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AIで新しい楽しさを生み出したい
興味あることを仲間と追求できる環境
世良 拓也
AI・アナリティクス事業部
高い技術力とノウハウ持つNECで、憧れのAIに関わりたい!
私は小学校のころから、高度な知能を持つロボットのアニメや映画が好きでした。ロボットへの興味はAIへの憧れに変わり、大学、大学院では情報分野を専攻して自然言語処理を研究テーマに選びました。そんな私がNECを選んだ理由は大きく4つあります。
1つ目は、NECではデータサイエンティストが活躍していること。2つ目が、NECは多種多様な業界の課題解決においてコンサルタント的な役割を担っていると知り、自分もそういう役割に立ってみたかったこと。3つ目はAI研究で高い技術力とノウハウを誇っているところ。4つ目が、自分が研究していた自然言語処理の技術を発揮できると確信したことです。
就職活動では、実際にNECから話を聞く中で、長期間にわたってAI研究、データサイエンスに取り組んでいることを知り驚きました。そして、入社してみて感じたのは、NECは社外の技術でも良い技術は活用し、それをさらに向上させるような自社技術を組み込んで提案する、柔軟な会社だということです。
新人でも挑戦的な案件に携わり、「やってやろう」と奮起
私は入社4年目になります。私が最初に携わった案件は2018年、AIが新聞記事から時代のムードを味覚指標で表現し、その時代のムードを味わえる「あの頃は CHOCOLATE」の開発でした。AIに憧れていた私は、すぐにでも需要予測などができると胸を躍らせていたのですが、「まさかのチョコレート作り」。あれは衝撃でしたね。それでも1年目から挑戦的な案件を参加させていただき、嬉しかった覚えがあります。当然、責任は感じましたが「やってやろう」という気持ちでした。その最初の案件から、私が大学で研究していた自然言語処理のスキルが生かせたこともあり、やり遂げた後の充実感は例えようがありませんでした。
現在、私の中心的な業務は、製造業や官公庁向けの業務効率化、新しい技術を課題解決にどう活用できるのかを検証することです。お客さま先に出向いて、ゼロベースから本当に役立つシステムをお客さまと一緒に構築する仕事なので、とてもやりがいを感じています。
興味を追求できる「20%ルール」で、作曲するAIに取り組む
私の所属するAI・アナリティクス事業部には、事業部独自の方針である「20%ルール」というものがあります。これは、業務時間の20%を自分の興味のある研究に活用できる制度です。私はこの制度を使って、大量の画像を学習させて新しい画像を生成するAI「GAN」に注目し、それを活用する研究に取り組みました。研究と言っても大げさな活動ではなく、部活動のような感覚で事業部内から参加者を募り、数人の仲間と初めはアニメキャラクターなどの生成を試みました。
興味から始めたGANの研究ですが、さいたま国際芸術祭2020「Art Sightama」のファッション&アート企画「さいたまコレクション」に参加する機会を得て、その知識を生かすことができました。この企画で、さいたま市やファッションセンターしまむらと協力して、GANを活用したファッションの新しい概念に挑戦しました。こうしたGANの研究活動が事業部内で認められ、ビジネスに活用するための検証を他部署と協力して実施する機会にもつながり、1つの研究成果として実を結んだと手応えを得ました。
このGANを使う画像生成は、アルゴリズムの理解が必要になるため、本来の業務でも扱うディープラーニングの理解や知識向上にも役立てることができました。私は今、再び20%ルールを活用して、今度は3人の仲間とAIを用いた作曲の研究に取り組んでいます。AIに音楽と人の感覚を学習させ、新しい音楽を生成させる試みです。AIにはアカデミックなイメージがありますが、私は遊び心も必要だと思っています。人の好奇心とか欲求がAIと化学反応を起こして、AIの進化を加速させると信じていますから。この20%ルールは先輩や同僚、後輩と一緒に、遊び心と業務を融合させられる、とても有意義な時間だと思いますね。
プライベートで音楽制作を仕事にできる、恵まれた環境
NECでは兼職が認められていますので、私はプライベートで楽曲提供や音楽制作の仕事もしています。今年は、音楽パートナーと制作した楽曲を、アニメのオープニング曲に採用して頂くことができ、夢が実現してとても嬉しかったです。兼職については上司や先輩、同僚から認めていただいています。
ワークライフバランスを充実させることのできる点で、大変恵まれており、プライベートでも好きなことを仕事にできるNECの環境には、とても感謝しています。