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UNIVERGE IXシリーズ FAQ
操作・表示コマンドに関するFAQ
装置仕様 - ユーザ管理
装置仕様 - 設定情報(コンフィグレーション)管理
装置仕様 - コマンド実行
装置仕様 - 状態表示
Q.1-1 ログインパスワードにはどんな文字が使用できるのですか?
スペース(0x20)とダブルクォーテーション(0x22)、クエスチョンマーク(0x3f)を除く、printable(印刷可能)なASCII文字(0x21~0x7e)です。
Q.1-2 ログインパスワードを忘れてしまったのですが。
ログインパスワードを忘れてしまった場合、再び装置にログインするためには「スーパーリセット」を実行する必要があります。
スーパーリセットの手順については、「取扱説明書」の「管理と保守」をご覧下さい。
なお、スーパーリセットを実行すると装置の現在の設定が全て削除されてしまうため、元の設定に戻せるように予め設定情報のバックアップを取っておくことを推奨します。
Q.1-3 同時にログイン可能なTelnet/SSHユーザは何名ですか?
Telnet、SSHそれぞれ4ユーザです。
ローカルコンソールを合わせると、合計9ユーザまで同時ログイン可能です。
Q.1-4 コンフィグレーションモードに入ろうとすると、「% CONFIG process is occupied.」と表示されてしまいます。
既に別のユーザがコンフィグレーションモードに存在しています(「UNIVERGE IXシリーズ」は、コンフィグレーションモードに1名のみ入ることができます)。
そのユーザを追い出して自分がコンフィグレーションモードに入りたい場合は以下のコマンドを使用してください。
svintr-config
Q.1-5 telnet接続を強制終了する方法はありますか?
本装置から別の装置へtelnet接続する際に、接続先アドレスの指定に誤りがあると、接続要求状態のままでしばらくの間プロンプトが停止します。
Router# telnet 1.1.1.100
Trying 1.1.1.100 ...
telnet接続要求を強制終了させたいときは、初めに “ Cntl + ] ” キーを押し、次に “quit” コマンドを実行してください。
Router# telnet 1.1.1.100
Trying 1.1.1.100 ... ← この状態で Ctrl+] キーを押下
telnet>quit
logout
Router#
Q.2-1 設定情報はどこに保存されているのですか?
- ランニングコンフィグ(running-config) : 現在実行中の設定情報で、揮発性メモリ(DRAM)に存在します。コマンドで設定変更を行ったときに、その変更内容はランニングコンフィグに反映されます。装置のリスタートを行った後も設定変更内容を維持したい場合は、write memoryコマンドを使ってランニングコンフィグの内容をスタートアップコンフィグに保存します。
- スタートアップコンフィグ(startup-config) : 不揮発性メモリ(FLASHメモリ)に保存されている設定情報で、装置起動時のランニングコンフィグとして使用される設定情報です。
- デフォルトコンフィグ(default-config) : 不揮発性メモリ(FLASHメモリ)に保存されている設定情報で、スタートアップコンフィグが存在しない場合に、装置起動時のランニングコンフィグとして使用される設定情報です。
デフォルトコンフィグは、スタートアップコンフィグを誤って削除した場合のバックアップとして利用することが可能です。
Q.2-2 設定変更時は必ず「リスタート」が必要ですか?
ほとんど全てのコマンドは即時反映です。
一部「リスタート」が必要なコマンドが存在しますが、そのコマンドを実行したときは「%You must restart the router for this configuration to take effect.」というメッセージがコンソール画面に表示されます。
Q.2-3 設定情報(running-config)のうち、指定したインタフェースに関する設定のみを抽出して表示することは可能ですか?
「show running-config interface [IF名]」コマンドにより可能です。(ソフトウェアバージョン ver.7.3以降)
インタフェース以外に、以下の条件を指定することも可能です。
Router(config)# show running-config
device -- デバイスの情報
interface -- インタフェースの情報
security -- IPsec/IKEの情報
Q.2-4 現在の設定情報に誤りが無いか、チェックするコマンドはありますか?
簡易的なチェックコマンドとして、「check configuration」コマンドを実装しています(ソフトウェアバージョン ver.7.4以降)。
本コマンドを使用することにより、アクセスリストやPPPプロファイルにおける関連付けの誤りをチェックすることが可能です。
Router(config)# check configuration
Started access-list configuration check.
・
・
Q.2-5 運用中に本装置の全体を停止することなく、設定情報の変更を行うことは可能ですか?
本装置では、入力した設定情報を即時に動作に反映しますので、動作の停止は発生しません。
(一部の再起動が必要なコマンドが存在しますが、コマンドの入力と再起動を別の機会に行うことが可能です)
Q.2-6 PPPoEのパスワードやIPsecの事前共有鍵など、設定したパスワードを暗号化表示することは可能ですか?
以下のコマンドを実行することにより、show running-configなどのコンフィグ表示において、PPPの認証パスワードやIPsecの事前共有鍵などのパスワード情報を暗号化することが可能です。
service password-encryption
■暗号化対象の文字列
- PPPの認証パスワード
- IPsecのマニュアルキー(手動鍵)
- IPsecの事前共有鍵(自動鍵)
- DHCPクライアントの認証鍵
- RADIUSクライアントの共有鍵
- 自動バージョンアップ機能で利用するパスワード
Q.3-1 「restart(リスタート)コマンド」と「reload(リロード)コマンド」の違いは何ですか?
Q.3-2 本装置は、pingやtraceroute、nslookupなどのコマンドをサポートしていますか?
サポートしています。
IPv4の「ping、traceroute、nslookup」は、オペレーションモードとコンフィグレーションモードの両方で実行可能です。
※オペレーションモードの対応はver.8.1以降
※IPv6版はコンフィグレーションモードでのみ実行可能
Q.3-3 コマンド実行時に現在時刻を表示させたいのですが、可能ですか?
可能です(ver.8.3.39以降)。
以下のコマンドを実行することにより、その後実行したコマンドにはコマンド投入後に現在時刻が表示されるようになります。
terminal timestamp datetime
■表示例
Router(config)# interface GigaEthernet0.0
Current time: 2009/10/29 14:36:41 +0900
Router(config)# write memory
Current time: 2010/02/23 08:55:35 +0900
Q.4-1 CPU使用率を表示することができますか?
「UNIVERGE IXシリーズ」の装置負荷は、「システムロードアベレージ」の値を見て確認します。
システムロードアベレージを確認したいときは、以下のコマンドの「System utilization」の値をご覧下さい。
show utilization
また、コマンドの最後に「history」を追加することにより、システムロードアベレージの履歴をグラフ形式で表示することも可能です。
show utilization history
【IX2106の表示例】
Router(config)# show utilization
System utilization 28 (description: calm)
Mean receive util 0%, last receive util 0%, high receive util 0%
Total intervals 349
Mean receive util 0%, last receive util 0%, high receive util 0%
Total intervals 349
Q.4-2 メモリ使用率を表示することができますか?
以下のコマンドの「Heap memory:」の値をご覧下さい。
show memory
【IX2106の表示例】
Router(config)# show memory
Calculating configuration memory size...
Heap memory:
Total 252350464 bytes
42260376 bytes busy (7133700 dynamic, 35126676 permanent)
Q.4-3 バージョンダウンを行ったところcrashinfoに「DUMP」のメッセージが表示されました。不具合ですか?
ソフトウェアver7.3にて、コンフィグ書き込みの時間をcrashinfoに表示するように機能追加していますが、バージョンダウンを行うと、この部分の種別が判別できず、"DUMP:"というメッセージで表示されます。
装置の異常ではありませんので、以下のコマンドでcrashinfoをクリアしてください。
clear crashinfo
【DUMPメッセージの表示例】
本装置のバージョンダウンを行うと、"DUMP:"メッセージは記録される場合はありますが、これは装置の異常ではありません。「clear crashinfo」コマンドでメッセージをクリアしてください。
Router(config)# show crashinfo
2005/12/09 09:51:17 +0900 INFO: Start logging fault and crash informations
2006/01/18 15:39:29 +0900 DUMP:
09000080:63 6D 64 3A 77 72 69 74 - 65 20 73 74 61 74 65 3A cmd:write
Q.4-4 「show crashinfo」コマンドを実行したところ、クラッシュダンプが記録されていました。ユーザ側で要因を確認することは可能ですか?
「機能説明書」の「付録19 ルータメッセージ一覧」に記載されている「クラッシュ要因一覧表」を見ることにより、一般的な故障部位を確認することができます。
この一般的故障部位が「HW」に分類されている場合、ハードウェア故障の可能性があります。本装置をお買い上げの販売店にご相談ください。
Q.4-5 showコマンドを実行するときに、特定の文字列を検索して出力させることは可能ですか?
ソフトウェア ver.7.4以降で、出力情報の検索機能に対応しました。
- “--more--”が表示されているところで、スラッシュキー("/")を押す。
Router(config)# show running-config
Current configuration : 1167 bytes
!
--More--
- 「Search:」の文字列が表示されたところに、検索したい文字列を入力(以下の例では「bgp」と入力)。
Search: bgp
- 検索対象の文字列が見つかると、文字色と背景色を反転してハイライト表示されます。
Search: bgp
--Skip--
!
!
router bgp 1001
neighbor 10.10.10.3 remote-as 1003
address-family ipv4 unicast
Q.4-6 showコマンドを実行したときに、メッセージの最後まで「--more--」で区切らずに一括して表示する方法はありますか?
あらかじめ「terminal-length 0(ゼロ)」コマンドを実行しておくことにより、「--more--」で区切らずに最後まで表示させることが可能です。
なお、「show tech-support」コマンドは、コマンドの最後に「no-pausing」オプションを追加することにより、「--more--」で止めることなく最後まで表示させることが可能です(ver.8.4以降)。
show tech-support no-pausing
表示を途中で止めたいときは、[Ctrl]+[c]で停止させることが可能です。
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