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NEC、コアミックスとル・スポールと共に「空間音響MR™」を活用した観光案内サービスを米沢市で開始
2020年11月5日
日本電気株式会社
株式会社コアミックス
有限会社ル・スポール
日本電気株式会社(以下NEC)および株式会社コアミックス、有限会社ル・スポールは、SSMRビジネス推進コンソーシアム(https://ssmr.jp、注1)を通じて、「空間音響MR ™(Space Sound Mixed Reality、以下SSMR)」を活用した観光案内サービスを、山形県米沢市で2020年11月6日から開始します。
SSMRは、音響定位技術やAR(拡張現実)技術を活用したもので、2020年2月に香川県の善通寺でサービス実証を行いましたが、商用サービスへの導入は今回が初めてです。
本サービスでは、専用イヤホンから流れる音声と、スマートフォンを活用したAR映像を組み合わせて、現実世界の風景とバーチャル空間を融合させながら、観光名所のガイドを行います。今回SSMRを用いて提供するコンテンツは、米沢で晩年を過ごした戦国時代の武将、前田慶次を描いた漫画「花の慶次」のキャラクターによるナビゲーションを楽しみながら観光名所を巡るサウンドアトラクションです。「道の駅米沢」をスタートし、堂森善光寺(どうもりぜんこうじ)、慶次清水(けいじしみず)、上杉神社と3か所を巡ります。
本サービスは利用者個々のスマートフォンの位置情報に基づいて音声ガイドが流れるため、集団での行動を避けながら観光名所を巡ることが可能となっており、New Normal時代の観光スタイルを実現します。また、デジタル技術の活用により地域の観光資源に新たな価値を加えることで、観光産業や地域経済の活性化に貢献します。
SSMRは、NEC独自技術である音源を空間に仮想的に固定する音響定位技術を活用しています。顔の向きに関わらず一定の方向から音が聞こえるため、周囲のモノから実際に語り掛けられているような効果を演出することができます。また、仮想的なエリアの境界を作るジオフェンスを独自ノウハウに基づき設定し、利用者の詳細な位置情報や動きに基づいて音声コンテンツの起動タイミングを制御します。さらにAR映像を組み合わせることで、現実世界の風景とバーチャル空間が融合した新たな体験を実現します。
提供サービスの概要
- コンテンツ名:「VoiCineWalk(ボイシネウォーク、注2) 花の慶次 ~米沢傾奇巡り(よねざわかぶきめぐり)~」
- 実施場所:道の駅米沢(受付、スタート地点)、堂森善光寺、慶次清水、上杉神社
- サービス開始日:2020年11月6日
- ナビゲーター(声の出演):米沢市のおしょうしな観光大使 角田信朗
- 利用料金:1,980円(税込み)

NECは、SSMRを活用したサービス事業を促進するコンソーシアムをNECを含む6社の幹事会社(注3)とともに2020年2月に立ち上げ、サービス導入を進めています。今回の米沢市のサービスは、商用サービス第一号となります。
今後も、SSMRを活用した多様なサービスを全国の観光名所などに展開し、地域の活性化に貢献します。
以上
- (注1):地域活性化に貢献する「空間音響MR™」サービス事業促進のためコンソーシアムを設立、第一弾として香川県「善通寺」でサービス実証を開始
https://jpn.nec.com/press/202002/20200204_01.html - (注2):専用のイヤホンを装着しながら歩くことで、いろんなキャラクターと一緒に楽しく遊び、学びながら、バーチャルな空間を体験できるサウンドアトラクション
- (注3):日本電気株式会社、株式会社コアミックス、総合商研株式会社、一般社団法人日本地域情報振興協会、株式会社フレッシュハーツ、有限会社ル・スポール
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NECネットワークサービス企画本部
E-Mail:contact@nwsbu.jp.nec.com

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誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します。
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