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UNIVERGE IXシリーズ FAQ
USBメモリ保守機能に関するFAQ
Q.1-1 | USBメモリ保守機能とは何ですか? |
---|---|
Q.1-2 | 対応機種を教えてください。 |
Q.1-3 | 使用できるUSBメモリに指定はありますか? |
Q.1-4 | 外部USBハブに対応していますか? |
Q.1-5 | 複数の機器の初期設定をする場合、1つUSBメモリでできますか? |
Q.1-6 | ログを定期的にUSBメモリに保存する方法を教えてください。 |
Q.1-7 | 個人のUSBメモリを勝手に機器に接続されることを防ぎたい。 |
Q.1-8 | 接続中のUSBメモリが抜けてしまわないか心配です。 |
Q.1-9 | USBメモリの不正な抜き差しを検知したい。 |
Q.1-1 USBメモリ保守機能とは何ですか?
USBメモリ保守機能はUSBメモリを利用して装置の初期設定や運用中のメンテナンスが行える機能です。
「かんたん操作ボタン」が搭載された「IX2207(※)」ではPCを使わずにボタン操作のみで簡単にログの採取、設定情報のバックアップ、装置のバージョンアップを行うことができます。
(※)2023年3月31日販売終了
Q.1-2 対応機種を教えてください。
USBポートがある「IX2215」、「IX2235」、「IX2310」、「IX3315」がUSBメモリ保守機能に対応しています。
※ver9.0のソフトウェア以降
具体的な機能は以下の通りです。
機能 | 概要 | 対応機種 |
---|---|---|
初期設定 | 設定の保存されているUSBメモリを装置に挿して電源を入れると、自動でUSBメモリからファイルを読み出し、設定が完了します。 | IX2215, IX2235, IX2310, IX3315 |
ログ蓄積 | USBメモリを装置に常時接続し、動作ログと定期的にUSBメモリに書き込みます。 | IX2215, IX2235, IX2310, IX3315 |
Q.1-3 使用できるUSBメモリに指定はありますか?
市販のUSBメモリがご利用になれます。ただし暗号化機能付きのUSBメモリには対応しておりません。
Q.1-4 外部USBハブには対応していますか?
対応していません。ハブでUSBメモリを同一ポートに複数挿した場合、後で挿したUSBメモリは動作しません。
Q.1-5 複数の機器の初期設定をする場合、1つのUSBメモリでできますか?
できます。複数の機器に異なる設定を行う場合、USBメモリ内にシリアル番号で区別するフォルダを作成することで、適当なコンフィグを機器に反映させることができます。
具体的な手順は以下の通りです。
①設定対象の本装置の製造番号(シリアル番号)を確認します。
- 製造番号は、
- 梱包箱のラベル
- 装置本体底面のラベル
- でご確認いただけます。
②USBメモリに各装置の設定ファイルを保存します。
- 製造番号別にフォルダを作成し、各フォルダに各機器の設定ファイルを保存してください。
- (例)
- 装置A → /RESTORE/<製造番号A>/startup-config.cfg
- 装置B → /RESTORE/<製造番号B>/startup-config.cfg
③USBメモリを各機器に接続し、電源onします。
詳しくは機能説明書ご確認ください。
Q.1-6 ログを定期的にUSBメモリに保存する方法を教えてください。
スケジューラ機能と組み合わせて使用することで行います。
USBメモリを機器に接続した状態で、スケジューラ機能を使って毎日深夜2時にログ取得をUSBメモリに実行するなど、日時指定による予約動作が可能です。
これにより、突発的な故障や電源OFF後でも、リブート前の状態が確認できるので、復旧作業が容易に行えます。
例1)
毎日AM2:00に、”show tech-support”と”show logging”の実行結果を、ファイル名”tech.log”と”logging.log”でUSBメモリのルートディレクトリに保存する。
※同じ名前のファイルが既に保存する場合は上書き保存されます。
scheduler timetable cmdlist1 datetime 2 00
scheduler list cmdlist1
command 1 show tech-support output usbmem0:/tech.log
command 2 show logging output usbmem0:/logging.log
例2)
毎日AM2:00に、”show tech-support”と”show logging”の実行結果を、タイムスタンプ付ファイル名”tech_日付.log”と”logging_日付.log”でUSBメモリのルートディレクトリに保存する。
scheduler timetable cmdlist1 datetime 2 00
scheduler list cmdlist1
command 1 show tech-support output usbmem0:/tech_<YEAR><MONTH><DATE>.log
command 2 show logging output usbmem0:/logging_<YEAR><MONTH><DATE>.log
Q.1-7 個人のUSBメモリを勝手に機器に接続されることを防ぎたい。
許可するUSBメモリのシリアル番号などの固有値や、パスワードを予め設定しておくことで、決められたUSBメモリのみ接続を許可するようにできます。これにより、登録外のUSBメモリによる不正な情報の抜き出しや、設定変更を防止できます。
Q.1-8 接続中のUSBメモリが抜けてしまわないか心配です。
別売の「USBクランプキット(BE112154)」をご利用いただくことにより、USBメモリを本装置に固定することが可能です。
USBメモリの取り外し防止、運用中の脱落防止にご活用ください。
Q.1-9 USBメモリの不正な抜き差しを検知したい。
USBメモリでの特定の動作はイベントログに残るためsyslogで通知することができます。
ログの残る動作には以下があります。
- 認証失敗
- USBメモリの挿入、抜去
- かんたん操作ボタンの実行
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