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個品同時識別ソリューション


生産財の製造現場では、形状が同じで目視による識別が難しい部材が多用されるため、下記のような問題が発生しがちです。
- 製品の識別を目視に頼っており、トレーサビリティに問題がある
- 棚卸や検品作業で、対象を特定するのに苦労している
- 誤出荷の防止が必要だが、これ以上人的リソースを割く余裕がない
タグ添付による個品管理を阻むハードルとは
課題解決に向け、部材にバーコードやICタグを添付することで個品管理し、トレーサビリティの高度化を目指す取り組みが進んでいます。しかしながら、様々な要因でタグが添付できないケースもあります。
- 表面の凹凸や錆などでタグを添付してもはがれやすい
- 屋外で管理しており、汚れやアンテナなど付帯設備の設置が難しい
- サイズが大きくタグの取り付けや取り外しに苦労する
- 金属素材のため、タグの認識精度が悪い
また、大量の部材にタグを添付するための投資が少なからず必要になるほか、余計に工数や時間を要することから、製品コストの最終的な上昇につながりかねません。
撮影するだけ!手軽に部材の個品管理を実現
独自の同時多数物体識別技術を活用したNECの「個品同時識別ソリューション」なら、これまでタグ添付が難しかった部材についても、まったく異なる手法で、しかも一度に多数を識別することができ、個品レベルでの部材管理の可能性が一気に拡がります。
ソリューションの概要
クラウドサービスとして提供される本ソリューション。クラウド上の画像識別エンジンで、対象部材の表面を撮影し、
画像から個々の特徴を読み取りデータベースに登録します。この特徴データをタグの代わりとして、個品を識別します。
データベース登録後は、多数の部材を一度に撮影した中から、見つけたい対象を探すことができるため、お客様の効率的な個品管理を支援します。
ソリューションの特長(強み)
- 対応力:タグ添付が難しい部材も識別できる
- 高精度:独自の識別エンジンで取違いミスを防止
- 簡単導入:PCやスマホでアクセスして利用、特別な設備の導入は不要
- 簡単運用:撮影は、デジカメのほかスマホやタブレットでもOK
- 効率的:一度に多数を識別でき、照会判定も迅速&簡単
- 拡張性:API連携によって。業務システム連携が可能
好ましい撮影条件、適した対象材
本ソリューションではカメラ撮影の画像から細かな特徴を抽出するため、好ましい撮影条件(明るさ、手ブレ、ピントなど)で、必要な解像度をクリアしている必要があります。
また、表面の形状や模様の有無、光沢や反射などによって、適した部材と適さない部材があります。

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「識別したい物品が小さい」「1つずつ精緻に識別したい」という方は、個体識別情報管理ソリューションをご覧ください。
適用例:半導体などの精密備品の個品管理など