Japan
サイト内の現在位置
導入前に知っておきたいiPadを利用したタブレットPOSレジのメリット・デメリット
NECがゼロからつくり直したサブスク型POS2018年8月 公開
はじめに
「店舗が狭いので、POSレジを設置できるスペースがない」
「POSレジを導入したいけれど、コストが気になる」
POSレジ導入について、皆さんもこのような悩みを抱えていませんか?
確かに、従来のPOSレジは機器そのものが大きく、1台あたり数十〜数百万円程度の初期費用が必要となるため、導入へのハードルが高いのが難点でした。
一方で、最近では省スペースかつ低コストで導入可能なiPadをはじめとするタブレットを活用したPOSレジを導入する飲食店や小売店が増えています。今回は、そんなタブレットPOSレジ導入のメリット・デメリットを整理した上で、選定時の注意点を解説していきます。
タブレットPOSレジ導入のメリット ―従来型POSレジとの違いは?―
タブレットPOSレジには、主に次に挙げた3つのメリットがあります。
低コスト導入の実現と、直感的な操作による教育コストの削減
先ほど述べたように、従来型のPOSレジは多機能かつ高機能である一方で、1台あたり数十〜数百万円程度の初期費用が必要となります。しかし、タブレットPOSレジの初期費用は1台あたり数万円程度。タブレットを購入すれば利用可能です。そのため、初期費用を大幅に抑えることができます。
さらに、タブレットPOSレジは指先1つで直感的に操作できます。そのため、複雑なボタン操作が必要な従来型のPOSレジに比べて、スタッフの習熟に要する時間を短縮し、教育コストを削減できます。
省スペース&スタイリッシュで設置場所に困らない
従来のPOSレジは、本体そのもののサイズが大きいので、設置にあたってはレジ周りに広いスペースを確保しなければなりません。しかし、タブレットPOSレジはコンパクトなので、小規模店舗であっても設置スペースに困りません。
また、見た目もスタイリッシュなため、どこに設置しても店内の空間デザインやディスプレイの雰囲気を崩してしまうようなことがないでしょう。
設置場所にこだわらず、持ち運んで使える
ご存知のとおり、タブレットは持ち運んで利用することが前提の「モバイル」端末です。そのため、タブレットPOSレジならレジスペースだけではなく、持ち運んで利用することが可能です。
例えば、お客様の席で会計することも可能ですし、車両を利用した移動販売でも利用することが可能です。また、イベント会場で行われる展示即売会のような一時的な販売スペースにも持ち込めるでしょう。このように、従来型のPOSレジでは実現できなかったニーズに対応できるのもタブレットPOSレジのメリットです。
このように、タブレットPOSレジには様々なメリットがあります。一方で、実際に導入を検討し、選定を進めていく際にはデメリットにも目を向けることが大切です。そして、デメリットに対して有効な対策を講じているサービスを選定することが重要になります。そこで、次項ではタブレットPOSレジのデメリットとその対策を解説します。
タブレットPOSレジ選定時のポイントは? ―デメリットへの対策―
タブレットPOSレジには、主に次のようなデメリットがあります。
グローバルネットワーク方式は通信障害に弱い
タブレットPOSレジは、ハンディ端末やキッチンプリンタといった周辺機器と連携して利用することが多いです。そして、タブレットPOSレジと周辺機器を、グローバルネットワーク(いわゆるインターネット)を経由してクラウドで管理する方式を採用しているサービスが少なくありません。この場合、何らかの原因で通信障害が起こった際に、注文や会計をすることができないといったトラブルが発生する可能性があります。特に、飲食店のように多数の注文・会計業務をこなす必要のある店舗では、こうしたトラブルは命取りです。
一方で、タブレットPOSレジと周辺機器をローカルネットワーク(店舗内のみの回線)で接続しているタブレットPOSレジであれば、このようなリスクを回避することができます。
コールセンターの営業時間に注意
タブレットPOSレジは、誰でも簡単に操作できるとはいえ、設定時に不明点が生じたり、周辺機器の故障や破損が発生したりする可能性もあります。また、連携する機器や利用する機能が多い場合には、操作が複雑になってしまうこともあります。
そのため、タブレットPOSレジの選定ではサービスベンダーのサポート体制も重要な要素になります。サポートへの問い合わせは、多忙な営業時間を終えた後に回したいもの。しかし、コールセンターの営業時間が日中のみに限定されているベンダーもあります。できれば、店舗の営業時間が終わった後も対応してくれる24時間365日対応のコールセンターを設けているベンダーが良いでしょう。
既存システムと連携できない可能性も
タブレットPOSレジの導入でネックになりがちなのが、既存システムとの連携です。導入するタブレットPOSレジと既存システムとの相性によっては、連携できない場合や、一部の機能が制限されてしまう可能性があります。
このようなリスクを回避するには、外部システムと連携するAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を保有しているタブレットPOSレジを選定することが重要です。外部システム連携用のAPIがあれば、既存システムとの連携が容易になり、先に挙げたようなリスクを最小限にとどめることができます。
ここまで3つのデメリットを紹介してきました。それらを踏まえて、タブレットPOSレジの選定ポイントをまとめると「通常業務が中断してしまう心配がないサービスを選ぶ」ということになります。システムそのものの信頼性ももちろんですが、各種問い合わせに対して迅速に対応してくれるベンダーを選択すれば、万が一の際も安心でしょう。
また、そのタブレットPOSレジが「自店舗のスタイルに合っているか」も重要です。例えば、飲食店であれば、フロアレイアウト図の作成や、テイクアウト注文に対応しているかどうかなど、実際にデモ機などを試して確認しておきましょう。
初めてでも安心して導入できるタブレットPOSレジとは?
前項で挙げたデメリットへの対策を講じているタブレットPOSレジの1つに、「NECモバイルPOS」があります。
NECにはレジ開発で40年、POSレジ開発では20年の歴史があります。その経験からNECモバイルPOSは様々なオペレーションに対応できる、使いやすいインターフェースのタブレットPOSレジに仕上がっています。
また、コールセンターは24時間365日対応でトラブルの際にも安心。もちろん、店舗に合わせた設定方法など、細かい部分までサポートを提供しています。機器間のネットワークもローカルネットワークで構築されますので、安心してご利用いただけます。
iPadを活用したタブレットPOSレジの導入を検討しているようでしたら、ぜひ、NECモバイルPOSのデモ機で、その使いやすさをご体感ください。
関連コラム/関連事例
お問い合わせ