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WebSAM vDC Automation - 機能詳細

WebSAM vDC Automation - 機能詳細

ICTリソースのオーケストレーションに加えて、モニタリングなどの、クラウド運用全体を自動化する機能を提供。

機能 機能概要
vDC Automation の機能を利用するためのWeb ベースのGUIを標準提供。
ICTリソースをサービスカタログとして定義し管理、システム管理者だけでなく 利用者/テナントがリソースの利用申請、仮想マシン操作、稼働状況(使用率等)の参照を行う事が可能。
任意のサービスに対して vDCA を単一窓口としたリクエスト申請することやインスタンスとして管理することが可能。
この機能により、運用の柔軟性・俊敏性の獲得および複数サービス併用時の煩雑さを解消。
仮想CPU、仮想メモリなどの仮想マシンを構成する仮想リソースやディスク領域、IPアドレス(※)、VLAN ID(※)等のICTリソースをマルチテナントを意識してプール化。
各プール単位で、リソースの総量、使用量、未使用量、予約済み量などを管理可能。
セルフサービスポータル(サービスカタログ)を通して、仮想マシンや論理ネットワークのプロビジョニング(*2)を実行。
プロビジョニング時の前後処理やサーバ監視(*3)も同時に設定することが可能。
また、払い出したサーバやインスタンスに対してジョブ実行(*4)や任意のコマンド実行も可能。
<管理者向け>
管理者向けに、ハイパーバイザ、仮想マシンの障害監視機能を提供。また、サービス利用者向けにも仮想マシンのパフォーマンス情報を収集、蓄積して参照が可能。
<サービス利用者向け> (オプション)
監視機能をSaaS提供。払い出した仮想マシンについて、サービス利用者が、稼働状況、メッセージ、syslog/イベントログ/APログ管理、パフォーマンスの監視内容をカスタマイズして利用可能。
複数のリージョンに設置された vDC Automation 間を接続。
また、シングルサインオン認証(SAML V2.0)を利用することでシームレスな移動を実現。
  • ※1
    本機能を利用するには、オプションライセンス(ServiceLinker)が必要です。
  • ※2
    本機能を利用するには、別途SigmaSystemCenterのライセンスが必要です。
  • ※3
    本機能を利用するには、別途SystemManager Gのライセンスが必要です。
  • ※4
    本機能を利用するには、別途JobCenterのライセンスが必要です。

セルフサービスポータル

集約・共有化したICTリソースを、テナント(部門)の利用者に提供するためにスペックや構成情報をサービスカタログとして定義し、管理できます。
利用者は標準で付属するセルフサービスポータルを介して、利用者自らサービスの利用申請や仮想マシンの起動・停止操作、監視が可能です。
また、一部のパブリッククラウドのインスタンスも、ハイブリッドクラウド対応(API連携)によりオンプレミスと同じ画面で管理できます。(※)

  • ハイブリッドクラウド対応はWebSAM vDC Automation Standard Edition でサポートしている機能です。

サービス連携

vDC Automation のオプション機能である、ServiceLinker を利用すると、 既にお客様側で運用している任意のサービスに対して vDCA を単一窓口として管理することが可能となります。
お客様環境にて利用・運用しているサービスの利用申請(リクエスト)や、 申請完了後に作成されたサービスのインスタンス管理をvDCA SE ポータルを介して行うことができますので、運用の柔軟性・俊敏性の獲得および複数サービス併用時の煩雑さの解消が期待できます。

イメージ図

リソースプール管理

既存資産も含めたマルチベンダ環境のサーバ、ネットワーク、ストレージなどの各種ICTリソースを、「リソースプール化」して一元管理します。
ICTリソースの利用状況(予約済み/未使用/実利用等)の管理を自動化し、リアルタイムに空き状況を把握できるため、利用効率を向上させ、在庫を最小化することが可能です。

また、リソースプールを、部門や業務ごとに分割して利用できる「サブリソースプール」機能も提供。リソースプールの一定範囲を上限とする管理権限により、あたかも部門ごとにICTリソースを保有しているような、柔軟で実践的なクラウド環境の運用を実現します。

リソースプール管理機能概要図

プロビジョニング/オーケストレーション

単に仮想マシンの構築を行うだけでなく、ストレージ割当てやネットワーク設定、任意のプロビジョニング前後処理の実行など、実際に業務でその仮想マシンを利用するのに必要な一連の設定を自動化します。
リクエストはセルフサービスポータルを通して行われるため、ICTリソースの管理者が設定等の作業をすることなく、切り出しと同時に利用者が業務利用を開始することも可能です。

モニタリング

仮想マシン上に構築した業務システムも含めて、クラウドシステム全体を統合監視する機能を提供。サイレント障害の検知や影響範囲の特定、対処の自動化等、多様な監視機能によりダウンタイムを最小化し、基幹システム利用に求められる高可用性の実現を支援します。

マルチデータセンタ連携

マルチデータセンタ連携機能より、複数のリージョンに設置されたvDCA SE ポータル間を容易に移動することができます。
さらに、シングルサインオン機能を併用することにより、異なるリージョンのvDCA SE ポータル間をログイン画面を表示させることなく、シームレスに移動することが可能になります。

イメージ図