NEC、AI(人工知能)技術ブランド「NEC the WISE」を策定
2016年7月19日
日本電気株式会社
NECは、人と人工知能(以下AI:Artificial Intelligence)が協調して知性を高め合い、安全・安心・効率・公平な社会の実現に貢献するAI技術群のブランド名称を「NEC the WISE」(エヌイーシー ザ ワイズ、注1)とし、本名称およびマークをグローバルに展開します。
昨今、データ量が爆発的に増加する中、分析エンジン(ソフトウェア)の高度化やコンピュータの処理能力向上に伴って飛躍的な発展を遂げているAI技術は、人の能力を補完し、社会課題の解決や、より便利な社会に役立つものとして注目されています。
NECは、ますます複雑化・高度化する社会課題に対し、人とAIが協調しながら高度な叡智で解決していくという強い想いを込めて、NECの最先端AI技術群を「NEC the WISE」と名付けました。”The WISE”には「賢者たち」という意味があります。
NECは、「見える化」「分析」「制御・誘導」の各領域において、AI関連技術の開発を約半世紀にわたり進めてきました。特に、音声認識、画像・映像認識、言語・意味理解、機械学習、予測・予兆検知、最適計画・制御等の技術では、NECは世界No.1、あるいはOnly1のAI技術を多数有しています。
【NECの最先端AI技術群】
このAI技術を活用したソリューションとして、例えば世界No.1精度(注2)を有する顔認証技術を活用した「出入国システム」、人には察知できない微かな状態変化を故障の兆しとして発見する「プラント故障予兆検知システム」、機械学習技術を用いた高精度な需要予測に基づく「小売業の発注システム」など、安全・安心な環境を創るパブリックセーフティ、大規模な社会インフラの監視、企業のマーケティング強化や業務効率化といった、幅広い分野で展開しています。
今後は、これまで人が判断していた経営判断や新製品開発など、ゴールが一意に定まらない問題に対してAIが多視点から人に示唆を与え、人が幅広い見地から判断することを支援する高度なソリューションを提供していきます。
また、オープンイノベーションも積極的に活用し、様々なAI技術を用いてお客様に提供する価値の最大化を進めていきます。
【人とAIの協調による、人の知的創造活動の最大化】
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
- (注1)
「NEC the WISE」のマークにこめた想い
“NEC the WISE”のマークには、立体の中で最もシンプルな構成の三角錐と中央に立方体を置く組み合わせを採用しました。鋭角的な三角錐は将来の礎として揺るぎないくさびを打つというメッセージを、中央に佇む立方体はAIとして集積させた叡智の核を表しています。このマークの傾きには、人と人、人と社会、人とAIによる協調によって、あらゆる社会課題の不安定を安定に向けてバランスさせ、より良い社会を創っていくという想いを表現しています。 - (注2) プレスリリース「NEC、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術 ベンチマークテストで3回連続の第1位評価を獲得」
http://jpn.nec.com/press/201406/20140620_01.html
NEC the WISE について
NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
詳細はこちらをご覧ください。
http://jpn.nec.com/profile/vision/message.html