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リモート進んだけど…対面の交流も大事に NEC「働く場所」改革、社員の声も後押しした

コロナ禍で在宅勤務は一気に拡大し、働き方改革としても定着しつつあります。一方で、「リモートワークだけではコミュニケーションが不十分」という実感があるのも事実。そこで、交流の場としてのオフィスの機能を見直す取り組みが、NECで行われています。その取り組みの一つとして、社員食堂のスペースがリニューアルされました。後押ししたのは、社員の声でした。

「コミュニケーションが足りない」

NECではコロナ前から働き方改革を進めていました。コロナ禍でリモートワークは浸透し、出社率は3割以下に。働く場所にこだわらない働き方を実現するため、判子レスを進めたり、パソコンやネットワークのセキュリティを強化したり、「働きやすさ」の支援を進めてきました。コロナ収束後もリモートワークは継続し、出社率は40%と想定しています。

では、「働きがい」はどうでしょうか。
リモートワークが長期化する中、社員調査などでは、心身の不調やコミュニケーション不足を訴える声が多く寄せられました。

同じ空間にいるからこそ生まれる、何気ない交流の必要性が改めて認識されています。

そこで注目を集めたのが「働く場所」の改革、つまりWorkplace改革です。出社したときに、部門や会社の枠をこえた交流がしやすくなるよう、東京・田町の本社周辺や武蔵小杉の玉川事業場周辺では社内外の人が利用できる交流のためのスペース(共創空間)をこれまでの8倍に拡大。一方で、部門単位のオフィスは半減していきます。

「食堂」 食べるだけの場所じゃない

交流のための空間として、2021年10月にそれまでの食堂スペースからリニューアルオープンしたのが、NEC本社11階のFIELDです。「食」の機能は維持しつつ、BGMが流れ、ゆったりリラックスできる空間演出に加え、社外の方との軽食やアフターミーティング、社内の気軽な1on1やブレスト、セミナー等、様々なアクティビティに対応できる多様なエリアを用意。組織・会社の枠を超えてイノベーションを紡ぎ出すオープンな空間を目指しています。
また、およそ490席の広さにもかかわらず、仕切りが少ないのも特長です。立ち寄った時に、ふいに誰かと出会えるように、視界を広く、動線のイメージを工夫しています。

FIELD PARK Side PARK Side空間構成 叶えられる利用シーンを実現するための空間構成としてFIELDでは様々な機能を持ったエリアを用意している。食や働き方に合わせた選択が可能
FIELD SEA Side SEA Side空間構成 叶えられる利用シーンを実現するための空間構成としてFIELDでは様々な機能を持ったエリアを用意している。SEAサイドにも多様な機能を配置。

このリニューアル、元々は食堂の老朽化対策が出発点でした。そこに「コミュニケーション」の視点が加わったのは、社員の声が起点でした。
もとの食堂に対しては、「くつろげない」「食事を楽しめない」と満足度が低め。そこで、社員の部門横断プロジェクトが2019年~20年、どんな食堂にしたいか改善策を話し合いました。
この間、新型コロナウイルスの流行で、重要性が急浮上したのが「コミュニケーションの活性化」です。プロジェクトの最終提言の柱になりました。
「食」のメニューも一新。バリエーションとクオリティを重視しました。CAFEは早朝から夕方まで営業、パン職人が焼き上げる自家製ベーカリー、専門店同様の本格コーヒーやラテアートなどドリンクも多数。ランチはワンプレートずつ出来立てをライブクック。和麺・中華麺は出汁・スープにこだわり、全て自家製麺。12階にあった売店も集約、24時間営業&新コンセプト店としてマクロビなどの健康食品を増やし、有名和洋菓子店や全国名産品などの催事イベントも充実させています。また、酒類販売を活用した17時からのイブニングミーティング利用もOKとしています。

NECでは、働き方改革を進化させ、デジタル技術(Digital Technology)、人事などを含めた制度(Work Principles)、そして働く場所(Workplace)の三つの領域で「Smart Work 2.0」として展開しています。今回のリニューアルはWorkplace改革の一つです。
在宅もいいけど、対面コミュニケーションも大事。NECはこれからも、新たな概念のWorkplaceを有効活用して、リモートワークと出社の両方の働き方を尊重し、社員一人ひとりがCode of Values(行動基準)を実践しながら、働きがいの実感を高めていく活動を加速します。

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