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横浜マリノス株式会社様


多様な職種の勤怠管理を“ワンシステム”で実現。
出退勤時間とPCログオン・ログオフ時間との乖離まで記録
- 業種:
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- サービス業
- 業務:
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- 人事・総務
- 経営企画
- 製品:
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- その他
- ソリューション・サービス:
-
- クラウド
- 働き方改革
事例の概要
課題背景
- 月末の出退勤表の集計が、管理部門の負担を増大
- 多様な職種が働く職場であるため、勤怠管理の効率化が困難であった
- 従業員の出退勤時間とパソコンのログオン・ログオフ時間との乖離まで記録する必要があった
成果
月末の出退勤集計の負担が大幅軽減
従業員の出退勤状況がリアルタイムにウェブ上で確認できるようになり、約3日かかっていた月末の集計が、約1日で完了できるようになった
出退勤の見える化で働き方改革が加速
全従業員の出退勤状況が分単位で精緻に“見える化”。残業時間や休日取得の状況がクリアになり、今後の働き方改革の課題も明確になった
導入ソリューション


パソコンによる打刻やモバイルタイムレコーダーなど設置環境に合わせた打刻機器を活用することで、さまざまな職種の従業員の勤怠管理をひとつのシステムで実現。「ログオン記録」と「データ分析」機能を連携することで、従業員が申請する出退勤時間と業務用パソコンのログオン・ログオフ時間との乖離まで記録できるようになっている。
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事例の詳細
導入前の背景や課題
手入力による出退勤表の月末集計が、管理部門の負担を増大
神奈川県の横浜市、横須賀市、大和市をホームタウンとし、サッカーの普及や選手の育成活動を通じた地域貢献などをクラブ理念に掲げるプロサッカークラブ「横浜F・マリノス」。Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)の活躍でもおなじみの同クラブを運営するのが、横浜マリノス株式会社様です。
同社では、プロサッカークラブの運営に加え、チームグッズの販売やサッカースクール運営などを展開。従業員の職種は、試合の運営スタッフ、チケット販売スタッフ、スクールコーチ、売店スタッフなど多岐にわたります。

総務・人事部
課長
佐伯 満氏
出勤時間や休日が異なるさまざまな職種の従業員が働いていることに加え、従業員が出退勤状況をエクセルの表に直接入力し提出するという勤怠管理スタイルをとっていたため、それを集計する管理部門には大変な工数がかかっていました。同社総務・人事部 課長の佐伯 満氏は当時の状況を次のように振り返ります。
「月末になると全従業員が出勤と退勤の時間を打ち込んだエクセルデータを、メールなどで送付してきます。送られてきた出退勤表のファイルを一枚一枚開いてはチェックし、記載ミスなどがあれば連絡し、修正してもらう。こうしたやり取りを毎月初に3日ほどかけて行っていました」
さらにプロサッカークラブの興行というビジネスの性質上、スタッフの振替出勤が頻繁に発生。その振替休日との突き合わせ作業も管理部門には大きな負担になっていたと言います。
このような中、働き方改革の推進を背景に、親会社の監査で、「従業員の出退勤状況をこれまで以上に正確に把握してほしい」と要請がありました。「従業員が申請する出退勤時間と、業務用パソコンにログオン・ログオフする時間との乖離まで、より精緻に記録する必要が出てきたのです」と佐伯氏は話します。
こうして2017年秋、同社では、従業員の出退勤状況をより正確かつ効率的に把握できる勤怠管理システムの導入を検討し始めました。
選択のポイント
導入スピードと初期費用、多様な職種に一元対応できる点を評価
横浜マリノス様が新しい勤怠管理システムとして選んだのは、NECのクラウド型勤怠管理システム「勤革時(きんかくじ)」でした。
「勤革時」の導入を決めた理由のひとつは「初期費用が不要で、導入までのスピードが速かったこと」だと佐伯氏は言います。
同社がこだわっていたのが、従業員の出退勤時間と業務用パソコンのログオン・ログオフ時間との乖離まで記録し、従業員の働き方を見える化することでした。こうした機能を他社に相談したところ、「システム開発に半年から一年近く必要で、開発費も数百万円かかるとのことでした」と佐伯氏は述べます。一方、「NECからは、初期費用はかからず、約3カ月で導入できると提示された」とし、これが大きな決め手となったと言います。
当時の「勤革時」には、同社の要望に該当する機能は搭載していませんでした。そこでNECは、オプション機能の「データ分析」と「ログオン記録」をバージョンアップすることで対応。約3カ月間(※)の短期導入を提案しました。さらに、従業員が申請する出勤時間とパソコンのログオン・ログオフ時間との乖離を記録することは、他のお客様にとっても有用であると判断し、無償でシステムを開発する方針をとりました。
(※通常「勤革時」の導入期間は、30日間の無料トライアル期間を含めた約1カ月間)
加えて、さまざまな職種の従業員をひとつのシステムで管理できることも、「勤革時」を選んだ理由のひとつだと言います。従来の勤怠管理システムでは、企業内に異なる職種の従業員が混在する場合、職種ごとに個別にシステムを開発する必要があり、初期費用がかさみます。一方クラウド上で出退勤データを一括管理する「勤革時」は、タイムレコーダーのほか、スマートフォンやパソコンなどさまざまな打刻機器を利用できるため、多様な職種の従業員の出退勤状況をワンシステムで管理でき、開発費も不要となります。
「例えば会社のカレンダーひとつとっても、クラブ運営スタッフは試合のスケジュールに合わせたものを使っていますし、店舗スタッフは店のシフトに合わせたカレンダーを使っています。こうしたさまざまなスケジュールや環境で働く従業員の出退勤をワンシステムで管理できることも、選定のポイントとなりました」
さらに佐伯氏は「勤革時」の利用料金についても、「『月300円×使った人数』という安価でわかりやすい料金体系で、従業員の急な増減に対応しやすい」と評価します。
導入後の成果
約3日かけていた月末の勤怠管理作業が、ほぼ1日で済むように
横浜マリノス様は、2018年2月に「勤革時」の導入を開始。トライアル期間を経た上で本格導入に踏み切りました。
佐伯氏は「勤革時」導入の成果として、管理部門の負担が大幅に減ったことを挙げ、以前約3日かかっていた月末の出退勤管理作業が「ほぼ1日で済むようになった」と説明します。
「従業員の出退勤状況をウェブ上でリアルタイムに見られるようになったことで、間違いなどがあればその都度指摘できるようになりました。全従業員の出退勤表を集め、一枚一枚チェックしていた以前の状態と比べると、大きく改善されています」
さらに「従業員の働いている状況が“見える化”できるようになったこと」も成果のひとつ。課題であった出勤時間とパソコンへのログオン・ログオフ時間との乖離を含め、出退勤状況が分単位までわかるようになりました。
「これまでは、8時25分に出勤していたとしても『8時半に出勤した』などざっくり記入して済んでいたのが、『勤革時』を導入したことで、分単位まで明確に記録されるようになりました。残業時間や休暇の取得状況がよりクリアになったことで、従業員自身が月末に残業時間をコントロールするなどの効果も出始めています」
佐伯氏は今後、“見える化”された従業員の出退勤の現状をもとに、有給休暇の取得を促すなど「働き方改革をさらに推進していきたい」と述べます。また、出退勤時間の記録ミスがあった場合に、従業員に向かって自動的にアラートを飛ばすなど、「勤革時」を活用したさらなる業務効率化への意欲も示してくれました。

NECお客様担当営業の声

パートナー・ソリューション営業本部
第一営業部
マネージャー
水野 雅也
勤怠管理システムを通じて、働き方改革の推進に貢献していきます
勤怠管理システム導入のご相談が増えていますが、一般的にクラウド型の勤怠管理サービスというと、「画一的にどのお客様にも同じものを提供する」というのが基本です。しかしNECでは、今回の横浜マリノス様のご要望のように、他のお客様にとっても有益な機能追加やアップデートは、可能な限りご要望にお応えしようという姿勢で取り組んでいます。特に労務管理に関する社会課題の解決に大きく貢献するものだと判断した場合は積極的に対応したいと考えています。
私たちは一社でも多くの皆さまと勤怠管理システムを通じて、働き方改革の推進により一層貢献していく所存です。「勤革時」にご興味をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。
お客様プロフィール
横浜マリノス株式会社
本部所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-6-3 DMS新横浜ビル5F |
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設立 | 1992年4月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 黒澤 良二 |
資本金 | 9,900万円 |
事業内容 | プロサッカークラブ運営、サッカースクール運営、チケット販売、関連グッズ販売 |
URL | ![]() |


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(2020年1月7日)
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