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セキュリティ

ICTプラットフォーム

2022年6月30日

人々が安心して暮らせる社会システムをつくる

「あらゆるシステムが安全に守られ、正常に動作し続けるためのプラットフォーム提供者」となること。それこそが、NECのセキュリティ領域が掲げる研究ビジョンです。社会システムは、いまやICTと不可分な時代になりました。NECのさまざまな技術も、人々の生活を支える社会インフラの領域で幅広く活用されています。サイバー攻撃やデータ漏洩などのリスクを徹底的に管理し、社会インフラとしての信頼性を担保することをめざして日々研究開発を進めています。
NECの強みは、社会インフラで長く取り組んで蓄積したノウハウや各領域での専門的な知見がある点です。現場で活用できる実用的なセキュリティシステムを創り出せることは、NECならではの特長と言えるでしょう。また、国際学会での論文採択も多く、先進的な技術を世に送り出しつづけています。

デジタルツインや世界をリードする暗号技術を活用

NECのセキュリティ領域研究では「システムセキュリティ」「データセキュリティ」「AIセキュリティ」という3つのテーマに取り組んでいます。システムセキュリティでは、デジタルツインによるセキュアなシステムの構築・運用をめざしています。データセキュリティではEnd to Endで暗号化したままデータ活用できる技術の研究を、AIセキュリティではAIへの攻撃を防ぐための技術研究を進めています。

主な研究技術

サイバー攻撃リスク自動診断技術

システムの構成に関するデジタルツインを構築し、シミュレーションによって悪用されやすい脆弱性や攻撃経路を可視化する技術です。NECのもつセキュリティ診断の知見をデジタル化しシミュレーション用のデータベースとして構築しています。

サイバー攻撃リスク自動診断技術

セキュアシステム自動設計技術

お客様の要件にもとづいて、セキュリティを考慮したシステムやネットワークを自動設計する技術です。NECがもつセキュアなシステム設計の知見をデータベース化することで、属人性や検討漏れのない設計を可能にしています。

軽量認証暗号

IoTセンサなど、CPUやメモリのリソースが少ない機器でも活用できる暗号技術です。これによりシステム全体の秘匿性をEnd to Endで担保します。NECでは理論上これ以上軽量化できない暗号技術を開発。2022年5月現在、NIST※の国際標準化コンペティションにおいてファイナリストに残っています。
※NIST:米国国立標準技術研究所

世界をリードする共通鍵暗号研究:峯松 一彦

秘密計算(秘密分散方式)

複数台のサーバーにデータを秘密分散し、秘匿化したままデータの分析を可能にする技術です。本技術はNECが世界の研究をリードしており、難関国際学会ACM Computer and Communications Security 2016 ではBest Paperを受賞しています。

情報を秘匿したままデータ解析ができる 秘密計算技術

秘匿生体認証(準同型暗号)

顔認証などで使われる生体特徴量を暗号化したまま認証し、個人情報である生体特徴量の漏洩リスクを低減する技術です。先に挙げた秘密分散方式に加え、複数台のサーバーを必要としない準同型暗号方式も実現しています。

高秘匿連合学習

複数の組織間でのデータ利活用を行う連合学習において、さらに高いセキュリティと分析精度を両立する技術です。秘密計算や攻撃シミュレーションを活用することで、攻撃に強く、精度劣化が少ない学習を実現し、学習結果であるAIモデルから元データが推測されてしまうリスクを排除します。

高秘匿連合学習 プライバシー・機密情報保護とAI活用を両立

求める人材像
お客様の喜びにやりがいを見出せる研究者へ


NEC
セキュリティ領域
セキュアシステムプラットフォーム研究所 ディレクター
藤田 範人

セキュリティ技術はいま非常に速いスピードで進化を続けています。ですから、研究者には常に新しい技術への興味をもち、学び続ける姿勢が必要です。私たち研究所も、新しい技術への対応は柔軟に行っています。実際、「AIセキュリティ」のテーマは、当時世界に生まれつつあったAIへの攻撃というトピックに危機感をもった若手研究者の自発的な提案から生まれました。
また、セキュリティ技術は、個々の技術だけでは売れにくいものです。適切なシステムに組むことで、初めて価値が生まれます。「このシステムのここに、Xという技術を組み込めばこんないいことがある」と想像力を働かせること。さらに、スピーディに提案やデモに落とし込み、お客様の反応を見ながら改善を繰り返せるような姿勢も重要です。深い知識の追求と並行して、お客様への提案や課題解決に喜びを見出せるような人は、楽しんで活躍できるのではないかと思います。

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