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NEC、東北大学にAIチャットボット「NEC自動応答」を提供
~国立大学法人で初めて、英語・中国語対応可能なチャットボットを学生・教職員向けのサービスとして全学に導入~2021年3月29日
日本電気株式会社
NECは、国立大学法人東北大学(注1、以下 東北大学)に、オンラインチャットによる窓口自動対応を実現する、AIチャットボット「NEC自動応答」(注2)を提供します。東北大学は、学生・教職員を対象に、AIチャットボットを活用した窓口自動応答サービスを2021年3月29日から利用開始し、順次、英語・中国語にも対応予定です。
英語・中国語にも対応したチャットボットを全学対象に導入するのは、国立大学法人では東北大学が初(注3)となります。

東北大学は、2020年6月1日、窓口サービスや各種手続など業務の見直しを推進する「オンライン事務化」を宣言しました。この一環として、利用者である学生・教職員と事務職員、双方にとって理想の窓口を検討し、24時間365日オンラインチャット形式で窓口自動応答が可能なチャットボットの導入を決定しました。
チャットボットにより、学生・教職員はスマートフォンやパソコンなどから時間・場所を選ばずに大学窓口に問い合わせができ、必要な情報を即座に手に入れることが可能となります。また、問い合わせを受ける大学側も自動で応答できることから、事務職員の負担軽減につながります。
なお、NECは、AIチャットボット「NEC自動応答」に最先端AI技術群「NEC the WISE」(注4)の1つである「テキスト含意認識技術」(注5)を活用しています。2つの文が同じ意味を含むかどうかを高精度・高速に判定できる「テキスト含意認識技術」により、利用者の多様な質問文の表現に対しても高い精度で回答を返すことができるため、学生と教職員、双方から使いやすい窓口業務を実現します。
東北大学は、まずは日本語で在学生向けの問い合わせ対応から開始し、順次、翻訳エンジンとの連携による英語および中国語への対応、および在学生以外の問い合わせへの対応を予定しています。
NECは、大学事務のデジタル化を推進することで、サービス品質の向上や業務の効率化を支援するなど、社会課題解決型企業として安全・安心・公平・効率という社会価値の創造に取り組んでいきます。
以上
- (注1)所在地:宮城県仙台市、総長:大野 英男
- (注2)
- (注3)2021年3月29日現在、NEC調べ。
- (注4)
「NEC the WISE」(エヌイーシー ザ ワイズ)はNECの最先端AI技術群の名称です。 "The WISE"には「賢者たち」という意味があり、複雑化・高度化する社会課題に対し、人とAIが協調しながら高度な叡智で解決していくという想いを込めています。 プレスリリース NEC、AI(人工知能)技術ブランド「NEC the WISE」を策定
https://jpn.nec.com/press/201607/20160719_01.html
NECのAI https://jpn.nec.com/ai/ - (注5)テキスト含意認識技術:二つの文が同じ意味を含むかどうか判定する技術。文表現が異なっても意味が同じものを取りこぼすのを防ぐことができる。
https://jpn.nec.com/ai/analyze/text.html
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC 第一官公ソリューション事業部
E-Mail:science@1kan.jp.nec.com

NECは、安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、
誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します。
https://jpn.nec.com/profile/vision/