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ESMPRO/UPSManager(Ver2.8以下) FAQ詳細
構築/環境関連
- Q1ESMPRO/UPSManagerで使用するポート番号を教えて下さい。
- A1
ESMPRO/UPSManagerはデフォルトで以下のポートを使用しています。
Windows OS等の環境においてWindows ファイアウォールを有効にして運用している場合、以下の通信が正しくできるように、ファイアウォールの設定を変更してください。
※サーバが使用するポートの設定値は必要に応じて変更可能です。
マネージャ サーバマシン
(1) 不定/TCP <――> 8887/TCP
(2) ICMP <――> ICMP
ESMPRO/UPSManagerマルチサーバエージェントによるマルチサーバ構成の場合、上記に加えて以下の通信ポートも使用します。
管理サーバ エージェント
(3) 8887/UDP <―― 不定/UDP
(4) 不定/UDP ――> 8887/UDP
マネージャ 管理サーバ
(5) 不定/UDP ――> 8887/UDP
(6) 不定/UDP <―― 不定/UDP - Q2ESMPRO/UPSManagerをインストールした際に、「UPSM」フォルダが共有されますが、このフォルダは何かに使用されるのでしょうか。共有設定は解除しても問題ないのでしょうか。
- A2
ESMPRO/UPSManagerの共有フォルダの解除は行わないようにしてください。
ESMPRO/UPSManagerのGUIとサービスモジュールとの通信などにも使用しているため、解除を行った場合、ログが採取できなくなるなど、正常に動作できなくなることがあります。
共有フォルダの設定についてセキュリティ上問題がある場合は、アクセス権を「Administrators - 読み取り」にして運用してください。 - Q3Windows Server 2016にWindows版のESMPRO/UPSManagerまたはESMPRO/UPSManagerマルチサーバエージェントをインストールしたあと、スタートメニューのショートカットアイコンが表示されません。
- A3
◆考えられる原因
Windows Server 2016固有の問題が発生していると考えられます。
◆対策
インストール後は、サービスモジュールの自動起動を有効にするため、システムを再起動してください。システムを再起動していただくことにより、スタートメニューのショートカットアイコンが表示されます。スタートメニューのショートカットアイコンが登録されていることを確認したい場合は、一度ログアウトしたあと再度ログオンしてください。
なお、アンインストール方法は、各製品のセットアップカードをご参照ください。
ライセンス/サポート関連
- Q1ESMPRO/UPSManagerのライセンスは?
- A1
1台のUPSに1台のサーバを接続するスタンドアローン構成の場合、UPS1台につきESMPRO/UPSManager 1ライセンスが必要です。
1台のUPSに複数のサーバを接続するようなマルチサーバ構成を構築する場合、下記のように、構築方法により、必要となるライセンスが異なります。
※ESMPRO/UPSManagerマルチサーバエージェントを使用してマルチサーバ構成を構築する場合、LCDパネル付きSmart-UPS装置が必要です。
◆ESMPRO/UPSManagerマルチサーバエージェントの場合
マスターサーバとして使用するマシンに、ESMPRO/UPSManager Ver2.7またはVer2.8が1つ必要です。
また、同一Smart-UPS装置の同じコントロールコンセントグループに接続するスレーブサーバ分のライセンスについては、接続するスレーブサーバの台数に応じて、別途以下のものが必要です。
スレーブサーバ 1~2台:
ESMPRO/UPSManager マルチサーバエージェント基本ライセンス
スレーブサーバ 3~7台:
上記基本ライセンスに加えて、3台目以降の接続するサーバの台数分、以下の追加ライセンスが必要です。
ESMPRO/UPSManager マルチサーバエージェント1追加ライセンス
※スレーブサーバとして登録可能な台数は最大7台です。
◆UPSインタフェース拡張ボードの場合
ESMPRO/UPSManagerを1ライセンスご購入していただくことで、マスタ/スレーブの全てのサーバにインストールすることができます。 - Q2UL型番のESMPRO/UPSManagerは英語版OSに対応していますか?
- A2
英語版OSには対応しておりません。
日本語環境でご使用ください。 - Q3仮想化環境(Hyper-V、Xen、VMware環境など)での使用はサポートしていますか?
- A3
ESMPRO/UPSManager Ver2.7、および、PowerChute Business Edition v9.1.1以降で仮想化環境 (Hyper-V/VMware ESXi) に対応しました。
セットアップ方法等の詳細は、製品添付のセットアップカードをご参照ください。
運用
- Q1マシン名ならびにIPアドレスを変更した場合、ESMPRO/UPSManagerの再インストールなどの作業が必要になりますか?
- A1
マシン名を変更した場合、登録しているサーバ名の変更が必要となります。
IPアドレスを変更した場合は特に作業は必要ありません。 - Q2システム管理者のパスワードを変更する場合、必要となる作業はありますか?
- A2
リモートコンピュータ上のマネージャ(GUI)からパスワード変更を行うサーバを監視している場合、[設定]→[サーバの追加・削除]の画面で該当サーバを選択し、[編集]で新しいパスワードを登録していただく必要があります。
リモートのコンピュータから監視が行われていない場合は、パスワードの変更に伴う設定の変更は必要ありません。 - Q3ワークグループ名を変更した場合の影響について教えてください。
- A3
ワークグループ名変更に伴う影響、注意事項などはありません。
- Q4ドメインの参加、変更による影響について教えてください。
- A4
ドメイン参加、ドメインの変更による設定変更などは必要ありません。
異なるドメイン間で運用する場合は、ドメイン間の信頼関係を結んでください。 - Q5UPS装置を撤去する場合、必要となる作業はありますか?
- A5
UPS装置を撤去する場合は、ESMPRO/UPSManagerをアンインストールしてください。
アンインストール方法は、各製品のセットアップカードをご参照ください。
トラブルシューティング
- Q1ESMPRO/UPSManagerのGUIで、ESMPRO/UPSManagerマルチサーバエージェントの接続状態が不明となります。
- A1
◆ 考えられる原因①
ESMPRO/UPSManagerのGUIに登録するスレーブのサーバ名が間違っている。
◆ 対策
ESMPRO/UPSManagerのGUIに登録するサーバは、ホスト名で登録する必要があります。
サーバのIPアドレスでは登録できません。
また、登録するホスト名はDNSサーバやhostsファイルなどを利用し、GUIを導入している管理サーバから
登録対象のホスト名に対して名前解決が可能となっている必要があります。
◆ 考えられる原因②
ESMPRO/UPSManagerマルチサーバエージェント側で設定した管理サーバのIPアドレス設定していない。
もしくはIPアドレスの設定が間違っている。
◆ 対策
ESMPRO/UPSManagerマルチサーバエージェント側で管理サーバのIPアドレス設定をしてください。
また、複数のIPアドレスが存在する場合、DNSサーバや管理サーバのhostsファイルなどで名前解決可能な管理サーバのIPアドレスとESMPRO/UPSManagerマルチサーバエージェント側で指定する管理サーバのIPアドレス設定は一致させる必要があります。
◆ 考えられる原因③
ESMPRO/UPSManager Ver2.7が最新バージョンではない可能性があります。
◆ 対策
ESMPRO/UPSManagerマルチサーバエージェント Ver2.7を使用する場合、ESMUM-027-003 以降のアップデートが必要となります。
◆ 考えられる原因④
ESMPRO/UPSManagerマルチサーバエージェントが使用するポート番号がファイアウォールにより
通信出来ていない可能性があります。
◆ 対策
ファイアウォールを有効にしている場合は、こちらを参考に通信可能な状態となるよう設定してください。 - Q2ESMPRO/UPSManagerマルチサーバエージェントを利用したマルチサーバ構成において、
スレーブサーバのシャットダウンがマスタサーバと連動しません。 - A2
スレーブサーバ側のシャットダウンがマスタサーバと連動して行われない場合、
管理サーバ上のPowerChute Business Editionエージェント側で、
「OSとアプリケーションのシャットダウン」時に実行されるコマンドファイルの登録、
および、コマンドファイルを実行するのに必要な時間(60秒以上)を設定していない可能性が考えられます。
Web UIからPowerChute Business Edition エージェントにログインし、以下の設定を行ってください。
1. [シャットダウン] → [シャットダウンの設定] を選択してください。
2.「電源障害設定」の”電源障害時のシャットダウン開始”として、
「UPS のバッテリ運転が次の時間経過後」を選択し、適切な秒数(60秒など)を設定してください。
3. 「OS とアプリケーションのシャットダウン」の以下の項目を設定してください。
- コマンドファイルの選択 : default.cmd (※)
- コマンドファイルを実行するのに必要な時間 : 60 秒 (またはそれ以上の時間)
(※) 別のコマンドファイルを登録済みの場合は、"default.cmd"に変更する必要はありません。
ESMPRO/UPSManagerマルチサーバエージェントのシャットダウンにおいては、default.cmdファイルの編集は不要です。
シャットダウン時にコマンドファイルで処理を実行したい場合に、default.cmdファイルの編集を行ってください。 - Q3Linux環境において「スレーブサーバのエクスプレス通報/ALIVE通報設定」を行っても通報設定が反映されません。
- A3
Linux環境において「スレーブサーバのエクスプレス通報/ALIVE通報設定」を行っても通報設定が反映されない場合には、以下のセットアップカードの手順を再度実施してください。
・NEC Express5800 シリーズ ESMPRO/UPSManager Ver2.7 セットアップカード (23版以降)
「6.2 「電源障害」イベントの通報切り替え手順」「6.2.2 Linux サーバ」
・NEC Express5800 シリーズ ESMPRO/UPSManager Ver2.8 セットアップカード (2版以降)
「6.2 「電源障害」イベントの通報切り替え手順」「6.2.2 Linux サーバ」
※ 最新のセットアップカードはこちらよりダウンロード願います。