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WebSAM SigmaSystemCenter - 3.5の強化ポイント

WebSAM SigmaSystemCenter 3.5 Update1 の強化ポイント

Update 1 での主な強化ポイント

対応プラットフォーム拡大

  • Windows Server 2016をサポートしました。
  • VMware vSphere 6.5をサポートしました。

仮想環境管理機能の強化

  • vCenter Serverでメンテナンスモードに設定されたESXiは、SigmaSystemCenterのメンテナンスモードを設定された時と同様に扱われるようになりました。最適配置の選択対象外となります。また、ポリシーによる復旧処理も抑制されます。
  • vSphere HAのアドミッションコントロールの機能でフェイルオーバホストに指定されたESXiは最適配置の選択対象外とされるようになりました。
  • SigmaSystemCenter以外の操作でVMwareの仮想マシンの構成が変更されたときに、自動的にSigmaSystemCenterに反映されるようになりました。
  • vCenter Serverで発生するすべてのイベントを検知し、SigmaSystemCenterのイベント履歴に保存するようになりました。
  • VMwareのLinux仮想マシンの作成でホストプロファイルに指定したドメインサフィックスがDNS検索パスに反映されるようになりました。

運用管理機能の強化

  • DeploymentManagerによるバックアップ/ リストア
    • DeploymentManagerによるバックアップ実行時に生成されるBackupイメージの説明情報を入力できるようになりました。バックアップ完了後、SigmaSystemCenterのデータベースにBackupイメージの情報が保存されます。また、DeploymentManagerによるリストア実行時にリストアするBackupイメージを指定できるようになりました。
  • 監視プロファイルのエクスポート/インポート
    • sscコマンドによるSigmaSystemCenterの監視プロファイルのエクスポートとインポートが行えるようになりました。
    • 複数のSigmaSystemCenter環境間で監視プロファイルをエクスポート、インポートすることで、監視プロファイルの移行、複製ができるようになりました。

WebSAM SigmaSystemCenter 3.5 の強化ポイント

対応プラットフォーム拡大

  • 管理対象のOS としてWindows 10 に対応しました。
  • Red Hat Enterprise Linux 6.7 KVM、Red Hat Enterprise Linux 7.2 KVM をサポートしました。

仮想環境管理機能の強化

ゲストOS 内のサービス、デーモン起動の待ち合わせ

仮想マシンの起動、再起動時にゲストOS 内のサービス、デーモンの起動状態を確認することができるようになりました。Windows はサービスコントロールマネージャが開始と認識すること、Linux はsystemd がactive 状態と認識することを確認します。

テンプレートのインポートとエクスポートをサポート

ssc コマンドによるテンプレートのインポートとエクスポートが行えるようになりました。複数の SigmaSystemCenter 環境間でテンプレートをインポート、エクスポートすることで、テンプレートの移行、複製ができるようになりました。下記のテンプレートで使用できます。

  • vCenter Server 5.5 以降の環境のFull Clone、Differential Clone テンプレート
  • Hyper-V 環境のDisk Clone、Differential Clone テンプレート

ローカルアカウントの作成をサポート

新規リソース割り当て、リソース割り当て時にホストプロファイルにSysprep 応答ファイルを設定している場合にローカルアカウントを作成できるようになりました。Windows 7、Windows Server 2008 R2 以降の環境をサポートしています。

ストレージ管理機能強化

Virtual Volumes 機能強化

iStorage について、Virtual Volumes 情報を表示できるようになりました。

  • ストレージトポロジ画面、およびshow storagetopology コマンドでVirtual Volumesのディスクボリュームと対応する仮想マシンを表示できるようになりました。
  • ディスクボリューム一覧、詳細画面、およびshow diskvolume コマンドでディスクボリュームの識別子(naa) を表示できるようになりました。

I/O 流量制御(IOPS 制御) 機能強化

iStorage のI/O 流量制御(IOPS 制御) 機能が利用できるようになりました。ストレージプール、およびディスクボリュームのI/O 流量設定を参照・設定できます。また、I/O 流量設定を指定したディスクボリューム作成ができます。

運用管理機能強化

障害監視機能強化

Out-of-Band Management を利用した、BMC 死活監視ができるようになりました。管理対象マシンの電源制御やハードウェア監視で必要となるBMC の異常を検出できます。異常検出時はメール通報などを行うことが可能です。

デバイス障害検知機能追加

SigmaSystemCenter が管理しているデバイス(スイッチ、ストレージなど) の SNMP Trap を受信することで、デバイスの障害を検知することが可能になりました。受信するSNMP Trap は、あらかじめ定義ファイルを作成する必要があります。

カスタムオブジェクト機能追加

Web コンソール上でカスタムオブジェクトを表示できるようになりました。カスタムオブジェクトは、スイッチ、ストレージ、UPS などの各種デバイスを、任意に定義して登録ができる機能です。

トポロジビュー機能追加

マシン、ストレージ、ネットワークスイッチなどのリソースと、仮想環境、および運用グループなどのSigmaSystemCenter が管理するシステム構成を、一元的に表示できるようになりました。システム内の障害箇所とその障害が影響を及ぼす範囲を、トポロジにより即座に把握できます。

レポート機能追加

SigmaSystemCenter に蓄積された情報からxlsx 形式のレポート文書を生成することができるようになりました。