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UNIVERGE IXシリーズ FAQ
IKEv2に関するFAQ
Q.1-1 IKEv1とIKEv2の違いは何ですか?
IKEv1とIKEv2の大きな違いは以下の通りです。
- IKEv2はIKEv1よりシンプルな仕様
- IKEv2はEAP認証等の高度な認証に対応
- IKEv2とIKEv1には互換性は無い
その他の違いや、本装置のIKEv2の詳しい仕様につきましては、「機能説明書」をご参照ください。
Q.1-2 IKEv2を利用するメリットを教えてください。
本装置のIKEv2は、IKEv2そのものが有する技術的な特徴への対応に加えて、本装置のIKEv1が抱えていた実装上の課題も幾つか解決されています。
- IPv6との親和性
- IPv4/IPv6デュアルスタックのVPNを構築する場合、IKEv1はIPv4とIPv6で個別にVPNトンネルが必要でしたが、IKEv2では1本のVPNトンネルでIPv4/IPv6の両方のパケットを扱うことが可能です。
- 常時接続方式のサポート(IXルータ独自)
- IKEv1では、トラフィックが存在する場合のみSAを確立するトラフィックトリガ方式にのみ対応していましたが、IKEv2では本方式に加えて、トラフィックが無くてもSAを常時確立させる「常時接続方式」にも対応しました。
- 送信インタフェース指定機能のサポート(IXルータ独自)
- IKEv1では、IKE/IPsecパケットを送信するインタフェースをルーティング設定で指定する必要がありましたが、IKEv2では専用のコマンドで送信インタフェースを固定設定することが可能です。ルーティングテーブルの状態により、IPsec/IKEパケットが意図しない経路から送出されてしまう問題を防ぎます。
Q.1-3 IKEv2でサポートしている相手認証の方式を教えてください。
IKEv2では、以下の認証方式に対応しております。
- 事前共有鍵方式
- デジタル署名方式(※)
- EAP-MD5方式(※)
- ※
デジタル署名方式、EAP-MD5方式については、実現可能な構成に制限があります。詳細は「機能説明書」をご確認ください。
Q.1-4 IKEv1ではサポートしているが、IKEv2で未サポートの機能はありますか?
IKEv1でサポートしていて、IKEv2ではサポートしていない機能は以下の通りです(ソフトウェア ver.9.2以降)。
- AH(Authentication Header)
- DES(暗号アルゴリズム)
- プライベートMIB
IXシリーズでは、ver.9.2ソフトウェアでIKEv2の機能拡張を行い、以下の機能に対応しました。ver.9.1以前のソフトウェアをご利用の場合、以下の機能はご利用いただけませんので、ご注意ください。
- トランスポートモード
- Ethernet over IPsec
- GRE over IPsec
- NATトラバーサル
Q.1-5 相手装置のIPアドレスが不定の構成でも、IKEv2を使用してVPN接続できますか?
可能です。
IKEv2の場合、IKEv1のように「メインモード」、「アグレッシブモード」の区別はありませんが、IKEv1と同様に相手装置のIPアドレスが不定の構成でもVPN接続が可能です。
詳しい設定例は「設定事例集」をご参照ください。
Q.1-6 IKEv1からIKEv2に設定を変更する際の注意点はありますか?
IKEv1ではサポートしているが、IKEv2では未サポートの機能が幾つか存在しますので、事前に確認が必要です(Q.1-4参照)。
また、IPsec/IKEパケットを送受信するインタフェースで「フィルタリング」や「NAPT」を使用している場合、IKEのバージョンによりIPsecパケットの扱いが異なりますので、事前に注意が必要です。
- IKEv1を使用している場合
- IPsecパケットはフィルタリングやNAPT設定の対象になりません。
- IKEv2を使用している場合
- IPsecパケットはフィルタリングやNAPTの対象になるため、外側から受信したIPsecパケットを許可するためのフィルタリング設定と静的NAPT設定が必要です。
- interface GigaEthernet0.1
- encapsulation pppoe
- auto-connect
- ppp binding pppoe
- ip address 198.51.100.1/32
- ip napt enable
- ip napt static GigaEthernet0.1 udp 500
- ip napt static GigaEthernet0.1 50
- no shutdown
Q.1-7 IKEv2で、SA削除コマンド(clear ikev2 saコマンド)を実行してもSAが削除されません。
“clear ikev2 sa”コマンドでは、相手装置に削除を通知し、削除通知の応答を受信後にSAを削除します。
障害等によって相手装置に削除通知が届かない場合、デフォルトではSA削除までに約30秒掛かります。
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