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カラーマネジメントディスプレイに関するよくあるご質問(FAQ)

全般

Q1写真のレタッチに使います。まず始めに何をすればよいですか?
A1

取扱説明書に従ってパソコンに接続したら、まず始めにディスプレイを"Adobe®RGB (PAシリーズのみ)"か、"sRGB"に設定しましょう。 コンパクトデジカメやスマートフォンの写真、またはミラーレス、デジタル一眼レフなどで"sRGB"に設定した写真データの場合は"sRGB"、ミラーレス、一眼レフなどで"Adobe®RGB"に設定した写真データ、またはRAWデータの現像などでディスプレイの色域を活かしたい場合は"Adobe®RGB"を選びます。

new window専用ホームページからMultiProfiler®をダウンロードし、パソコンにインストールしてください。MultiProfiler®の画面で"Adobe®RGB"または"sRGB"のボタンを押せば、レタッチ作業に適した状態にディスプレイを設定できます。
Adobe社製 PhotoshopシリーズなどレタッチやRAW現像に使うソフトウェアは、上記の設定後に起動することをおすすめします。

Q2メールやWebサイトの閲覧や、通常のオフィス作業に適した表示はできますか?
A2

はい。これらの作業には、"sRGB"の設定がおすすめです。 ディスプレイの上下キーや、MultiProfiler®から"sRGB"を選択してください。
ディスプレイの明るさを調節することで、目の疲れを軽減することができます。一般的にはディスプレイの隣に白い紙を置いて、その紙と同じか暗めに感じる程度に設定します。
OSDやMultiProfiler®の"ブライトネス"で調節してください。

Q3USBのカラーセンサを所有していません。ディスプレイの経時変化の補正はできますか?
A3

PAシリーズをお使いの場合、SELF COLOR CORRECTION機能を使い、補正することができます。
一般的な用途では、3ヵ月~6ヵ月に一度の実行をおすすめします。
Pシリーズをお使いの場合、経時変化の補正にはSpectraView® IIとLCD-MDSVSENSOR®3などのカラーセンサを使い、キャリブレーションを行ってください。

Q4カラーマネジメントディスプレイのマニュアル (取扱説明書)はどこにありますか?
A4

ディスプレイの付属CD-ROMの中にPDF形式で入っています。もしくは、new windowこちらからダウンロードできます。

Q5アナログ(D-sub)入力の対応解像度が知りたい。
A5

取扱説明書の"アナログ信号サポートタイミング"を参照ください。

Q6ディスプレイ上の文字が小さくて読みづらいです (Windows)
A6

WindowsのDPIスケールを変更することで文字の大きさを調節することができます。

MultiProfiler®

Q1MultiProfiler®で何ができますか?
A1

MultiProfiler®では、外部のカラーセンサを用いずに、ディスプレイをお好みの色に調節したり、カラーマネージメントに必要な各種の色設定、他の装置の色のイメージの再現、その他、ディスプレイの各種設定をパソコン上でマウス操作により行うことができます。

Q2MultiProfiler®がうまく動きません。
MultiProfiler®の動作中にエラーがでます。
A2

MultiProfiler®は、ディスプレイとの通信にDDC/CIと呼ばれる方式を使っていますが、お使いのパソコン、ビデオカードの種類などによりうまく動作しないことがあります。
その場合、市販のUSB2.0対応ケーブルでパソコンとディスプレイを接続し、MultiProfiler®を再起動してください。

Q3MultiProfiler®の最新版はどこで入手できますか?
A3
Q4MultiProfiler®で輝度を下げた(上げた)時に、スライダーの下に黄色い注意マークが出ます。
A4

この注意マークは、バックライトで調節可能な明るさの範囲を超えた場合に表示されます。
輝度を下げて出た場合: 調節可能な範囲を超えたため、デジタル処理を使って輝度を落としています。画質の劣化を最小限に抑える設計となっているため基本的にはそのままお使いいただくことができますが、コントラストが低下している可能性があります。
輝度を上げて出た場合: 調節可能な範囲を超えたため、ムラ補正(UNIFORMITY)の設定を変更しています。そのままお使いいただくことができますが、画面内の均一性が低下している可能性があります。 なお、バックライトで調節可能な明るさの範囲は、白色点やムラ補正の設定などにより異なるため、一定の値ではありません

Q5MultiProfiler®でピクチャーモードの切替えや設定を行ったあとに「ICCプロファイルが更新できませんでした」というエラーが出ます。(Windows)
A5

Windows標準のフォトビューアーなどで画像を開いている場合にこのエラーが出ることがあります。
フォトビューアーなどのアプリケーションを閉じてから再度MultiProfiler®を操作してください。

SpectraView® II

Q1SpectraView® IIで何ができますか?
A1

SpectraView® IIでは、お手持ちのカラーセンサを基準として、ディスプレイを望みの目標値に設定、同時に経時変化による色の変化の補正を行うことができます(ディスプレイのキャリブレーション)。
また、キャリブレーションの履歴が残せるため、ディスプレイの色の精度管理を行いたいプロフェッショナルの用途に特におすすめします。
他の表示装置のICCプロファイルの作成も行えるため、「ICCプロファイルエミュレーション機能」のためのプロファイルを作成することができます。

Q2SpectraView® IIの最新版はどこで入手できますか?
A2

ダウンロードするためには、ユーザー登録が必要です。詳しくはnew windowSpectraView II ダウンロードページをご覧ください。

Q3現在、SpectraNaviを使用しています。SpectraView® IIにアップデートできますか?
A3

はい。SpectraNavi-Jをお持ちの場合、カラーキャリブレーションソフトSpectraView® IIに無償アップデート(ダウンロード)することが可能です。
詳しくはnew windowSpectraView II ダウンロードページをご覧ください。

Q4SpectraView® IIがうまく動きません。
SpectraView® IIの動作中にエラーがでます。
A4

SpectraView® IIは、ディスプレイとの通信にDDC/CIと呼ばれる方式を使っていますが、お使いのパソコン、ビデオカードの種類などによりうまく動作しないことがあります。
その場合、市販のUSB2.0対応ケーブルでパソコンとディスプレイを接続し、SpectraView® IIを再起動してください。

Q5SpectraView® IIが、接続したカラーセンサを認識しません。
A5

カラーセンサ製造元のソフトウェアが起動もしくは常駐していませんか?そのソフトウェアがカラーセンサを占有している場合がありますので、そのソフトウェアを終了してから、SpectraView® IIを再起動してください。
また、DTP94やSpyder2/3など一部のセンサをお使いの場合、Windows7以降およびMac OS 10.6以降ではカラーセンサの製造元からドライバが提供されていないため、SpectraView® IIでも動作させることができません。

Q6SpectraView® IIの対応カラーセンサを教えてください。
A6

対応カラーセンサは、SpectraView® IIのユーザーマニュアルに掲載しています。最新のユーザーマニュアルはnew windowSpectraView II ダウンロードページをご覧ください。
なお、DTP94やSpyder2/3などのセンサをお使いの場合、Windows7以降およびMac OS 10.6以降ではカラーセンサの製造元からドライバが提供されていないため、SpectraView® IIでも動作させることができません。

Q7キャリブレーションをしたが、画面が赤い (黄色い)
A7

一部のカラーセンサに用いられるカラーフィルタが経時変化などで変色している可能性があります。カラーセンサの販売元にお問い合わせください。
一般にカラーセンサは高温多湿や衝撃に弱いため、保管や取扱いにご注意ください。

Q8SpectraView® IIでカラーセンサを使う場合、カラーセンサに付属のアプリケーションやドライバのインストールは必要ですか?
A8

SpectraView® IIのインストーラにセンサのドライバも含まれるため、通常はカラーセンサに付属のアプリケーション、ドライバをインストールする必要はありません。
Windowsでセンサを初めて接続した時にドライバが見つからない場合、SpectraView® IIのインストールフォルダー以下を指定してドライバの検索を行ってください。

OSD

Q1OSDでブライトネスを下げた(上げた)時に、数値がピンク(マゼンタ)で表示されます
A1

MultiProfiler®の輝度の注意マークと同様です。MultiProfiler®の項目を参照ください。

Q2OSDでブライトネスを調節した時に、数値が点滅しています。
A2

数値が点滅している間は、ディスプレイ内蔵のフィードバック回路がその明るさに調節しています。しばらく待ち、調節が終わると点滅が止まります。
ブライトネスを上げた時に点滅が止まらない場合は、設定されたブライトネス値が高すぎるためその明るさに設定できない状態です。点滅が止まる範囲までブライトネスを落としてご使用ください。
実現可能なブライトネス値はバックライトの劣化状態などにより異なります。

Q3OSDでRED, GREEN, BLUEの値がピンク(マゼンタ)で表示されます。
A3

設定された色域が、お使いのディスプレイの液晶パネルで表示可能な範囲を超えています。そのままお使いいただくことができますが、R, G, B原色に近い部分で正しい色再現が得られない可能性があります。

ICCプロファイルエミュレーション

Q1PA/Pシリーズの色を、他のディスプレイの色に合わせることはできますか?
A1

「ICCプロファイルエミュレーション機能」を使って、他のディスプレイなど表示装置の色のイメージをPA/Pシリーズのディスプレイ上に再現できます。
こちらを参考に、設定してください。

Q2ICCプロファイルとは何ですか?
A2

ICCプロファイルとは、ディスプレイやプリンタなどの装置の色に関する特性が記述されたデータです。主に、特性の違う各装置間で色をやりとりする、"カラーマネージメント"で色の変換を行うためのデータとして用いられます。
PA/Pシリーズでは、MultiProfilerやSpectraViewIIを用いることにより、ディスプレイの設定に応じたICCプロファイルが自動的に生成、OSなどに設定されるため、普段は意識せずに正しいカラーマネージメントを行うことができます。
また、「ICCプロファイルエミュレーション機能」、「印刷エミュレーション機能」では、再現したい装置のICCプロファイルを利用することで、それらの色のイメージをディスプレイ上に再現しています。

Q3「ICCプロファイルエミュレーション機能」とは何ですか?
A3

「ICCプロファイルエミュレーション機能」とは、表示装置のICCプロファイルを利用して、他のディスプレイの色のイメージをPA/Pシリーズ上に再現する機能です。
マルチディスプレイで各ディスプレイの色を合わせたい、デジタルサイネージのコンテンツを作成する時に、大型ディスプレイの色の色のイメージを確認したい場合などに利用できます。詳しくはこちらをご参照ください。

Q4ICCプロファイルエミュレーションに使うプロファイルはどこから入手できますか?
A4

対象となるディスプレイのCD-ROMや、メーカーのWebサイトなどからダウンロードする方法がもっとも簡単です。
ただしそうしたプロファイルは、その装置の代表的な色が設定されていることが多いため、必ずしも高精度なマッチングが行えない場合があります。その場合は、SpectraViewIIなどのキャリブレーションソフトとカラーセンサを使用して作成したICCプロファイルを使用することで、より精度の高いマッチングが行うことができます。

印刷エミュレーション

Q1ディスプレイとインクジェットプリンタなどのプリントの色を合わせられますか?
A1

「印刷エミュレーション機能」を使って、お使いのプリンタ、用紙の色にディスプレイの色を近づけることができます。
こちらを参考に、設定してください。

Q2「印刷エミュレーション機能」とは何ですか?
A2

「印刷エミュレーション機能」とは、プリンタなどのICCプロファイルを利用して、プリントや印刷後の色のイメージをディスプレイ上に再現する機能です。
写真のレタッチなどを行う際にこの機能を設定しておくことで、ディスプレイ上であらかじめ印刷後の色をプレビューできるため、思い通りの色にプリントしやすくなります。

Q3印刷エミュレーションで、マッチングの精度を上げるにはどうしたら良いですか?
A3

「印刷エミュレーション」はプリンタのICCプロファイルに記載された色をディスプレイ上に正確に表示する機能ですが、実際に紙と比較する場合には紙の色が環境光の影響を大きく受けるため、環境光を整えることでマッチングの精度を上げることができます。
また、ICCプロファイルを自作することで、お使いのプリンタなどの個体差まで含めたマッチングを行うことが可能になります。
プリンタのICCプロファイルの作成には、ビデオジェット・エックスライト社製のi1Proなどのツールを用いることができます。

色覚エミュレーション

Q1「色覚エミュレーション機能」とは何ですか?
A1

「色覚エミュレーション機能」とは、色弱者が持つ色の特性をディスプレイ上に再現する機能です。
DTPなどや各種デザインの段階でこの機能を用いることにより、さまざまな色覚タイプの方が見分けやすい配色を行う、「カラーユニバーサルデザイン」に配慮したデザインを行うことができます。
PA/Pシリーズは、NPO法人 カラーユニバーサルデザイン機構 (CUDO)により「CUD支援ツール」として認定されています。 Webデザイン、公の発行物、教科書、案内図、標識など、あらゆるデザインの場面でこの機能を利用することをおすすめします。