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VirtualPCCenter基盤ソフトウェア - 注意・制限事項

本ページの項目とあわせて、製品に添付されている「はじめにお読みください」に記載されている注意事項も確認してください。

VMware vSphere 7.0の仮想化基盤上にWindows 11の仮想マシン(VM)を作成する場合

構成上の注意点

vSphere 7.0上にWindows 11の仮想PCを作成する場合の構成上の注意点
vSphere7.0上にWindows 11の仮想マシン(VM)を作成するには、キープロバイダを作成してVMに仮想 Trusted Platform Module (vTPM) を追加する必要があります。

vSphere Native Key Provider を使用する場合、vSphere 7.0 Update 2 以降にアップデートしてください。
vSphere 7.0 Update 2 以降では、すべてのエディションで組み込みの vSphere Native Key Providerを使用できます。

VMware vSphere 7.0 Update1 以降を使用する場合

注意事項

VirtualPCCenter 6.4で仮想化基盤として、VMware vSphere 7.0 Update1 以降を使用する場合、修正モジュール SSC0309-0203 を適用する必要があります。

シンクライアント拡張キット利用時の注意・制限事項

制限事項

1. 共有プリンター接続は、クライアント管理オプションを使用して仮想PCへ接続する場合にのみ利用できます。
対象製品: VirtualPCCenter 6.1 以降
自動プリンター割り当て機能で共有プリンター接続を利用するには、クライアント管理オプションを使用してクライアント端末から仮想PCへ接続する場合のみ利用してください。

クライアント管理オプションを使用せずに仮想PCへ接続した場合、Windows OS および印刷スプーラーの問題により、印刷設定の変更やプリンターへの印刷を正常に行えなくなる場合があります。

注意事項

共有プリンター接続を利用した場合、印刷スプーラーサービスの使用メモリが増加することがあります。
対象製品: VirtualPCCenter 6.1 以降
Windows 8以降のOSにおいて、共有プリンターの接続、切断を行うたびに、印刷スプーラーサービス(Spoolsv.exe)の使用メモリが20KB増加することがあります。
自動プリンター割り当て機能で共有プリンター接続を利用する設定の場合、上記現象により、仮想PCへのログオンのたびに、印刷スプーラーサービスの使用メモリが増加することがあります。
(ご参考:仮想PCに1日5回ログオン、稼働日が20日とすると、1ヶ月で使用メモリが約2MB増加します)

本現象は、仮想PCの再起動 または、印刷スプーラーサービスの再起動により回避することができます。
印刷スプーラーサービスの再起動は、以下の手順にて対処してください。

  1. Windows の[スタート]メニューをクリックします。
  2. [ファイル名を指定して実行]をクリックします。
  3. [名前]ボックスに "Services.msc" と入力します。
  4. [OK]をクリックします。
  5. サービス MMC スナップインが表示されるので、"Print Spooler" サービスの状態を確認してください。
    開始状態の場合は、サービスを再起動してください。
    停止状態の場合は、サービスを開始してください。

印刷スプーラーサービスの使用メモリ増加については、下記のMicrosoft社の情報もご確認ください。
<MS公開情報(ブログ記事)のURL>
AddPrinterConnection 関数と DeletePrinterConnection 関数の呼び出しにより、印刷スプーラサービスでメモリリークが発生する可能性がある

VPCC 6.0でWindows 10を使用する場合

注意事項

VirtualPCCenter 6.0でWindows 10を使用する場合の動作環境および注意事項をPP・サポートポータルに掲載しています。仮想PCおよび端末でWindows 10を使用する場合、事前にこちらをご確認ください。

ESMPRO利用における注意・制限事項

注意・制限事項

SigmaSystemCenter で以下の装置を監視対象とする場合は、ESMPRO/ServerManager 6.03 以降のバージョンに必ずアップデートしてください。
装置:Express5800/R120f, R140f, T120f, B120f, E120f, R120g, T120g, B120g, E120g
対象製品: VirtualPCCenter 5.0, VirtualPCCenter 6.0
VirtualPCCenter 5.0 の場合
ESMPRO/ServerManager 6.0x の最新モジュールはこちらから入手してください。
SigmaSystemCenter は、 SigmaSystemCenter 3.3 Update1 をご使用ください。
SigmaSystemCenter 3.3 Update1 はこちらから入手してください。
VirtualPCCenter 6.0 の場合
ESMPRO/ServerManager 6.03 が同梱されています。
ESMPRO/ServerManager 6.0x の最新モジュールはこちらから入手可能です。
VirtualPCCenter 5.0, VirtualPCCenter 6.0 共通
管理対象サーバが Hyper-V 環境 の場合は、SigmaSystemCenter 専用 ESMPRO/ServerAgent をインストールしてください。
SigmaSystemCenter 専用 ESMPRO/ServerAgent はこちらから入手してください。
Express5800/R120f, R140f, T120f, B120f, E120f 以前の Express5800 サーバは、VirtualPCCenter に添付されている ESMPRO/ServerManager の不具合を修正した最新バージョンをご使用ください。
対象製品: VirtualPCCenter 4.0, VirtualPCCenter 4.1, VirtualPCCenter 4.2, VirtualPCCenter 4.3
ESMPRO/ServerManager 5.7x の最新モジュールはこちらから入手してください。
対象製品: VirtualPCCenter 5.0, VirtualPCCenter 6.0
ESMPRO/ServerManager 6.0x の最新モジュールはこちらから入手してください。

仮想PCサーバでHyper-Vを使用する場合

制限事項

1. Hyper-V サーバをクラスタ化した場合に、サーバ間で複数回 VM の移動を行うと、MAC アドレスが重複する場合があります。
対象製品: VirtualPCCenter 4.0 以降
Hyper-Vサーバをクラスタ化した場合、サーバ間で VM を移動後に VM を再起動すると、VM に割り当てられたMACアドレスが変更されます。複数回 VM の移動を行うことで、MAC アドレスが重複する場合があります。

詳細:

既定の設定では MAC アドレスの重複割当が発生する可能性が高いため、各 Hyper-V サーバに設定されている MAC アドレスの範囲を広げる事を推奨します。

MAC アドレスの範囲の既定値は、各 Hyper-V サーバ毎にアドレス 256 個分で設定されています。

VM の新規作成や、VM を他サーバから移動後に再起動などを行うと、新しい MAC アドレスが割り当てられますが、MAC アドレスは範囲の最小値から順に割り当てられ、最大値に到達すると最小値に戻る仕組みとなっています。

2巡目以降では、同一サーバ上にある電源 ON 状態の VM で使用されている MAC アドレスはスキップされますが、他のサーバ上にある VM や電源 OFF 状態の VM と同じ MAC アドレスは割り当てられてしまいます。

この理由から、既定値の 256 個では重複割当が発生する可能性が高いため、仮想ネットワークマネージャー の MAC アドレスの範囲設定にて下記の設定を行い、MAC アドレスの範囲を広げることを推奨します。

  • 1~3 オクテット目は、変更しないことを推奨。
  • 4 オクテット目は、サーバ毎に異なる値を設定。最小と最大は同じ値を設定。
  • 5~6 オクテット目は、最小に 00-00 を、最大に ff-ff を設定。
なお、VM の個体識別に MAC アドレスを利用しているソフトウェアを使用する場合、上記のMACアドレスが変更される場合を考慮し、事前に十分な評価を行ってください。

VirtualPCCenter 4.1以降では、下記の注意事項 1 に記載されている「MAC アドレスプール機能」の設定を有効にして、Hyper-V 上に作成される VM の MAC アドレスを静的に設定してください。
2. DHCP を使用している Hyper-V サーバをクラスタ化した場合に、サーバ間で複数回 VM の移動を行うと、IP アドレスが枯渇することがあります。
対象製品: VirtualPCCenter 4.0 以降
Hyper-V サーバをクラスタ化した場合に、サーバ間で VM を移動後、VM を再起動すると、VM に割り当てられた MAC アドレスが変更されます。複数回 VM の移動を行うことで、MAC アドレスが重複する場合があります。

DHCP 環境で上記の現象が発生すると、IPアドレスが枯渇する場合があります。

DHCP を使用する場合は、MAC アドレスが変更されるたびに IP アドレスが払い出されることを考慮し、IP アドレス割り当て範囲には十分な余裕を持たせること、リース期間は極力短くすることを推奨します。

特に、負荷分散機能などを使い VM を積極的にサーバ間で移動させる場合は、一般的に IP アドレスの消費が増大するため、十分注意してください。

DHCP 環境において、Revert / Reconstruct や、VM の再起動を行う場合、直前のそれらの操作からの間隔は、IP アドレスのリース期間に対して十分に長い期間をおいて実施することを推奨します (DHCP は、リース期間が過ぎても、直ぐにリーステーブルから削除するとは限らないため、間隔には十分な余裕を持たせてください)。

また、ハードウェア障害などで VM がフェイルオーバーした場合は、DHCPのリーステーブルから旧 IP アドレスを手動で削除することを推奨します。

VirtualPCCenter 4.1以降では、下記の注意事項 1 に記載されている「MAC アドレスプール機能」の設定を有効にして、Hyper-V 上に作成される VM の MAC アドレスを静的に設定してください。
3. 仮想 PC サーバが Hyper-V サーバで構成されている環境において、SSC のジョブを大量に実行すると、ごくまれに、SSC のサービスが OutOfMemory エラーなどで異常終了することがあります。
対象製品: VirtualPCCenter 4.0 以降
本事象は、SSC サービスの再起動で回避することができます。以下のいずれかの方法にて対処してください。

方法1: SSC サービスを手動で再起動する方法

計画停止・非計画停止にかかわらず、Hyper-V サーバが停止した場合は、以下の手順で実施してください。

    1. Windows の[スタート]メニューをクリックします。
    2. [ファイル名を指定して実行]をクリックします。
    3. [名前]ボックスに "Services.msc" と入力します。
    4. [OK]をクリックします。
    5. サービス MMC スナップインが表示されるので、"PVMService" サービスの状態を確認してください。開始状態の場合は、SSC で実行中のジョブがないか確認し、サービスを再起動してください。停止状態の場合は、サービスを開始してください。

方法2: SSC サービスの自動再起動をあらかじめ設定しておく方法

  1. Windows の[スタート]メニューをクリックします。
  2. [ファイル名を指定して実行]をクリックします。
  3. [名前]ボックスに "Services.msc" と入力します。
  4. [OK]をクリックします。
  5. サービス MMC スナップインが表示されるので、"PVMService" サービスのプロパティを開きます。
  6. [回復]タブをクリックします。
  7. [最初のエラー]、[次のエラー]、および[その後のエラー]に対するコンピュータの応答を "サービスを再起動する" に設定し、[サービスの再起動 ...分後に行う]を "1" に設定した後、[OK]ボタンをクリックします。
※この場合は SSC サービスの OutOfMemory エラーなどのイベントログが記録される場合があります。

なお、SSC サービスが異常終了した場合、SSC のジョブが失敗することがあります。SSC の画面やジョブの実行結果を確認し、失敗しているジョブやサービス再起動前から実行中のジョブがあれば、ジョブを再実行してください。

注意事項

1. Hyper-V 上に作成される VM の MAC アドレスを静的に設定するには、「MAC アドレスプール機能」の設定を有効にする必要があります。
対象製品: VirtualPCCenter 4.1 以降
「MAC アドレスプール機能」は、既定では無効に設定されています。 有効にすることで、VM 移動を行っても MAC アドレスの変更が行われなくなり、VM 作成時には MAC アドレスが自動的に設定されるようになります。

設定方法につきましては、製品メディア内の SigmaSystemCenter コンフィグレーションガイドにて「MAC アドレスプール機能を設定するには」の項をご参照ください。
2. Hyper-Vクラスタの環境でVM移動(Storage Migration)を実行後、VM移動(Quick Migration)などの操作を実行すると、SigmaSystemCenterから仮想マシンに対してすべての操作が行えなくなります。
対象製品: VirtualPCCenter 4.3, VirtualPCCenter 5.0, VirtualPCCenter 6.0
Hyper-Vクラスタ環境上で、VM移動(Storage Migration)を実行した仮想マシンに対して、VM移動(QuickMigration)やVM削除などの操作を実行するとエラーになり、SigmaSystemCenterから仮想マシンに対してすべての操作が行えなくなります。また、収集を実行すると仮想マシンの登録が削除されます。
エラー発生後、現象を回避するには仮想マシンの再作成が必要です。
VirtualPCCenter 4.3 の場合
注意事項となります。仮想PCサーバのOSがWindows Server 2012の場合、Hyper-Vクラスタ環境上では、VM移動(Storage Migration)は実行しないでください。
VirtualPCCenter 5.0、VirtualPCCenter 6.0 の場合
復旧方法や修正モジュールが公開されています。詳細はこちらをご確認ください。

仮想PCサーバでVMwareを使用する場合

注意・制限事項

1. VirtualPCCenter 4.0 にて VMware vSphere 5.0 を使用される際は、SigmaSystemCenter 3.0 の各バージョンによって、アップデート適用が必要となります。
対象製品: VirtualPCCenter 4.0
アップデート対象モジュールバージョン
SigmaSystemCenter 3.0-18384
SystemProvisioning 6.00.0021
SystemMonitor 性能監視 5.0.1022.0
アップデートモジュール
SSC0300-0003 (前提パッチ SSC0300-0002)

SigmaSystemCenter 3.0 アップデートモジュールにおける注意・制限事項は、VirtualPCCenter 4.0 へもそのまま適用されます。詳細に関しましては、上述アップデートモジュールのリリースメモをご確認ください。
2. VirtualPCCenter 4.2 にて VMware vSphere 5.1 を使用される際は、SigmaSystemCenter 3.1 の各バージョンによって、アップデート適用が必要となります。
対象製品: VirtualPCCenter 4.2
アップデート対象モジュールバージョン
SigmaSystemCenter 3.1-20825
SystemProvisioning 6.1.0010
DeploymentManager 6.10
アップデートモジュール
SSC0301-0001 (前提パッチ なし)

対象製品「SigmaSystemCenter 3.1 Standard Edition」の項よりダウンロードしてください。
SigmaSystemCenter 3.1 アップデートモジュールにおける注意・制限事項は、VirtualPCCenter 4.2 へもそのまま適用されます。詳細に関しましては、上述アップデートモジュールのリリースメモをご確認ください。
なお、Windows 8 は未サポートとなります。

制限事項

1. VMware vSphere 5 以降の環境において、仮想 PC 作成時にホスト名が設定されない場合があります。
対象製品: VirtualPCCenter 4.0 以降
下記のNECサポートポータル技術情報をご確認ください。
【VirtualPCCenter 4.0以降】 VMware vSphere 5 以降の環境において、仮想 PC 作成時にホスト名が設定されない場合があります。

VPCC管理サーバでSQL Server 2014を使用する場合

制限事項

1. SQL Server 2012、またはSQL Server 2008 R2からアップグレードする必要があります。
対象製品: VirtualPCCenter 5.0
SigmaSystemCenterのデータベースにSQL Server 2014を使用する場合、SQL Server 2012、またはSQL Server 2008 R2を使ってSigmaSystemCenter 3.3をインストール後、SQL Server 2014にアップグレードする必要があります。

SigmaSystemCenter管理サーバを新規に構築する場合
SigmaSystemCenter 3.3インストール時のコンポーネントの選択画面で、Microsoft SQL Server 2012 Expressのチェックを外さないで下さい(チェックが外れている場合は、チェックを付けて下さい)。SigmaSystemCenter 3.3と一緒に、SQL Server 2012 SP1 Expressがインストールされます。
その後、SQL Server 2014にアップグレードして下さい。
SigmaSystemCenter 3.3へのバージョンアップと同時に、SQL Server 2012、またはSQL Server 2008 R2から、SQL Server 2014へアップグレードする場合
先にSigmaSystemCenter 3.3にバージョンアップして下さい。
その後、SQL Server 2014にアップグレードして下さい。
SQL Server 2014へのアップグレード手順は、下記の情報を参照して下さい。
SigmaSystemCenter 管理サーバのデータベースとして製品版のSQL Serverを利用できますか?

VPCCクライアント管理オプション

制限事項

1. クライアント管理オプション マネージャ サービスの使用メモリが微量に増加することがあります。
対象製品: VirtualPCCenter 2.2 以降
本事象は、クライアント管理オプション マネージャ サービスの再起動で回避することができます。以下のいずれかの方法にて対処してください。

  1. Windows の[スタート]メニューをクリックします。
  2. [ファイル名を指定して実行]をクリックします。
  3. [名前]ボックスに "Services.msc" と入力します。
  4. [OK]をクリックします。
  5. サービス MMC スナップインが表示されるので、"CMOManager" サービスの状態を確認してください。開始状態の場合は、サービスを再起動してください。停止状態の場合は、サービスを開始してください。
  • "CMOManager" サービスが停止状態の場合、仮想PCへの自動接続は行えません。また、"CMOManager" サービスを再起動後、60秒間は仮想PCへの自動接続は行えません。
  • 既に接続済みの仮想PCは、"CMOManager" サービスの再起動を行っても、そのまま利用可能です。