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飲食店の人件費削減を実現するPOSレジの「セルフオーダーシステム」とは?
NECがゼロからつくり直したサブスク型POS2019年8⽉ 公開
はじめに
飲食店の経営者にとって、経費節減は常に念頭にある課題の1つと言えるでしょう。
そして、様々な経費のうち、最近ではITシステムを活用して業務効率化を図ることで、限られた人員での店舗運営を実現して人件費を削減する店舗が増えつつあります。そして、具体的なITシステムの1つが、タブレット端末などからお客様が自ら注文を行う「セルフオーダーシステム」を搭載したPOSレジです。
そこで、本コラムでは、POSレジの「セルフオーダーシステム」の特長や導入効果について紹介します。
セルフオーダーシステムとは
セルフオーダーシステムとは、テーブルに設置されたセルフオーダー端末(注文端末)を操作することで、お客様自身の手で料理や飲み物などを注文できる機能のことです。「テーブルオーダーシステム」や「テーブルトップオーダーシステム(TTO)」と呼ばれることもあります。
セルフオーダーシステムを導入すると、ホールスタッフがオーダーを受ける必要がなくなるため、人件費の削減や注文品の迅速かつ正確な提供による顧客満足度の向上といった効果を期待できます。さらに、多言語表示に対応している製品を導入した場合には、近年急増している訪日外国人旅行者に対するインバウンド対策につながることも見逃せません。
このようなセルフオーダーシステムの導入効果について、次項でさらに詳しく解説します。
セルフオーダーシステムの導入効果
1. 人件費の削減
通常のオーダー業務は、ホールスタッフが各テーブルとキッチンを往復して、オーダー内容をキッチンへと共有する必要があります。そのため、席数が多かったり、2階席や個室のある店舗の場合には、ホールスタッフの移動距離が長くなり、オーダー内容の共有や次のオーダーを受けるまでにタイムロスが発生しがちです。
しかし、セルフオーダーシステムを導入すれば、ホールスタッフが各テーブルに赴く必要がなくなるため、オーダー業務を大幅に効率化することができます。その結果、限られたホールスタッフ数で店舗運営ができるようになるため、人件費の削減につながります。
また、お客様自身が入力した注文内容は直接キッチンへと共有されるので、注文内容の聞き間違いや抜け漏れといったヒューマンエラーの防止という効果も期待できます。
さらに、新たにホールスタッフを採用した場合にも、オーダー業務に関する丁寧なトレーニングが不要になるため、研修期間を短縮することができるでしょう。
2. インバウンド対策
年々増加する訪日外国人旅行者の中には、日本食に対する関心が高いという人も少なくありません。そんな訪日外国人旅行者の取り込みは、売上増を目指す上で重要な要素です。
その際に課題となるのが、言語対応です。メニュー表記やオーダー受けといったシーンで、外国語でのコミュニケーションに対応していなければ、訪日外国人旅行者を取り込むことは難しいでしょう。
一方で、読者の皆さんの中には、慢性的な人手不足の中で、外国人スタッフの採用を検討するに至ったという方もいらっしゃるのでは?外国人スタッフは、訪日外国人旅行者が来店した際には貴重な戦力になります。とはいえ、日本語に不慣れな場合、日本人客が来店した場合にスムーズな対応が難しくなる可能性も否めません。
しかし、これらの課題は、いずれも多言語対応のセルフオーダーシステムを導入することで解消できる可能性があります。
例えば、あらかじめ外国語のメニューを作成しておけば、外国人スタッフの有無にかかわらず、訪日外国人旅行者が来店した場合でもスムーズに注文することができるでしょう。また、導入によってホールスタッフによるオーダー受けそのものが不要になるので、日本語に不慣れな外国人も新たな人材として積極的に採用できるようになるでしょう。
3. 顧客満足度の向上
「混雑時には、ホールスタッフ数が足りなくなって、注文を待っている多くのお客様をお待たせしてしまっている…」
こうした状況が常態化してしまうと、顧客満足度の低下につながってしまうおそれがあります。
しかし、セルフオーダーシステムを導入すれば、お客様はホールスタッフの到着を待つ必要がなく、注文品が決まった時点で自ら注文することができます。また、注文内容はリアルタイムでキッチンに伝わるため、注文品の提供までに要する時間の大幅な短縮も期待できます。
そして、ホールスタッフは、これまでオーダー業務にあたっていた時間を、お客様に対してのよりきめ細かいサービス提供など、別の業務に割り当てられるようになります。その結果、店舗全体のサービスレベル向上が期待でき、顧客満足度の向上も見込めます。
セルフオーダーシステム搭載のPOSレジ選定での注意点
このように、飲食店にセルフオーダーシステムを搭載したPOSレジを導入することで、様々な効果が期待できます。そして最近では、セルフオーダーシステムをはじめ、飲食店の業務を効率化するための多様な機能を搭載したPOSレジが増えつつあります。
一方で、飲食店の中には、設定の複雑さや操作の難しさから、こうした便利な機能を活用しきれていないケースも目立ちます。また、ベンダーによっては、サービス拠点の数が十分ではないなど、万が一のシステムトラブルが起きた際の対応に疑問が残ることも…。
これらのことから、POSレジを選定する際には、セルフオーダーシステムなど店舗に必要な機能の比較と合わせて、「使いやすさ」や「サポート体制」についても十分に確認しておくことが重要です。
セルフオーダーシステム搭載のPOSレジなら、NECモバイルPOS
NECのモバイルPOSはiPadを活用したタブレット型で、セルフオーダーシステムを搭載するPOSレジをリーズナブルに導入することができます。タブレットは直感的に操作できるため、飲食店側の設定もスムーズに行えます。
セルフオーダー端末をテーブルと紐づける「テーブル管理」機能や、お客様が注文したメニューや合計金額を確認できる「注文履歴確認」など、飲食店にもお客様にも便利な機能が搭載されており、人件費削減や顧客満足度の向上が期待できます。
また、NECが長年開発を続けてきたノウハウを活かした設計のため、会計や売上管理などPOSレジの基本的な機能も万全。万が一のトラブルの際には24時間365日の電話対応と全国400ヵ所のサポート拠点で、地方の店舗でも迅速なサポートを受けることが可能です。
安心・安全に運用できるセルフオーダーシステムを搭載したPOSレジを検討している方は、ぜひ、お問い合わせください。
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