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変わる鉄道メンテナンス
技術をつなぐ、ミライへつなぐ

列車巡視支援システム/三次元点群データ取得ソリューション

労働人口が減少する情勢下、鉄道設備メンテナンスの品質を保ち続けるために「人」中心から「人+システム」による業務へ変革していく必要があります。
NECの列車巡視支援システムでは、こうした変革を実現でき、安全安心な鉄道運行をサポートします。

列車巡視支援システムの特徴

営業列車等の先頭にステレオカメラ(工事不要型)を取り付け、映像を取得します。取得した映像はモバイル通信(LTE等)で機器室へ伝送され、画像解析により設定した検知枠内の支障物や環境・物体の変化を自動で検知します。
これにより、支障事故の未然防止や巡視業務の効率化が図れ、技術者減少の中でも安全・安心な鉄道運行を維持することに貢献します。

列車巡視支援システム ご提案背景

提供機能

提供機能概要

支障物検知

設定された検知枠内にある支障物を検知します。
(例)建築限界にかかる樹木、傾いた標識および柵など

支障物検知機能

差分検知

前回の映像と今回の映像を比較し発生した差分を検知します。
(例)仮設物や諸標の傾き、沿線環境の変化など

差分検知機能

三次元点群データの生成・利活用

撮影した映像から高精度な三次元点群データを取得します。
また、営業列車にカメラを搭載して映像撮影を行うため、高頻度に取得が可能です。
取得した三次元点群データにより、従来現場で行っていた様々な業務がデジタルツイン上で実現可能となります。
(例)
  信号等の見通し距離の測定
  ホームや電柱などの離隔の測定
  道床形状の異常検知
  軌道変位の測定

点群データの活用事例

ビューア画面イメージ

システム構成図

提供価値

列車巡視支援システムでは以下の価値を提供します。

  • 従来保守員が列車に乗車して実施している列車巡視業務を自動化、効率化
  • メンテナンス品質を担保し、安全安心な鉄道運行を支援

これにより巡視結果の可視化が可能となり、生産性の向上に貢献します。

また、列車巡視支援システムの技術を活用して高頻度・高精度に三次元点群データを取得することで、データ利活用の促進に対応可能です。

将来構想

系統を横断して安全運行支援および業務DXを実現する
映像解析ソリューションへ

本システムの導入により、鉄道沿線の三次元点群データを自動かつ高頻度に取得することができるため、人手をかけずにデジタルツインの構築が可能になります。
従来鉄道沿線に赴いて実施していた調査、測量、設計、点検等の様々な現場作業を自席にいながら安全かつ手軽にデジタル空間で行える、業務DXの実現を目指しています。

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