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正しく使ってバッテリパックを長持ちさせる



バッテリを長持ちさせるには
満充電しない&高温になる場所に放置しない
バッテリを100%のまま充電し続けることは、実はあまりバッテリには好ましくない状態です。そんなときは8割充電モードを利用すると便利です。
また、炎天下の自動車の中にバッテリを取り付けたノートPCを放置することは好ましくありません。盗難防止の意味でも、外出先ではなるべく携行し、涼しいところで保管しましょう。
長期間パソコンを使用しない場合
長期間パソコンを使用しない場合はバッテリ残量を50%程度にしてから保管してください。また、1ヶ月以上保管する場合、月に一度はパソコンをバッテリで運用してバッテリの動作を確認し、再度残量を50%程度にしてから保管してください。
また、長期使用しない場合にはパソコンを「「バッテリを使用できない状態にする」」ことでバッテリを保護し、バッテリの寿命をより伸ばすことができます。
バッテリを長持ちさせるコツ
ノートPCのバッテリには、苦手とする環境や使い方があります。よく行ってしまいがちなそれぞれのシーンを回避する事で、よりバッテリにやさしく、バッテリの劣化を緩和させることができます。
リチウムイオンバッテリは80%充電を心がける

フル充電(残量100%付近の状態)での保存はバッテリが劣化する
リチウムイオンバッテリ(リチウムポリマーバッテリ)は、フル充電で保存すると劣化します。
例)以下のようなケースはバッテリのフル充電状態が続きます。
- 営業時間・・・ACアダプタを接続したままでの長時間の使用
- 終業後に・・・充電のため、終業後はACアダプタを接続して翌朝まで充電。充電完了後もそのままACアダプタを接続した状態
8割充電モードが効果を発揮!

- ※2019年1月発表の一部機種と2018年以前の機種では「バッテリリフレッシュ&診断ツール」からバッテリ充電量のフル・80%・50%が設定可能です。
- ※「バッテリ充電モード」は一部対応していない機種があります
PCをバッテリを外した状態でAC電源のみで使用しない
外したバッテリは自然放電しますので、うっかり長期間パソコン本体から取り外したままにした場合、外しておいたバッテリーが後述の過放電状態になり、故障の原因にもなります。
保管など長期間の不使用時には5割充電モード

放置しすぎて充電が空になってもバッテリが劣化する(過放電)
パソコンをシャットダウン状態にしても消費電力は完全にゼロにならないため、バッテリから微小電力を消費してしまいます。
また、バッテリ自体が電力を消費する自己放電もあるため、長期間保存すると極端な電圧低下状態(過放電)になり、バッテリを劣化させてしまいます。
長期間パソコンを使用しない場合はバッテリ残量を50%程度にしてから保管してください。また、1ヶ月以上保管する場合、月に一度はパソコンをバッテリで運用してバッテリの動作を確認し、再度残量を50%程度にしてから保管することで、よりバッテリにやさしい状態を保てます。
例)以下のようなケースはバッテリ過放電による劣化の恐れがあるためご注意願います。
- 外出先等でバッテリ切れ等を起こした場合でも、充電しないまま(バッテリ残量が殆どない状態)での保管
- 展示機材や評価機材など、利用後にバッテリ残量を確認しないままでの長期間の保管
5割充電モードが効果を発揮!

- ※2019年1月発表の一部機種と2018年以前の機種では「バッテリリフレッシュ&診断ツール」からバッテリ充電量のフル・80%・50%が設定可能です。
- ※「バッテリ充電モード」は一部対応していない機種があります
長期保管中PCのバッテリを保護する「バッテリを使用できない状態にする」モード
さらに長期保管する時用のバッテリ保護モード!

パソコンを保管するなど長期間使用しない場合には、バッテリからの電流を回路的に遮断する事でバッテリを長持ちさせる設定が「バッテリを使用できない状態にする」モードです。 設定方法はモデル別に異なりますので、以下に記載するパターンで設定を行ってください。
対象モデル: 2022年10月発表商品(型番の末尾がDまたはE)以降の タイプVE / タイプVF / タイプVW / タイプVG / タイプVM / タイプVC / タイプVN
<設定方法>
-
本機を使用中の場合は、本機の電源を切る。
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本体に接続している周辺機器をすべて取り外す。
-
本体にACアダプタを取り付け、電源コードのプラグをACコンセントに接続する。
-
電源を入れ、すぐに【F2】キーを数回押し「BIOSセットアップユーティリティ」を表示する。
BIOS セットアップユーティリティが表示されない場合は、いったん本機を再起動して、すぐに【F2】を数回押してください。 -
「Main」メニューが表示されていることを確認し、バッテリ充電ランプが点滅するまで、電源スイッチを20秒以上押し続ける 本体の電源が切れる場合がありますが、バッテリ充電ランプが点滅するまで電源スイッチを押し続けてください。
※ 手順5の操作を実施するときは、必ず「Main」メニュー上で実施してください。 -
電源コードのプラグをACコンセントから抜き、ACアダプタを本体から取り外す。
※ バッテリが使用できない状態になります。 -
電源スイッチを押して、バッテリが使用できない状態になっていることを確認する。
※ バッテリの残量があっても電源がオンになりません。
解除方法:
再度バッテリを使用できる状態にするには、本機にACアダプタを取り付けます。
_
対象モデル: 2022年10月発表商品(型番の末尾がDまたはE)以降の タイプVS、タイプVB
<設定方法>
-
本機を使用中の場合には、本機の電源を切る。
-
電源コードのプラグをACコンセントから抜き、ACアダプタを本機から取り外す
-
電源を入れ、電源を入れ、すぐに【F2】キーを数回押し「BIOSセットアップユーティリティ」を表示する(タイプVSの場合は「To interrupt normal startup, press Enter or tap here」をタップし「F2 to enter the BIOS Setup Utility」をさらにタップする事でも可)
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「Config」メニューの「Power」を選択し、「Enter」を押す
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「Disable Built-in Battery」を選択し、「Enter」を押す
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「Yes」が選択されていることを確認し、「Enter」を押す
※バッテリが使用できない状態になり、電源が切れます -
電源スイッチを押して、バッテリが使用できない状態になっていることを確認する。
※ バッテリの残量があっても電源がオンになりません。
解除方法:
再度バッテリを使用できる状態にするには、本機にACアダプタを取り付けます。
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対象モデル: 2022年10月発表商品(型番の末尾がDまたはE)以降の タイプVR
<設定方法>
-
本機を使用中の場合は、本機の電源を切る。
-
本体に接続している周辺機器をすべて取り外す。
-
本体にACアダプタを取り付け、電源コードのプラグをACコンセントに接続する。
-
電源を入れ、すぐに【F2】キーを数回押し「BIOSセットアップユーティリティ」を表示する。
BIOS セットアップユーティリティが表示されない場合は、いったん本機を再起動して、すぐに【F2】を数回押してください。 -
「Main」メニューが表示されていることを確認し、 ACアダプタ接続ランプが白に点滅するまで、電源スイッチを20秒以上押し続ける。
本体の電源が切れる場合がありますが、 ACアダプタ接続ランプが白に点滅するまで電源スイッチを押し続けてください。
※ 手順5の操作を実施するときは、必ず「Main」メニュー上で実施してください。 -
20秒以内に音量調節ボタン(ー)を5秒以上押し続けて、ACアダプタ接続ランプがオレンジに点滅したことを確認する。
ACアダプタ接続ランプがオレンジに点滅しなかった場合は、手順4からやり直してください。 -
電源コードのプラグをACコンセントから抜き、ACアダプタを本体から取り外す。
バッテリが使用できない状態になります。 -
電源スイッチを押して、バッテリが使用できない状態になっていることを確認する。
※ バッテリの残量があっても電源がオンになりません。
解除方法:
再度バッテリを使用できる状態にするには、本機にACアダプタを取り付けます。
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対象モデル: Chromebook
<設定方法>
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Chromebook にACアダプタを取り付け、電源コードのプラグをACコンセントに接続して充電した後、電源をオンにする。
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再読み込みキーと電源スイッチを同時に押し続ける。
-
これらを押したまま、ACアダプタを Chromebookから外し、再読み込みキーと電源スイッチを離す。
Chromebookがシャットダウンして電源がオフのままになります。 -
電源スイッチを押して、バッテリが使用できない状態になっていることを確認する。
※ バッテリの残量があっても電源がオンになりません。
※ この状態の間は、バッテリが無効になります。内蔵時計は動作を停止します。
Wi-Fiネットワークに接続するためには、まずシステムの時間を設定して、時間を調整する必要があります。
解除方法:
再度バッテリを使用できる状態にするには、本機にACアダプタを取り付けます。
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風通しの良い場所で使用・低温保管

高温状態でもバッテリの寿命が縮む
リチウムイオン電池は高温で保存すると劣化が早くなります。
例) 以下のようなケースはバッテリが高温になり劣化する恐れがあるためご注意願います。
- 日差しが強い日中の自動車内へのパソコン放置
- 気温30℃を超える部屋でのパソコンの保管
- パソコンの放熱口をふさいだ状態(書類や事務用品など)での利用
パソコンの排気口の位置を確認し、なるべく排熱効率をUP
風通しのある環境ならバッテリにやさしくなります。
すぐにバッテリがなくなる場合は?
バッテリの寿命(交換時期)の可能性があります
NECのノートパソコンでは、バッテリの容量が初期容量の50%以下に達した時点でバッテリ寿命と定義しています。
バッテリの寿命は使用環境、温度等によっても異なりますが、充放電回数500回程度、もしくは、ACアダプタと併用し一般的な運用を行った場合には、約2年~3年で初期容量の約50%になります。

バッテリの寿命は使用環境、温度等によっても異なりますが、ACアダプタと併用し一般的な運用を行った場合には、約2年~3年で初期容量の50%になります。

バッテリを購入するには、バッテリの型番を確認する必要があります。本体添付のマニュアルやカタログでバッテリの型番をお調べください。
バッテリの型番は「PC本体型番検索」で本体の製品型番から、確認することもできます。
お客様にてバッテリの交換ができないタイプ(バッテリ内蔵型)のノートPCおよびタブレットPCについては、121コンタクトセンターまたはビジネスPC修理受付センターにご相談ください。
または、バッテリ交換サービスのご紹介をご覧ください。
(バッテリ取り外し可能機種の場合)
バッテリをフル充電してもすぐに切れてしまう場合バッテリパックと本体の接続端子の、接触不良が原因の場合も考えられます。バッテリの取り外し、取り付けを数回すると接触不良が解消することがあります。
また、次のような場合も接触不良の可能性がありますので取り付け、取り外しをおこなってみてください。
- バッテリ充電ランプが点滅している。
バッテリの劣化状況を確認するには?
PC設定ツールで定期的にバッテリの劣化状況を確認
NECのノートPCには、バッテリの状態を確認できる「PC設定ツール」が添付されているので簡単に状態が確認できます。
PC設定ツールを起動し、「バッテリの状態」 → 「電源状況」から現在のバッテリの残量やバッテリの状態などを確認できます。
詳しくはお使いのパソコンに添付のマニュアルをご覧ください。
- ※2019年1月発表の一部機種と2018年以前の機種では「バッテリリフレッシュ&診断ツール」からバッテリの診断が行えます。
- ※3か月間隔程度での定期的な実行を推奨します。
JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)の「ノートパソコンやタブレットのバッテリに関する基礎知識」もあわせてご覧ください。


どうしても2~3年でバッテリの初期容量から50%まで容量が落ちてしまう事は避けられません。
そこで、ご使用期間の中間時期にバッテリ交換をして快適なバッテリ駆動時間をキープしましょう!
バッテリ交換サービスをまとめた紹介ページをご覧下さい。
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