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企業・自治体の再生可能エネルギーを有効活用

NEC Energy Resource
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自己託送

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（実施効果の試算イメージ）

【Wisdom記事】脱炭素社会に向けたNECの新しい挑戦　
～再エネを使った「自己託送」でカーボンニュートラルを加速～

再生可能エネルギーを活用した脱炭素社会の実現に向けて

脱炭素社会実現に向けて、再生可能エネルギー発電や蓄電設備の普及・利用拡大が急速に進んでいます。

その中でも自社グループの拠点や自治体が保有する敷地などに太陽光発電設備などを設置し、発電した電力を自ら使用する自家消費や、別拠点へ託送する「自己託送」の取り組みが注目されています。
自己託送を行うことで、CO2排出量の削減や電気料金の削減、土地の有効活用といった効果が期待できます。

自己託送とは

自己託送とは、太陽光発電等の自社発電設備より発電した電力を、送配電事業者の送配電網を通して、自社と「密接な関係」にある遠隔地の拠点に送電することです。自己託送の適用例としましては、下記のようなケースが想定されます。

  • 使っていない土地に太陽光発電設備を設置し、自社の拠点に電力を自己託送
  • 自社拠点に設置した太陽光発電設備より発電した電力が、休日には使いきれないため、自社の別拠点に電力を自己託送

再生可能エネルギー由来の電力を自己託送することにより、CO2排出量の削減や、電力購入量の削減、といった効果が期待できます。また、使用していない土地の有効活用といった観点からもメリットがあります。

自己託送はこのような方にお勧めです

  • CO2削減のために、再生可能エネルギーの利用率を増やしたい
  • 将来の電気料金の値上がりが不安
  • 使っていない土地を有効利用したい

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（実施効果の試算イメージ）

一方で、自己託送を行う際には、計画値同時同量制度(注1)に従い、託送量（託送する電力量）の計画を作成・事前提出する義務が発生します。そのため、計画提出に必要なオペレーションへの対応や、計画と実績が乖離した場合に発生するペナルティ(インバランス料金)の負担、自己託送を開始するにあたっての準備や契約、手続きが大変など、お悩みも多いのではないでしょうか。

  • 注1：
    計画値同時同量制度とは「30分間に消費される電力量」と「30分間に発電する電力量」を一致させること。

自己託送をはじめるにあたってのお悩み

  • 日々の運用業務の負担
    　あらかじめ託送する電力量を予測し、予測結果をもとに託送計画を作成・提出する必要がある
  • ペナルティ（インバランス料金）の負担
    　提出した計画と実績の差は、インバランスという形で精算するため、インバランスが多くなると収益が安定しない
  • 準備や契約、手続きが大変

このようなお悩みを
NECのクラウドサービスで解決します

託送計画の作成や、電力広域的運営
推進機関（OCCTO）への報告など、
日々の運用業務の負担が大きい

  • 託送量の予測・託送計画作成/提出の支援機能、および電力状況監視機能により、日々の運用業務の負担を軽減します。
  • 当社による自己託送運用代行により、お客様の負担をさらに軽減
    [オプションサービス/準備中]

計画と実績が乖離することで
発生するペナルティ
(インバランス料金)を軽減したい

  • 当社の予測技術による、高精度な計画作成
  • 当社の蓄電池制御技術により、実績を計画に近づけるリアルタイム制御を実現（蓄電池をお持ちのお客様のみ）

自己託送を開始するにあたっての
準備や契約、手続きが大変そう

  • 太陽光発電設備や蓄電池等の設置から、一般送配電事業者等との契約支援、設備の運用保守まで、パートナー企業とともに提供
    [オプションサービス]

クラウドサービスの特長

自己託送に必要な、「託送量予測」「託送計画作成/提出」「実需給時の監視」まで、簡単な操作で対応可能なため、初めての方でも安心してご利用いただけます。

電力需給に影響するようなイベント情報や気象情報を加味して自己託送量を高精度に予測することで、計画と実績が乖離することで発生するペナルティ（インバランス）を軽減。蓄電池をお持ちのお客様に対しては、リアルタイム制御によりさらなるペナルティ軽減を実現可能。

当社我孫子事業場に太陽光発電設備、蓄電池を設置して「実証センター」を立ち上げ、自己託送の実運用および検証も行っています。得られた知見やノウハウを、本サービスにも活用しております。

提供機能

機能一覧

提供機能 概要
自動予測機能 電力広域的運営推進機関に提出する翌日計画の値をより正確に作成するために、当社独自のAI技術を用いて、発電地点の30分単位の託送量を自動で予測する機能
電力状況監視機能 各発電地点の電力量メータ情報を収集し、現在および過去の送受電状況を見える化する機能
リソース状況監視機能 発電リソースおよび制御リソースの情報を収集し、現在および過去の入出力電力や、リソースのステータスを見える化する機能。
リソース制御機能
（蓄電池をお持ちの方向け）		 天候の変化などにより発生しうるインバランス量をリアルタイムで監視し、インバランス量を低減するように蓄電池制御を行う機能。マニュアルによる充放電指示にも対応可能。
計画提出機能 操作画面上から簡易的な操作で計画を作成し、電力広域的運営推進機関に提出することで、計画作成・提出するための必要が作業時間を大幅に削減する機能。（小売電気事業者への計画提出はサポート対象外）
データ出力 過去の電力状況・リソース状況をExcel形式で出力する機能
セキュリティ ERABサイバーセキュリティガイドラインに準拠し、外部からのサイバー攻撃に対するセキュリティ対策を配備。クラウド基盤は、堅牢な国内のデータセンターに構築しているため、安心・安全にご利用いただくことが可能。

画面イメージ

●ログイン画面

●インバランス監視画面

●計画作成画面

ニュース

2024年2月5日
NEC、我孫子事業場から本社ビルに太陽光発電による再生可能エネルギーの自己託送を開始
～発電量と電力消費量の高精度な予測を可能とする独自AIを活用～
2023年7月12日
分散型エネルギーリソースを活用した実証事業を開始
～「令和5年度 蓄電池等分散型エネルギーリソース次世代技術構築実証事業」への参画について～　(2023/7/12)
2022年12月22日
NEC、企業や自治体の再生可能エネルギー使用比率向上に向け、自己託送を支援するクラウドサービスを新たに提供　(2022/12/22)

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