Japan
サイト内の現在位置
業態別! 飲食店のタブレットPOSレジ導入 必要な機能・機器構成例
NECがゼロからつくり直したサブスク型POS2018年10月 公開
はじめに
一口に飲食店といっても、その業態は多種多様です。そのため、IT化によって業務効率化・売上増を目指す場合にも、業態ごとに適した方法が異なります。新たなIT製品を導入する場合にも、製品ごとの特長や機能を理解し、自店舗に適した製品を選択することが重要です。
そして、それはPOSレジ選びにおいても同様です。そこで、本コラムでは飲食店がPOSレジを導入する場合の機能・機器構成を、業態別に解説します。
飲食店向けPOSレジの特長とは
飲食店向けに開発されたPOSレジには、大きく4つの特長があります。
1.売上情報をリアルタイムに反映することが可能
飲食店向けに提供されているPOSレジの多くは、多店舗展開を前提に、店舗で入力された売上情報をリアルタイムに本部のデータベースへと反映できるようになっています。本部の管理者は、拠点からリアルタイムで各店舗の売上情報を確認できるので、スピーディーな店舗管理を実現できます。
2.閉店業務の短縮に貢献
前述のとおり、POSレジ上の売上情報は本部のデータベースに自動反映されるので、各店舗の管理者が閉店後に売上集計表を作成し、本部に送付するといった手間がなくなります。当然、本部の管理者が、各店舗から集めた売上集計表を整理したり、統合したりする手間もなくなります。そのため、閉店業務に費やす時間を短縮し、より多くの時間を売上分析や戦略検討にあてられるようになります。
3.お客様の待ち時間を短縮し、回転率を向上
POSレジの中には、オーダーエントリーシステムと連携が可能なものも存在します。オーダーエントリーシステムと連携すれば、テーブルで受けたオーダー情報は自動的にPOSレジへと送信されるので、会計の際に改めて手入力する必要がありません。そのため、レジ前の混雑を解消することができます。また、オーダーエントリーシステムとキッチンプリンタを連携すれば、オーダーを即座にキッチンへと伝えることができ、よりスピーディーな料理の提供が可能となります。
レジ前の混雑解消や料理提供のスピード改善は、顧客満足度向上はもちろん、回転率の向上にもつながります。
4.タブレットPOSレジなら省スペースでリーズナブル
このところ、タブレットPOSレジを導入する飲食店が増えています。タブレットPOSレジは、従来のPOSレジと比べて低コストで導入することができます。さらに、省スペースで設置可能であり、見た目もスタイリッシュ。そのため、「レジスペースを縮小して、座席数を増やしたい」「レジ周りを含めて店内の雰囲気をオシャレに保ちたい」といった場合には、タブレットPOSレジが良いでしょう。
このように、飲食店向けのPOSレジを導入することにより、会計・オーダー業務はもちろん、店舗管理やキッチン業務など多くの課題を解消することができ、サービス品質を向上することができます。そして、これからPOSレジの導入を考えている場合には、低コストで導入でき、省スペース・オシャレなタブレットPOSレジが良いでしょう。
そんなタブレットPOSレジを有効に活用するために重要なのが、業態に合った機能や機器構成の選択です。
業態別に見る飲食店向けタブレットPOSレジ機能・機器構成例
ここでは、業態別に必要と考えられる機能や機器構成の一例を紹介します。
多店舗経営の居酒屋やレストランで求められるPOSレジとは
機能面
多くの居酒屋では、料理・ドリンク単位のメニューだけではなく、「飲み放題メニュー」や「セットメニュー」が設けられています。また、ランチ営業をしている場合には「日替わりメニュー」を提供するお店もあるでしょう。一方で、レストランでは、アラカルトだけでなく「コースメニュー」が設定されていることもあります。居酒屋やレストランでは、このような単品以外のメニューを簡単に設定・変更できるタブレットPOSレジが求められます。
そのほか、オーダーにかかわるところでは、最近ではお客様自身がオーダー端末を操作してオーダーをするセルフオーダー機能を持ったオーダー端末と連携するケースも増えています。セルフオーダーを可能にすれば、フロアスタッフの業務負担を軽減できるだけではなく、オーダーミスを防ぐことにもつながります。
会計にかかわるところでは、テーブル会計機能があれば、お客様をレジ前でお待たせする必要がなくなるので顧客満足度の向上につながるでしょう。また、クーポン機能もあれば、クーポンを発行して次の来店を促しやすくなるので、リピート化への施策を強化できます。
機器構成例
活用イメージ
前述の機能を持つメインのPOS端末に加えて、iPhoneなどをオーダー端末として利用することで、紙伝票を用いた場合よりも注文品の間違いや重複といったミスを減らすことができます。また、セルフオーダー用の端末を各テーブルに配置すれば、オーダーミスの防止になるだけではなく、スタッフの業務負担の軽減にもつながります。
そのほか、オーダー端末とキッチンプリンタが連携することで、オーダー内容を迅速かつ正確にキッチンへと伝えられるようになるので、注文品を素早く提供できるようになります。
テイクアウト(前払い)を行うカフェで求められるPOSレジとは?
機能面
テイクアウトに対応したカフェでタブレットPOSレジを導入する場合には、配席をせずに商品を販売したり、オーダー端末を介さずにPOSレジ上で会計ができるなど、テイクアウトに対応した仕様であることが欠かせません。また、商品の受け渡しをスムーズに行うには、レシートのほか、番号を記載した引き換え伝票を発行できる機能も必要になります。あるいは、振動や音で商品の提供可能なタイミングを知らせる呼び出しベルと連携できるPOSレジであれば、商品の受け渡しがよりスムーズになります。
また、カフェでは「フード+ドリンク」、「デザート+ドリンク」といったセットメニューが設定されることが多いので、セットメニューを簡単に設定・変更ができることも重要です。
インテリアにこだわりを持つカフェであれば、商品の画像を登録できる機能を持ったPOSレジの導入がおすすめ。メニュー画像を大きく登録できるので、お客様の目に触れた時にも、従来のPOSレジよりもオシャレに映ります。また、テイクアウト機能があれば、雑貨などの物販にも対応することができるので、店舗運営の選択肢も広がります。
機器構成例
活用イメージ
狭いスペースにも対応できるよう機器点数の少ない構成ですが、前述の機能を持つPOSレジであればテイクアウトメニューのあるカフェにも対応可能です。レジプリンタやキャッシュドロアを目立たないようにレジ下に配置すれば、レジ上を省スペース化できることはもちろん、お客様から見えるのはPOS端末だけになるのでスタイリッシュな雰囲気を醸し出すことができます。
様々な業態の飲食店で利用できるNECのタブレットPOSレジ
このように、POSレジを導入する際には、運営している店舗の業態に合わせた検討が重要です。そして、上記で挙げた機能を搭載し、様々な業態の飲食店に対応可能なPOSレジが、NECの提供する「NECモバイルPOS」です。
「NECモバイルPOS」は、大手チェーン店から小規模な店舗まで、幅広く採用されているタブレットPOSレジです。飲食店に最適な機能だけでなく、対応する周辺機器も多いので、店舗内の作業を効率化して商品を提供することへの品質の向上につなげることができます。
豊富な実績を基に業態に合わせたパッケージをご提案させていただきますので、飲食店へのPOSレジ導入を検討されている方は、ぜひ、ご相談ください。
関連コラム/関連事例
お問い合わせ