます。
◆ 対策
ESMARC53-04-202006 アップデートを適用した環境には「Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ Update 3 RC」のインストールが必要になります。
ESMPRO/AutomaticRunningControllerは32bitアプリケーションとなるため、32bit版の再頒布可能パッケージをダウンロードしてインストールしてください。
Windows Server 2012/2012R2, Windows 8.1 Proの OS をご利用の場合は、前述した再頒布可能パッケージをインストールする前に、OSの更新プログラム KB2919442、KB2919355 が適用済であることをご確認ください。適用していない場合は、Windows Updateで同更新プログラムを適用してから、再頒布可能パッケージをインストールしてください。
Windows Updateを利用できない場合は、Microsoftダウンロードセンターから更新プログラムをダウンロードし、KB2919442、KB2919355の順に更新プログラムを適用してください。
なお、KB2919355は累積的 (ロールアップ) パッケージです。KB2919355は、次の順番で適用してください。
clearcompressionflag.exe、KB2919355、KB2932046、KB2959977、KB2937592、KB2938439、KB2934018